山行報告一覧

東海道歩き&茶摘み

箱根旧街道石畳を「畑宿」(バス停)から「甘酒茶屋」まで約2.5㎞を歩き、400年前と同じ製法で米と米麴のみを使って作る味わいのある甘酒を楽しみました。次に歌川広重の「東海道五十三次」の画題にもなった茅葺屋根の古民家・老舗創業400年丸子宿「丁子屋」でお昼にとろろ汁を食べました。松尾芭蕉「梅若菜まりこの宿のとろ々汁」の句も有名です。流石老舗だけあって麦ご飯ととろろ汁、絶妙な味わいでした。
二時半から予約している静岡県牧之原市にある五月園で茶摘みと手揉みを体験します。茶摘みの衣装を着て(手拭い、手甲、たすき)新芽の一番上の心葉を笊を持ってお茶の葉を入れ、八十八夜の新茶を摘む予定が雨が降ってきたので手揉みだけの体験になりました。女性陣だけ衣装を付けて慣れない手つきで手揉み体験をして自身での手揉みしたお茶をお土産に持って帰りました。(初物のお茶を飲むと、一年間無病息災で過ごせるとの言い伝えがあります) (Y.U)

 

<実施日>4月5日(金) <参加者>9名
<コース> 三鷹駅→畑宿バス停~甘酒茶屋(間の宿 畑宿)→丁子屋→五月園→三鷹駅
2024年04月05日

スペシャル お花見 井の頭公園 

桜の開花が去年より1週間ほど遅くなり、普段でも開花の遅れる井の頭公園の花見は一週延期の予備日の31日に行われました。花見が近づくにつれ急に暖かい日が続き当日も26度を超えて花見の延期は大当たりでした。コロナの影響もあるのか花見客は少なめで、以前ならあった橋の渋滞もありませんが公園を走る人が増えています。12時過ぎ集まった人数も20名を超え、賑やかになってきました。大島桜は満開で散り始めており、ソメイヨシノは7分咲き、暖かな日差しにさらにほころんで8分咲きでちらほらと落ちる花びらもありお花見らしくなりました。今年は明るくなりだした6時に場所取りをしました。いつもは寝袋に潜り込み花冷えをやり過ごすのですが、今年は暖かくて助かりました。10時の集合時間には数人だった会の仲間も最終的には20人以上となり、山の歌の合唱ありと賑やかになり持ち寄った酒肴でお花見を楽しみ2時過ぎの解散となりました。(T.T.)

 

<実施日>3月31日(日) <参加者>22名
2024年03月31日

東大寺お水取り&葛城山

▼3月11日(月) 東京駅→京都駅 世界遺産東寺に向かい、京都のシンボル五重塔、本堂、宝物館を見学し歴史の深さを感じます。哲学の道近くの「銀閣寺いかな」で特別ランチを頂く。二年坂、三年坂の八坂の塔も歩き外人さんが多いのに驚きました。夕食は「がんこ高瀬川二条苑」で舞妓さんにお会いでき嬉しかったです。
▼3月12日(火) 東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯-京都八条口-近鉄奈良駅~興福寺~春日大社~東大寺お水取り~ホテル天平ならまち(泊)  朝、hotelの送迎バスで京都駅まで乗り、近鉄奈良駅へ移動する。先ずは興福寺の国宝館で麗しの阿修羅像にお会いし、社殿が美しい春日大社に寄る。東大寺二月堂・修二会は1270年以上絶えることなく続く行事で練行衆の「お松明」が欄干から火の粉を散らしつつ堂前の舞台を進む姿が圧巻で今夜は11本のひと際大きな「籠松明(かごたいまつ)」が上がります。修二会は19時半が開始ですが16時半から立って並びました。お昼から雨も上がり目の前で赤々と燃える松明が見れ火の粉が舞台から打ち振られて飛び散る景色は寒さも忘れて見続け感動しました。
▼3月13日(水) 葛城山登山959ⅿ 猿沢池近くのホテル出発しJR奈良駅に向かう。葛城山は関西では人気の山で5月中旬つつじが美しいです。ダイヤモンドトレールの途上にあり、山頂から大和三山(畝傍山、耳成山、天香久山)、金剛山を眺めることができました。下山後地酒櫛羅(くじら)で乾杯をし仲間と共有できたこと感謝致します!!   (Y.U)           

 

<実施日>3月11日(月)~13日(水) <参加者>8名
2024年03月11日

陣馬形山

元々は2,3を使って会山行の西穂独標を開催する予定だったが、強風の為に登れたとしてもロープウェイが動いていない可能性を鑑みて中止とし、残ったメンバー達と代替プランとして陣馬形山への日帰りスノーハイクとした。

駐車位置も良い場所が見つかって登山開始。冬靴は履いているものの途中まで雪は無かった。こういった時が一番装備の選択に悩むのだ・・・案の定先輩方からは『早い!』と言われてしまい、またもや歩くペースが分からなくなってしまう。
そんなこんなでも好天の中でのスノーハイクを楽しみながら頂上へ。噂にたがわぬ絶景!!!
空木や木曽駒を始めとした中央アルプス、北岳や塩見岳が見える南アルプス。そして遠くには北アルプスまで見え、寒いはずの頂上で1時間くらい過ごして下山。

帰りに米沢酒造で米国金賞受賞の日本酒をお土産に帰京。天気さえ良ければ素晴らしい山だった。
ただ一つ、駒ケ根からの日帰りはキツいかな~と(笑)。(Y.H.)

 

<実施日>3月2日(土) <参加者>6名
<コース> 陣馬形山登山口→ベンチ→鉄塔→陣馬形山山頂→鉄塔→ベンチ→陣馬形山登山口
2024年03月02日

アイスクライミングin岩根山荘

前回の4日に続いて8日にも開催と今年は去年よりも1回多く出来た。
が、前回の中津峡のコンディションが良ければ同じ場所の予定だったが、帰り際にはかなり剥がれてしまったので岩根山荘へ変更・・・。

今年の育ち方は階段状と初心者には易しい感じ。それでもベースは垂壁なのでそれなりに立っていますが。
平日にも関わらず他に10人ほど来ており、時にはルートを交換したりして楽しんだ。

年々やる人が少なくなっている気がするが、がっつりアルパインという話では無くジムで登っているくらいの気持ちで来年も開催していきたい。(Y.H.)

 

<実施日>2月8日(木) <参加者>4名
<コース> 岩根山荘前
2024年02月08日

アイスクライミングin中津峡

今年も季節限定の中でも更に限定のアイスクライミング。

今回は師匠が通っていた中津峡を紹介して頂いた。
吊り橋を渡って~♪懸垂下降して~♪下りてちょっと歩けば滝まで~♪とアクセスは良好!
ただ、雪も不作だけでなくこの時期は暖かかったせいもあって薄氷と期待外れ。
『まぁ~ちょっと登ってみますか!?』と中間支点も取らずにガシガシ登る師匠、念の為とボディビレイで着けたロープも意味が無い(笑)
滝上で支点を取りTRにてTake-Off。薄いから怖いのなんの。それでも上までは登りきれたし今回初めてのMさんもしっかりと登って楽しむ。
2回目は師匠のアックスを借りてみる。今のピックと違って彫刻刀の丸刀を逆さまにした感じだが、しっかりと安定して安心感が半端ない!これならガシガシ登れるはずだ。

最後に師匠から譲り受けるスクリューで少し遊んで帰京した。(Y.H.)

 

<実施日>2月4日(日) <参加者>3名
<コース> 中津峡駐車場 → 吊り橋 → 入渓
2024年02月04日

赤城山

年末は師走らしく忙しい為に雪山シーズン初めは1月となってしまう・・・
という事でアイゼンの重みを感じながらのトレーニングとして赤城山を計画。が、暖冬により雪は不作だったのでせいぜいチェーンスパイク程度で十分なコンディションだった。
『せっかくここまで来たんだから』とアイゼン装着時に前爪付を選択した。
1年ぶりのアイゼンはやはり重い・・・そして更に赤城山の急登が足に堪える・・・それでも何とか頂上へ到着。足慣らしだったのでピストンで下山する予定だったが、同じ道の下りは厳しそうだから駒ヶ岳を回って下りるルートを選択したいというリクエストがあり、パーティの安全を優先して駒ヶ岳を回るルートにて下山。
まだまだ雪は少なかったですが久しぶりの雪山をみんな楽しんでいました。(Y.H.)

 

<実施日>1月20日(土) <参加者>6名
<コース> 黒檜山登山口→赤城山→駒ヶ岳→駒ヶ岳登山口→黒檜山登山口駐車場
2024年01月20日

岩場のセルフレスキュー講習(都岳連主催)

会で招いた以外で都岳連主催の講習を受講するのは初めてであった。
都岳連加盟山岳会とJRO若しくはココヘリ加入のW値引きでかなりお手頃な価格で受講する事が出来た。

メニューはバックアップ付き懸垂下降から始まり、マッシャーを流用した登り返し、バックアップ付き懸垂下降中から登り返しのシステム構築からの登り返し、セカンドビレイ時におけるセカンド(フォロー)の安全な降ろし方や引き上げ方(1/3システム)

当会でなかなかマルチピッチをやれる人が少ない事とタイミングが合い辛いこともあって使用する機会は少ないが一つ一つ良い刺激であり、近くの公園での練習もする事が出来るのでしっかりとシステムを憶えておきたい。
今回の核心は何と言ってもプルージックコードとロープの相性の難しさだった・・・。(Y.H.)

 

<実施日>12月17日(日) <参加者>1名
<コース> 平戸の岩場(東吾野)
2023年12月17日

御坂山塊縦走と竜ヶ岳ダイヤモンド富士

心配された雨も天下茶屋到着時にはあがり、青空が垣間見える幸先の良いスタートとなった。アップダウンを繰り返しながら落葉した樹林帯を歩く。さるのこしかけや寄生植物をみつけながら陽だまりを心地よく進んだ。新道峠付近ではFUJIYAMAツインテラスを堪能。大石峠より下山しすごいと前評判の夕食を楽しみに若葉荘に向かった。十二分なおもてなし料理を美味しく頂き早々に夢の中へ。三時半起床。にぎったばかりのおにぎりに心温められ竜ヶ岳へ出発。ヘッデンをつけて石仏コースを登る。富士山のシルエットを顧みながら山頂へ。手をかじかませながら太陽を待つと、七時半過ぎにみごとなダイヤモンド富士が出現。頑張ってよかった!湖畔コースより下山しジャンボタクシーにて紅葉台へ移動。三湖台、五湖台からの眺めもよく大満足に登山をしめくくった。2日間で30km強歩いたが、富士山と皆様からパワーを貰えるとても楽しい思い出深い山行だった。(K.M.)

 

<実施日>12月16日(土)~17日(日) <参加者> 9名
<コース>16日 天下茶屋-御坂山-黒岳-破風山-中藤山-大石峠-登山口 
     17日 竜ヶ岳登山口-竜ヶ岳-竜ヶ岳登山口(車移動)紅葉台-足和田山-一本木BS
2023年12月16日

景信山でお餅つき

寒暖差が激しい昨今、当日は季節外れの暖かな日となりトレードマークのサンタ帽が少し暑い。用意した食材を参加者31名が分担し小仏バス停から山頂直下の影信茶屋へ4チームに分かれて登る。遅い紅葉がまだ美しいが登山道は深い落ち葉に覆われている箇所も。予約した3臼(6升)をキノコ汁、大根からみ、柚子ネギ、またヨモギ餅が加わりきなこ、あんこで頂く。お口直しの白菜サラダも美味しい。みんな2臼で満腹となり最後の1臼はお持ち帰りとなった。帰りは我々を上回る日本トレッキング協会の40名と同時刻の下山となり、人気の程がうかがわれる。(J.Y.)

 

<実施日>12月9日(土) <参加者>31名
<コース> 小仏バス停~南東尾根~景信茶屋~南東尾根~小仏バス停
2023年12月09日

伊豆山稜線歩道 天城峠~金冠山

川端康成の伊豆の踊子で有名な天城峠より登山開始。樹林帯の中、緩やかな斜面を登る。常緑樹の中に時折、赤や黄色に紅葉した木々が上品に交じり美しい。尾根に出ると山頂が白く冠雪した富士山が美しい。伊豆の山が360°見渡せ、正に天空の稜線歩き。遠くに南アルプスの白く連なる山脈が神々しい。一日目の下山後、筋肉痛に効用のある宿の宇久須温泉で疲れを癒し、新鮮な地魚の豪勢な舟盛りに舌鼓を打ち、楽しい歓談と夕食のご褒美。二日目は雲一つない快晴の空の下、正面に富士山を見ながら、眼下に海が見え、たおやかな伊豆の山々が見渡せる。朝の陽の光を受け我々が歩く縦隊の影が対岸の山に映り、影絵のように見え、何となくロマンチック感。伊豆山稜線歩道は幾つも峠を超え、Up,Downを繰り返し、達磨山、小達磨山を踏破し、最後の金冠山で伊豆山稜登山がFinale。美しい富士山と伊豆の山々、そして海の素晴らしい景色を満喫。終わってみるとなんと万歩計が2日間計で30.8km。(H.Y.)

 

<実施日>11月18日(土)~19日(日) <参加者> 7名
<コース> (一日目)天城峠―古峠―二本杉峠―滑沢峠―ツゲ峠―猫越峠―猫越岳―後藤山―仁科峠
(二日目)風早峠―宇久須峠―土肥峠―南無妙峠―棚場山―古希山―達磨山―金冠山―戸田峠 
2023年11月18日

第二回読図講習会in 原市場

山の登山アプリ講習を終えた翌月、これもまた二回目となる読図講習会を開催。
今回は飯能から棒ノ嶺へ向かう途中の原市場を設定。興味も無い人から見れば行く価値も無い所であるのだろうけど、読図に必要な道迷いや偽ピーク等がしっかりと用意してあり、高圧電線が走っている尾根歩きにしてはとても良い地図読みの練習場であった。
先生としかけていた迷いそうなポイントすべてにひっかかり右往左往する生徒達。もちろん先生達は居ない前提なので聞くことが出来ず、『遭難するかもしれないけど進む道』と『遭難しないだろうけどちょっと怖い道』を選択しながらどんどん先へ進む。

結果としては全委員無事に予定の原市場神社へたどり着き、安堵の息。
飯能駅前での反省会も読図の話で持ちきりだった。やって良かったなぁ~(Y.H.)

 

<実施日>11月11日(土)・12日(日) 
<参加者>両日参加5名、実地のみ1名
<コース> 赤沢→天神峠→P384→P382→P286→P258→原市場神社
2023年11月11日

第二回登山アプリ講講習会in相模原嵐山

昨年も行った地図アプリ講習会。今回は前回と同じ失敗してしまわない様にだれでも登れる山を探した。
日本山岳会の授業でも使用していた相模原『嵐山』を選択した。
1日目は座学。相変わらずログインIDとPASSで進まなくなる人が出る・・・。すんなりと進む人はそれぞれのルート作りに移動してもらい登山届申請と地図DLへ
2日目は実地。
実際に地図アプリを立ち上げて記録と現在地を確認してスタート。頂上の嵐山までは何の無理も無く地形図の勉強をしながら登ってこれた。下山が大変。地形図や地図に載っていない川や傾斜があったのでだれもが苦戦。何とかプレジャーフォレストに到着し、反省会をして変えることが出来ました。なかなか良いコースだ♪(Y.H.)

 

<実施日>10月21日(土)・22日(日) 
<参加者>両日参加18名、実地のみ1名
<コース> 嵐山登山口(参宮口→嵐山→東海自然歩道→鼠坂→プレジャーフォレスト
2023年10月21日

塔ノ岳表尾根~大倉尾根

塔ノ岳尊仏山荘に泊まって満月を愛でる一泊二日の会山行です。表尾根登山口から登り始め気温が高く湿度もあり暑かったです。三ノ塔を過ぎると鎖場があり緊張します。秦野市街、相模湾、真鶴半島が望め、可憐なホトトギス、ヤマボウシの赤い実、リンドウ、ススキ、ツルニンジン、野菊に出会えて秋を感じました。尊仏山荘に着いた頃から雨が降り出し満月と絶景の夜景は諦めていたところ夜半に雨が上がり美しい中秋の名月と煌めく夜景を見ることができ感動しました。尊仏山荘は清潔で心のこもった手作りのカレーとおでんが美味しく山小屋のご主人が気さくで素敵な方でした。下山は大倉尾根を下り花立山荘に泊まって登ってきた元気な年長組5歳児11名と親御さんグループに出会い爽やかな嬉しい遭遇に驚きました。大倉で購入した栗、落花生がとても美味しく、下山後秦野市の天然温泉・富士見の湯に浸かって疲れを癒しラッキーな山行を思い出し本当に感謝致します。(Y.U.)

 

<実施日>9月29日(金)~30日(土) <参加者> 6名
<コース> 9/29:秦野―ヤビツ峠―表尾根登山口―菩堤峠―日本武尊の足跡―二ノ峠―三ノ峠―新大日岳―塔ノ岳
9/30:尊仏山荘―花立山荘―堀山の家―見晴茶屋―大倉

2023年09月30日

尾瀬沼、尾瀬ヶ原

秋の草紅葉を求めて、新潟ルートで尾瀬沼、尾瀬ヶ原に行って来ました。24日は新幹線で浦佐まで行き、バスで奥只見湖に着いて遊覧船で湖をを渡り、またバスで御池に出てその日は綺麗な御池ロッジに、泊まりました。25日はバスで沼山峠まで行き、歩いて峠を越えて、大江湿原を過ぎて尾瀬沼に出て、長蔵小屋別館の雰囲気の抜群のカフェでまったりしました。尾瀬沼尻て昼食をとり、峠をこえて尾瀬ヶ原にでて草紅葉を満喫しつつ東電小屋に入りました。26日はのんびりと尾瀬ヶ原を横断して、山の鼻から1時間ほど登り鳩待峠には昼頃着きました。タクシーて尾瀬戸倉におりて、すごい蕎麦、良い温泉を満喫して、高速バスで7時過ぎには新宿パスタで解散しました。また行きたくなる秋の尾瀬でした。(T.H)

 

<実施日> 9/24(日)〜26(火) <参加者> 8名
<コース> 御池ロッジ=沼山峠-尾瀬沼-尾瀬ヶ原-東電小屋―鳩待峠
2023年09月26日

雨飾山(山田旅館泊)

早朝出発し、陽が上がり切る頃には、すでに汗ばみ始める。その頃には急登が続き、ガレ場あり、ロープ設置あり、ハシゴありで、息を抜けず、息が上がる。アップダウンが激しくなるそんな中、荒菅沢に降り立つと雲の合間に雨飾山頂が覗かす。中間地点だ。ここから笹平までの道も険しかった。岩場があり、平坦な道は少ない。ようやく笹平到着。文字通りの笹が生い茂り平坦な場所が続く。笹のおかげで足元が見づらく、朝露が衣服を濡らす。そして、この道が女神の輪郭を形作っているとは登頂まで理解できなかった。この道こそが『女神の横顔』そのものなのだった。それまでの苦労を補って余りある360°大パノラマ。糸魚川市の町や港が広がり日本海までにおよび、一方では北アルプスの山々を一望できる大絶景。憧れの槍ヶ岳までが見えたのだった。最高の夏山締め括りになった。(M.M)

 

<実施日> 9/24(日)〜25(月) <参加者> 6名
<コース> 雨飾山高原登山口→荒菅沢→笹平→雨飾山→笹平→荒菅沢→雨飾山高原登山口
2023年09月25日

美濃戸~御小屋山

八王子駅発松本行きの中央線に乗り2時間程。夏山に誘う青い空と雲、鳳凰三山が眺められる。日野春で特急に追い越される。茅野駅からアルピコタクシーで美濃戸口に。
花々を楽しみながら別荘地を進むと、数分で御小屋尾根登山口。
山頂を目指す。美濃戸口⇔阿弥陀岳の標識を道なりに進むと、瑞々しい苔や倒木のある幻想的な風景へ。気持ちよく歩いていたが、なんだか怪しい。御小屋山の巻き道であることに気付き引き返す。標識右上の急登が御小屋山へ向かう正しい道。漸く山頂に到着。
急いで昼食をとり下山にかかる。舟山十字路で舗装路に出る。雨が降りだし、スピードを上げて八ヶ岳美術館を目指す。全員揃ったところで八ヶ岳美術館に入館、と同時に激しい雨。タイミングがよい。20分ほど展示作品を見学し、タクシーの迎えを待つ頃には小降りに。茅野駅に着く頃には雨は上がっていた。茅野駅で解散。普通列車と特急に分かれて帰路に着く。(M.T)

 

<実施日> 8月26日(土) <参加者> 12名
<コース> 美濃戸口 → 御小屋尾根登山口 → 御小屋山(御柱山)→ 船山十字路 → 八ヶ岳美術館
2023年08月26日

富士峰園地(御岳山)・日の出山

今回は、レンゲショウマを観賞して富士峰園地(御岳山)から日の出山を経て武蔵五日市駅に至るコース。
富士峰園地には、見頃を迎えた「夏の妖精」と称されるレンゲショウマが沢山咲いている。
薄い紫色の可憐な花が風に吹かれてゆれる姿は、儚さと同時に優雅さを感じさせるところがあり清々しい気持ちに・・・
レンゲショウマを堪能した後は、日の出山を目指しての歩行タイム。富士峰園地から日の出山までは、なだらかな下りコース。木陰の中、風も通っていて軽やかに足が進む。「日の出山」山頂からの眺望は素晴らしく奥多摩の山々はもちろん西武ドーム、スカイツリーまで見渡せる。山名が示すように山頂から見る日の出は、とても素敵に違いない。
夏の日の思い出に残る1日となった。(T.K)

 

<実施日> 8月24日(木) <参加者> 13名
<コース> 御嶽駅~御岳富士峰園地~日の出山~武蔵五日市駅
2023年08月24日

沢トレ 棡葉窪(ゆずりはくぼ)

沢のシーズン(!?)が始まって早1か月。沢トレーニングを開催した。
昨年行った西棚の沢では少し物足りない感があったので今回は棡葉窪にて開催。

初心者には事前の装備の相談から始まり、歩き方や遡行図の見方・地形図を使用しておおまかな現在地の把握等を行い、経験者にはお助けロープを装備してもらい肩がらみや腰がらみのレクチャーと練習をしてもらいながらゆっくりと遡行。沢下降してもらうのは難しそうだったので脱渓点まで遡行した。

ちょっと初心者には厳しいとの声が多かったのが反省点。当会の沢初心者には西棚の沢がちょうど良いのかもしれない。

(Y.H.)

 

<実施日> 6月18日(日) <参加者> 6名
<コース> 清水橋→F1~F3→仕事道→清水橋
2023年06月18日

PolePole山行 南沢あじさい山

梅雨なのに梅雨らしくない晴天そして30度を超えるであろう気温の下での実施。武蔵五日市駅の北口(裏口?)を出ると鉛筆型の妖精? ZiZiが道案内をする。途中道端にレタスが。しかも「ご自由にお持ち下さい」…野菜直売と‘ご自由に’に目が無いおばさん達があっという間にGET!南沢あじさい山は協力金の案内が真新しいので‘もしや?’と思ったらやっぱり600円に値上げ!南沢忠一さんが丹精込めた紫陽花が満開…アナベル、カシワバアジサイ、ガクアジサイ等々。紫陽花は小雨に打たれているのが風情が有るが、青空の下の紫陽花もそれなりに。後から植えた山の上の方がまだ開花し切っていなかったが十分に堪能!昼食を摂った金毘羅神社近くの休憩所付近から五日市に下る登山道にはウツボグサが一杯!檜原街道が見えて来るとSLは大急ぎで「寿庵忠左衛門」に行き席の確保。1時間待ったが美味しい蕎麦と根曲がり竹他の天ぷら&地酒「喜正」やビールで楽しく締める事が出来た!  (H.T.)

 

<実施日> 6月17日(土) <参加者> 8名
<コース> 武蔵五日市~南沢あじさい山~金比羅山~金毘羅神社.展望台~武蔵五日市駅
2023年06月17日

2023岩トレ 平戸の岩場

昨年に引き続き、沢を始めたい方や岩稜帯歩きの練習として平戸の岩場(要予約)での岩トレを開催してきた。

今年は残念ながら6名という少人数でしたが、先生3名に対して生徒3名とマンツーマン状態に・・・。良いのか悪いのかと思ったが、受けた生徒側からするととても充実した練習が出来たみたいで良かった。


教えたい事は沢山あったが、登攀と懸垂下降をメインに行い人によってはセカンドビレイの手順やリードビレイの練習を行った。

カリっカリのクライミングまでは程遠いが、少しづつ出来るところからみんなで無理なくレベルアップしていきたい。

(Y.H.)

 

<実施日> 5月28日(日) <参加者> 6名
<コース> 東吾野駅→平戸の岩場→東吾野駅
2023年05月28日

【個人山行】岩トレ 鷹取山

5/28に開催する平戸の岩場がスケジュール変更となった為、参加できなくなってしまった人の為に計画。
追浜駅から結構歩くのだが、ネットで予約できる駐車場を見つけたので車で移動。当会もこういったツールを使って便利に山行やスケジュールを整理出来ればと思う。

参加者は沢に行きたい初心者が多かった為、必須となる懸垂下降を中心に練習。バックアップ付き懸垂下降や登り返し・3分の1システムを学び、ついでに登攀をした途中で雨が降ってきてタイムアップ。


鷹取山は自分が最初に登った岩場。ビレイばかりやっていたので自分の番が来る前に終わってしまい、とても残念・・・。
次の機会には登ってみたいが・・・上達していなかったらどうしよう(^^;)

(Y.H.)

 

<実施日> 5月14日(日)  <参加者>6名
<コース> 鷹取山公園内
2023年05月14日

PolePole山行 夜叉神峠・山梨県立美術館

夜叉神峠は、日本アルプスの最高峰で日本第二の高峰、北岳を盟主とする白峰三山の展望台として知られている。登山口から峠に行き着くまで、とりたてていうほどの眺めはないが、可憐な菫や、みずみずしい橅の新緑に心が洗われる。峠まで若い人なら1時間。我々は1時間50分でゆっくり登る。峠で突然目の前に現れる白峰山の豪快な山容に息をのむ。そしてその圧倒的な迫力に感激する。北岳・間ノ岳・農鳥岳が、それほど大きく、高く、そして美しい。同行者の感激と喜びが、私の胸にこだまする。リーダー冥利に尽きる。好天に恵まれ、至福のひと時を与えてくれた夜叉の神に感謝。帰路は山梨県立美術館に立ち寄る。そこはミレーの美術館とも言われている。《種をまく人》《落穂拾い》等を学芸員の方に解説していただき、名画を心ゆくまで観賞した。
夜叉神峠と山梨県立美術館、共に魅力的な所です。ぜひ一度行ってみてください。”Seeing is believing.” 「百聞は一見にしかず」ですよ。(S.M.)

 

<実施日> 5月9日(火) <参加者> 9名
<コース>三鷹(中央道)甲府~登山口(夜叉神峠往復)~美術館~甲府(中央道)三鷹
2023年05月09日

PolePole山行 雪の大谷・黒部ダム

今を時めく雪の大谷に行ってきました。
1日目は新幹線で富山まで行き、地鉄、ケーブル、バスを乗り継いで室堂バスターミナルに着きました。そこはまだ真冬、アイゼンを履き、日本一高所のみくりが池温泉まで歩きました。源泉かけ流しの温泉を満喫してまったりしていると、館内放送があり小屋を出た坂の下にライチョウが出現しているとのこと、カメラを持って飛び出すと、まだ冬毛に包まれた雷鳥の家族。見飽きないいとおしい姿でした。
2日目は舗装道路をくだると、両側の切り立った高さ12ⅿほどの雪の断崖になってきました。そこが有名な雪の大谷です。大勢の中国人も大喜びしていました。帰りはアイゼンを履き、雪の立山三山、剣岳等に囲まれたパノラマロ―ドという道で、室堂の大雪原をゆっくり歩き、バスターミナルに戻りました。そしてバス、ロープウエイを乗り継いで黒4ダムに着きます。思っていたほど雪はなかったものの、アルプス最深部の絶景に感動して、名物のダムカレーで満腹にして、国内最後のトロリーバスに乗って扇沢まで下りました。予約していたジャンボタクシーに乗り、無事に夕刻には三鷹に着きました。 天候にも、温泉にも、小屋の食事にも恵まれた、夢のようなのんびりした2日間でした。 (T.H.)

 

<実施日> 4月24日(月)~25日(火) <参加者>9名
<コース> 立山みくりが池温泉~雪の大谷~黒4ダム
2023年04月24日

霧訪山

タクシーは山の神自然園の登山口からさらに進み「たまらずの池」まで。20分ほど時間節約になりました。ミツバツツジが所々に咲き山を彩っています。登山路はよく整備されていてこの山が地元の人に好まれていることがよくわかります。地元の登山者だけではなく遠く金沢からも訪れているパーティもありました。「ブナの別れ」の手前でカタクリに出会い写真に収めます。女坂ではカタクリ群生が見られました。山頂からの眺望が雑誌で1番に取り上げられたという霧訪山からの眺めは、雪の残る木曽駒・宝剣山から北アルプス穂高・槍ヶ岳、常念、蓼科山、八ヶ岳と見事です。翁草が一輪保護されていました。大芝山に向かう尾根道にはカタクリの群落が見られます。新緑と唐松の芽生えやムシカリの白い花、ヒトリシズカ、ニリンソウと春に咲く花を堪能しました。大芝山から国道のうとう峠に降りました。 (T.T.)

 

<実施日> 4月21日(金) <参加者>9名
<コース> 山の神自然園・霧訪山・大芝山・うとう峠
2023年04月21日

又兵衛の一本桜&山の辺の道

一日目は京都駅で全員合流。近鉄に乗換て榛原駅。榛原駅の観光案内所で電動自転車をレンタル。全員が電動自転車に乗るのは初めて。一路又兵衛の一本桜をめざす。宇陀川添いのサイクリングロードは桜並木もありのどかな奈良の田園風景を1時間ほど走る。「ヒルトコcafe」で美味しいランチを食す。カフェの前にはレンゲソウが咲いている、これぞ奈良の風景。数分で又兵衛の桜に到着。西の横綱瀧桜、樹齢300年、堂々たる枝ぶりは蒼空によく映えていた。しかし、ああ!、残念。桜は完全に散っていた。満開の時にまた来たいと思った。三輪駅に戻り大神神社御用達の料理旅館大正楼に投宿。
二日目は山の辺の道ハイキング。山の辺の道は、三輪から奈良へと通じる上古の道。桧原神社の鳥居からは写真家入江泰吉がこよなく愛した二上山が綺麗に望め絶景。まさに古事記にうたわれた『大和は国のまほろば たたなづく青垣 山ごもれる大和 美わし』、葛城山、金剛山、吉野山、手前には大和三山の耳成山、畝傍山、天香久山を見渡すことができた。長岳寺で昼食に三輪そうめんを食べる予定だったが休業。時間の都合上ここから柳本駅に戻り、三輪駅の「福神堂」で本場の三輪そうめんを頂いた。
三日目は個人山行に変えもう一泊、吉野で泊まった。西行庵までトレッキング。バスに乗り奥千本へ。金峯神社でお参りをして奥千本の綺麗な桜を見ながら西行庵まで歩いた。この近くにY.Mが応募した「令和の献木」の桜の木を見に行った。献木桜を見ることができた。最後に大阪造幣局の「桜通り抜け」、八重桜が満開で見事でした。盛りだくさんの山旅でした。(Y.M)

 

<実施日>4月9日(日)~10日(月) <参加者>9名
<コース>一日目 京都駅~大和八木駅~榛原駅(レンタサイクル)~又兵衛の桜~榛原駅~桜井駅~三輪駅(泊)、二日目 宿~大神神社(三輪明神)~桧原神社~崇神天皇陵~長岳寺~柳本駅~三輪駅~高田駅~吉野口駅~吉野中千本(泊)
2023年04月09日

2023雪山講習中級編

雪山中級と言ってもどこからどこまでかの概念は難しい事もあり、今回の講習においては1日目は天神平で訓練、2日目は1シーズン総集編として谷川岳登山とした。
〇Day-1
タコツボ掘りと埋没&掘り起こし訓練、シート搬送、ショートロープでの歩き方を練習した。
雪崩に遭った時やビバークが必要となった際に使う技術である事が多かった事もあり、新鮮だったようだ。
〇Day-2
今日も良い天気。暑いくらいだった。
装備を整えスタート、稜線までの急登はキツい!
熊穴沢避難小屋との間でロープ場があった。アイゼン装着だとちょっと厳しそうな感じで時間を要した。そのうち岩場でのアイゼンワークトレーニングをやっておくとレベルアップするかも・・・ちょっと考えてみよう。
それでも何とか肩の小屋手前まで。最後の急登はゆっくりとそしてしっかりと足を置いて足を休ませながらあるく練習をしながら登ってもらった。

会で雪山を目指す人を増やしたいと思って始めた雪山講習。無事に今シーズンも終了です♪
(Y.H.)

 

<実施日>3月31日(金)-4月1日(土) <参加者>5名
<コース>1日目:天神平スキー場、2日目:天神平-熊穴沢避難小屋-肩の小屋-トマの耳-オキの耳-トマの耳-肩の小屋-熊穴沢避難小屋-天神平 
2023年03月31日

アイスクライミングin岩根山荘

武蔵野市、三鷹市になじみ深い川上村にある岩根山荘の山荘前にあるアイスクライミングゲレンデでアイスクライミング!

山荘前にゲレンデがあるので車下りてすぐだし、アックスやモノポイントアイゼンのレンタルもあるし、申し込めばお昼に温かい食べ物を食べる事も出来る♪
そう。正にお手軽に楽しむにはとても良い場所なのだ。日帰りは平日だけしか予約出来ないのがちょっと残念(!?)
まったりとしながらも時間ギリギリまでパンプしながら楽しんだ。

なかなか機会が無いのでいつでも初心者なのだが、『楽しかったから来期はモノポイント用意したい~』という人も出てきた。『レンタル出来るよ~』と言いつつも、おっ!?これは来年も期待できる良い予感♪
まぁ、かく言う私も先輩から譲ってもらったアックス更新を考えているのだが・・・(笑)  (Y.H.)

 

<実施日>2月16日(木) <参加者>6名+1名
<コース>岩根山荘アイスクライミングゲレンデ
2023年02月16日

長瀞アルプス 宝登山

冬枯れの静かな尾根歩きと宝登山のロウバイ鑑賞が目的で長瀞アルプスを歩いた。最寄り駅は秩父線の野上駅。国分寺から4回乗り換えて2時間強、アクセスに疲れましたが、季節のわりには寒くもなく山歩き日和。トイレ待ちで時間を取られ10:10登山開始。冬枯れの視界が効く気持ちの良い尾根道をゆっくりのんびり楽しみながら歩いた。舗装道路に出て30分程歩き、ラストの200段の階段を上り山頂。ロウバイ目当てのツアー・ハイカーが沢山おられた。山頂からは秩父の盟主武甲山、両神山、秩父の街並みが望めた。奥院にお参りして蝋梅を見ながら1時間以上の昼食タイム。ロウバイは柵がしてあり木々の真下に行けないのが少し残念。フクジュソウが見れたのはよかった。14:25宝登山神社に下山。長瀞駅の道すがらにある阿佐美冷蔵のかき氷は残念ながらお店が改装休日で食べることが出来なかった。心残り。長瀞の岩畳を見学して有志で打ち上げを行い帰途についた。今日も楽しいPolePole山行でした。(Y.M.)

 

<実施日>2月2日(木) <参加者>13名
<コース>野上駅~萬福寺~野上峠~宝登山~宝登山神社~長瀞駅
2023年02月02日

2023雪山講習初級編

昨年に引き続き雪山講習を開催。今年も講習前から必要な道具を見てもらったり、相談に乗ったりして2名の方が新たに挑戦。もちろん、昨年までに参加した人達もブラッシュアップやサポートとして参加して頂けた。心強い。
Day-1
谷川岳ロープウェイ土合駅付近の斜面を使って歩行練習。基本となるツボ足とラッセル(膝下)を体験してもらった後、キックステップで色々と登ったり下りたりしてもらう。午後からはワカンとアイゼンを装着して同様の歩行を行ってもらった。もちろん、ピッケルの使い方も含めてだ。
Day-2
ロープウェイで天神平へ上がり、実際にザックを背負ってみての歩行を中心に行った。雪も豊富だったので深く踏み抜いた際の脱出方法やちょっとした雪の段差の乗越練習や初期制動訓練、耐風姿勢の練習をして時間一杯。
雪山をやってみたいが装備や技術がという会員をサポートしたいと思って始めたが、先輩方からの道具提供やバックアップもあって今期も開催する事が出来た。受講した生徒にも意図を知ってもらい、このサイクルが会の中で続いていって欲しい。(Y.H.)

 

<実施日>1月14日(土)-15(日) <参加者>7名
<コース>1日目:谷川岳ロープウェイ土合駅付近、2日目:天神平スキー場 
2023年01月14日

高鈴山

久し振りのマイクロバス山行。登山口の御岩神社は我国最古の地方誌「常陸国風土記」に賀毘礼の宮(現在の奥宮)」と記されている由緒ある、水戸徳川家の祈願所にもなっている神社。歩き始めに小雪が舞い、ビックリ!幸い直ぐに止み、順調に御岩山に。奇岩に囲まれた神聖な山頂は物を食べる事が禁じられている。西側に奥久慈男体山や那須連山が望まれる。なだらかな登山道を30分で高鈴山山頂。登山道は馬酔木の林の中。この馬酔木で田中澄江の「花の百名山」に。山頂からは北東に北茨城の海が見える。青空になった。山頂手前の四阿で皆で昼食を作る…餃子100個(焼き餃子と水餃子半々)&醤油ラーメン5人前。大騒ぎの内に美味しく出来上がり完食!冬の山の上で温かいものを作って皆で食べるという目的が見事に果たされた。食材や調理器具&予備の水など重いものを運び上げてくれた参加者に感謝。勿論、調理担当にも。重たくなった腹を抱え、予定の時間に下山する事が出来た。(H.T.)

 

<実施日>1月7日(土) <参加者>20名
<コース>御岩神社→賀毘礼神社→御岩山→高鈴山→御岩山→御岩神社
2023年01月07日

高尾山 忘年山行

早や年の瀬。忘年山行に高尾山に登った。風もなく穏やかな登山日和。総勢19名で二班に分けてポレポレと稲荷山コースを登った。蒼空の下、木漏れ日射す山道を歩く。このような時いつも思う、「ああ、気持ちがいいな!」。今日はそんな感じでした。先頭を歩いたが、後ろのメンバーの話声もどことなくなごやかで弾んでいる。山頂直下は木の階段が続き嫌な感じですがこれも山道保護のため止むを得ないでしょうか。山頂は平日だからか思ったほど人出はなかった。山頂から久しぶりにくっきりとした富士の白峰を展望した。たっぷり時間があるので1時間昼食タイム。
 下りは6号路琵琶滝コース、14:45に高尾山口駅に下山。ポレポレの山歩きは終わり、これから2部の忘年会。場所は昨年7月にオープンした駅より徒歩1分のTakaoneテラスでBBQ。ここから2名が更に加わり21名となった。食材もお酒も十分。薪の焚き火がまた格別の雰囲気を醸す。参加者のウクレレの伴奏の合唱の余興も入ったりしました。また、参加者全員が「今年のことと来年の抱負」を話した。2時間の忘年会はあっという間に中締めとなり、三本締めで17:30に閉会と相成りました。参加者のみなさま、お疲れさまでした。また、来年も安全で楽しい山歩きを楽しみましょう。(Y.M.)

 

<実施日>12月16日(金) <参加者>山行19名、忘年会21名
<コース>高尾山口駅(稲荷山コース)~高尾山(6号路琵琶滝コース)~高尾山口駅
2022年12月16日

盆前山(ぼんぜんやま)498ⅿ

里山シリーズ27回目の盆前山に登ってきました。山行形態がソフトの上と書かれていたので興味がありました。高尾からバスに乗り、恩方営業所でおり、そこから登山口まで里山の雰囲気を味わいながら歩きます。バス停に降り目の前の欅の紅葉の綺麗さに驚き、民家の垣根に童謡「たきび」の歌詞に出てくる美しい山茶花が咲いていて、無人の野菜売店にユズの袋入りを見つけ、農家の方が無花果の収穫もしておりました。登山口の標識を確認し登り始めます。山頂までかなりの急登が続き心地よい汗をかきました。山頂までの尾根道でイノシシの掘り返している穴が幾つものあり、イノシシのヌタ場も見れ、立派な巨樹にも出会え、高野山で枝を箒の材料にしたのが名の由来のコウヤボウキの花も咲いておりました。下りは足元がわるいのでストックを使い滑らないように注意をし、道迷いにも注意をしながら安全に登山口までおりました。木々の間から陣馬山方面は見えませんでしたがメンバーの足並みが揃っていたので早めに下山でき、ちょっとハードで静かな趣のある里山歩きを楽しみました。(Y.U.)

 

<実施日>11月3日(木、祝) <参加者>7名
<コース>高尾北口―恩方営業所~登山口~前盆前470ⅿ~盆前山498ⅿ~前盆前~登山口~恩方営業所~高尾北口
2022年11月03日

笠取山

 登りから下山まで雲一つなく、風もなく、爽やかなすばらしい秋山日和でした。登山口からヤブ沢峠までは蒼穹の下、清流のせせらぎを聞きながら、紅葉の木々の間を誠に気持ちよく「源流の道」を歩いた。笠取小屋で小休止。小屋でコーヒーを飲みたかったが平日なので閉まっていた。小屋前からの大菩薩嶺と富士山の眺めがすばらしい。20分ぐらいで「小さな分水嶺」(多摩川・富士。川の分水嶺)、広々とした草原地帯、気持ちのいい場所、寝っ転がって昼寝でもしたくなる。ここで富士山、甲武信岳、これから登る笠取山などを眺めなら昼食を取る。山頂までは一直線の急登。山頂からの展望もよし。展望を楽しんだ後、山頂から南側少し下の次のスポット水干(みずひ)へ。水干までは岩場が続き少しやっかい。多摩川の水源があり、「東京湾まで138km」と書かれた看板。多摩川の最初の1滴がここから染み出し、流れていると思うと感慨深いものがある。小屋からはミズナラの紅葉が美しい一休坂コースを取ったが紅葉の見頃は一週間後ぐらいか少し早かった(昨年10月29日に登ったがこの時は感嘆すべき色合いの紅葉でした)。秋の日暮れは釣瓶落としと言われ陽が沈むのが早い。いい天気にも助けられ、全員のピッチも調和し予定よりずいぶん早く下山出来た。山を歩きながら、「いい天気だね!」、「いい山道だね!」と何回発したことか。すばらしい秋山登山を満喫しました。(Y.M)

 

<実施日>10/20(木) <参加者>9名
<コース>作場平口〜ヤブ沢峠〜笠取小屋〜笠取山〜水干〜笠取小屋〜一休坂〜作場平口
2022年10月20日

紅葉の那須連山と三斗小屋温泉

① 天候良好、紅葉を求めての山行である。駅からタクシーで登山口へ。次第に周辺木々の紅葉に期待は高まる。茶臼岳は気軽に登れる山で登山口付近はすでに渋滞である。まずは茶臼岳を目指す。標高を上げるごとに周辺山々の赤や黄色の美しい景色に心は踊る。峰の茶屋避難小屋から茶臼岳は小石や岩がある箇所もあったが軽快に登れた。頂上付近は風が強く昼食を早々にすませ、絶景ポイントの姥ケ原を目指す。姥ケ原・瓢箪池は噂に違わず麓に紅葉を抱く茶臼岳の姿は見事であった。そこから三斗小屋温泉までは、登り下りを繰り返し2時間ほどだった。
② 秘湯三斗小屋温泉を後にいきなりの登りで隠居倉へ、熊見曽根分岐から朝日岳は空身で軽快に往復。ここも登山客で大盛況であった。朝日岳から湿原地帯の清水平へ下り、変化に富んだ山域である。那須連峰の最高峰である三本槍岳の頂上は360度の展望で東北の山々も望めた。分岐から北温泉へ下り、今回二か所目の秘湯北温泉を楽しんで帰路についた。
(E.H.)

 

<実施日>10/15(土)、16(日) <参加者>9名
<コース>①峰の茶屋登山口~峰の茶屋~茶臼岳~姥ケ原~三斗小屋温泉
    ②三斗小屋温泉~隠居倉~熊見曽根分岐~朝日岳~熊見曽根分岐~清水平~
     北温泉分岐~三本槍岳~北温泉分岐~中の大倉尾根~北温泉~那須塩原駅
2022年10月16日

登川米子沢

 昨年敗退した西ゼンの予定であったが今年も天候に恵まれず断念・・・。
代わりに天候が良さげな米子沢へ変更した。沢ヤでは癒し沢・デート沢と言われている有名な沢である。
出発地である桜坂駐車場は百名山の一つである巻機山の登山口でもある。紅葉の時期も相まって駐車場の混雑が見込まれる為に三鷹を3時に出発したが自分達の車の後2台までは入れたがそれ以降は満車となってしまった。やはり人気の山だ!

装備を整えていざ出発。さすがに寒い・・・ロープを出して登る滝場ではどんどん体が冷えていく。反対側は少し水に浸かるがロープ無しで登れたかもしれない。秋の沢では安全とスピードの両立がもっと重要になってくる事を理解できた。
40m大滝の高巻きも終わり、ゴルジュ帯では少しもたついた場所があったものの意外と早く通過する事が出来た。そしてその先は空へ向かって広がっていく大ナメ地帯に突入!すると皆の口からは「おぉ~」と一言。これで青空だったら!と悔やまれる。
なが~い下山路を歩いて南魚沼のお米を楽しんで帰京した。
米子沢はナメの傾斜もキツイ所があるので初心者向けと言っても注意が必要。もっと傾斜が厳しい西ゼンをイメージするとトレーニングを積まないといけないな~(Y.H.)

 

<実施日>10/9(日) <参加者>4名(内、他会1名)
<コース>桜坂駐車場→米子沢入口(入渓)→大滝手前二股→ゴルジュ帯→大ナメ→巻機山避難小屋→桜坂駐車場

 


2022年10月09日

北岳~間ノ岳縦走

 台風の停滞で天気予報がコロコロ変わる中、取りあえず予定通り行くことに決めた。
12時過ぎから雨の予報なので、甲府発4:35バスに乗り7時には広河原を出発。白根御池小屋に到着する手前で雨が降り出した。ひたすら我慢の急登が続き北岳肩ノ小屋の到着。その後に土砂降りの雨に変わり、早く出たことで助かった。
2日目朝は、真っ赤な朝焼けに富士山が見え晴天。5時に朝食を済ませ早々に出発。北岳山頂は、雲もなく眺望良好。富士山、まじかに仙丈ケ岳・甲斐駒ヶ岳・鳳凰三山にオベリスクが尖って見える。北岳山荘に荷物をデポして間ノ岳を目指す。天国の稜線だがアップダウンがある。間ノ岳も風も無く暖かく素晴らしい景色。午後15時から雨の予報なので八本歯のコルへ急ぐ。木の梯子が続き大きなゴロ岩を下る。矢印のペイントがわかりづらく、登りに見やすく付いているためだ。左俣コースに入るとザレ場でペイントが更に少ない。足がくたくたになり時間がかかった。ここは道迷いしやすく難所だ。大樺沢二俣を通過から雨が降り程なく白根御池小屋に到着し安堵する。
3日目晴天。2時間で広河原に到着。乗合タクシー声をかけられ、芦安の温泉に入り汗を流し、バスで甲府駅に着いた。
北岳・間ノ岳は天候の事や高山病など厳しい山でしたが、素晴らし景色が見られ良かったです。(Y.S.)

 

<実施日>9/3(土)~5(日) <参加者>3名
<コース>①広河原~白根御池小屋~草すべり~北岳肩の小屋(泊)
     ②北岳肩の小屋~北岳~間ノ岳~八本歯のコル~白根御池小屋(泊)

     ③白根御池小屋~広河原


2022年09月03日

仙丈ケ岳

当会でも高齢化が進み、会員の一部からコースタイムにとらわれず、のんびり山歩き楽しもうという声が上り、昨年Pole Pole山行がスタートした。その趣旨に則り、「ゆっくり」「ゆったり」「ゆたかに」「ゆうがに」を本山行のテーマとした。北沢峠から仙丈小屋まで通常のコースタイムでは4時間15分、それを実際には7時間で、下りは2時間50分を5時間40分で歩いた。リーダーとして心掛けたことは、四つの“ゆ”を3000mの高地で如何に展開し具現化するかであった。登りでは『30分歩いて5分休憩』このパターンを厳守し、「ゆっくり」「ゆったり」登山を参加者に体感していただいた。だが、それをどう感じたかは各々の心の内にある。残りの二つの“ゆ”については、花を愛で歓談し親睦を深めることはできた。しかし密かに期待していた圏谷での天体ショー(天の川・流れ星・日の出)を台風の影響で観賞できず、「ゆたかに」「ゆうがに」一夜を過ごせなかったのが心残りであった。(S.M)

 

<実施日>8/10(水)~12(金) <参加者>5名
<コース>北沢峠~藪沢大滝ノ頭~馬の背ヒュッテ~仙丈小屋(往復)
 仙丈小屋~山頂~仙丈小屋・周遊ルート
2022年08月12日

甲川

 中国地方随一の名渓と言われる甲川(きのえかわ)を遡行しました。伯耆大山の中腹に流れる沢です。遡行グレードは3級。上中下の3つの廊下から構成されていて、一度廊下に入るとゴルジュなので両岸が切り立ち高巻きはできません。深い淵を流れに逆らいながら滝の落下点まで泳ぎ着いたら、轟々と流れ落ちる水流に沿って滝を攀じ登る。「泳ぎ、攀じる」をひたすら繰り返します。淵の泳ぎで溺れては困るのでライフジャケットを付けました。さらにウエットスーツを上下着込んで臨みましたが、それでも日の差さない谷は水温も低く体の震えが止まりませんでした。滝の登攀は手がかりが乏しく、残置ハーケンに加え、カムや人の肩や頭、アブミなど使えるものはなんでも使いました。上の廊下は数年前の豪雨による崩壊で埋没していたので、その手前の中の廊下を過ぎたところで林道に逃げ遡行を終えましたが、それでも幾つかの滝でルート工作に手間取り、結果11時間を超える長丁場となりました。(T.S.)

 

<実施日>7/31(日) <参加者>3名
<コース>鶯橋(入渓)-上の廊下手前(脱渓)-林道終点

2022年07月31日

泉ヶ岳&伊豆沼・内沼(蓮の花)

▼7月28日 泉ヶ丘
仙台の泉ヶ岳に登った。泉ヶ岳1,172mは仙台市の北西20km、船形連峰の東端に位置する古い火山。市内のほとんどから仰ぎ見ることのできるこの里山は、仙台市民に最も親しまれている山とのこと。小林泰彦の日本百低山にも選ばれている。上りは一番険しい表コース、登山口〜胎内岩〜泉ヶ岳。下りは水神コース。低山とはいえ登りがいのある侮れない山でした。所要時間約5時間半弱。
▼7月29日 毛越寺、中尊寺、蓮の花
ラムサール条約に登録されている伊豆沼・内沼を船での蓮の花観賞は、ゲリラ豪雨で蓮祭りが延期になり見ることは出来ませんでした。代わりにまずホテル近くの毛越寺、平泉中学、中尊寺(中尊寺ハス)では立派なすばらしい蓮を鑑賞することが出来きました。朝早い時間で清々しい毛越寺では《夏草や 兵どもが 夢の跡》、中尊寺・金色堂では《五月雨の 降残してや 光堂》と芭蕉のいにしへを辿りました。仙台のちょっと敷居の高い秋保温泉・佐勘でひと風呂浴びて〆としました。充実した2日間でした。(Y.M)

 

<実施日>7/28(木)、29(金) <参加者>8名
<コース>①上りは表コース 登山口〜胎内岩〜泉ヶ岳。下りは水神コース
 ②ホテル~毛越寺~中尊寺~牛匠おがた(奥州市前沢~秋保温泉・佐勘~三鷹
2022年07月29日

前川大滝沢

 癒しの沢・デート沢と色々と呼び名がある前川大滝沢へ。
場所は米沢市である為、奥羽本線の峠駅で前泊する。スイッチバック駅であり峠の力餅で鉄道ファンの間でも有名で駅舎も含めた全てがスノーシェルターに覆われた奇妙な駅だ。

噂にたがわぬとても綺麗な沢相であり、ナメが続く。
と言ってもソールはフェルトよりもゴムソールがバチ効き!全くと言っていいほど沢の中で滑る場所は無く快適な遡行を可能とさせてくれた。
入渓から約1時間で到着する日本三大滝の一つに数えられる滑川大滝は圧巻の一言。もちろん、高巻きのスケールも普通の滝の比では無いのは言うまでもない(笑)

スライダーで遊んだり最後のY字滝手前で2m程の滑落をした事もあって予定時間をオーバーしてしまう事が予想された為、支沢から下山する事に。
下山は踏み跡はあるものの笹に覆われたりしていたので、藪漕ぎしながら進んでいる様な状態が続いたが鉱山トロッコの跡を感じながら滑川大滝展望台を経て滑川温泉に下山。
入浴時間は過ぎていたので入浴出来ず。そのまま駐車場には抜けられない為、山道を戻り別の道で駐車場へ行き、飯坂温泉鯖湖湯の熱い湯に入り帰京した。(Y.H.)

 

<実施日>7/23夜(土)~7/24(日)  <参加者>6名
<コース>前川大橋(入渓)→大滝→支沢→大滝展望台→滑川温泉→前川大橋

2022年07月23日

スッカン沢・桜沢

本来は倉沢本谷の予定であったが駐車スペースの問題もあり、以前より気になっていたスッカン沢・桜沢へ変更しての開催となった。

スッカン沢は“スッカンブルー”と呼ばれる青い沢相が特徴の沢とガイドブックにもある通り、とてもきれいな青い沢が続き水の冷たさも気にならないほど楽しく遡行し雄大な雄飛の滝を見学した後、スッカン沢・桜沢出合へ戻り桜沢を遡行した。

桜沢は2条に分かれている咆哮霹靂の滝が立ちはだかる。比較的易しい霹靂の滝を登るがヌメっていてビレイ無しでは少し怖いが・・・そして登った先はご褒美のきれいなナメが広がる。
これも癒されながらのんびりと遡行したが、あまりに楽しみすぎた為に結構な時間になってしまい天候も15時頃には雷予報があった為、雷霆の滝を登攀して終わりにする事に。
雷霆の滝もヌメっている・・・これまたトップは怖い。絶対に落ちない為に岩に付いたコケはたわしで磨き、ホールドもしっかり確認して登った。

雨に降られず駐車場に戻り、見損ねたおしらじの滝を見学して帰ることにした。
今までの滝とはうって変わってとても静謐な雰囲気の中、エメラルドグリーンの釜を持ったとても綺麗な滝であった。
(Y.H.)

 

<実施日>7/9(土) <参加者>6名
<コース>山の駅たかはら→スッカン沢・桜沢出合→雄飛の滝→スッカン沢・桜沢出合→方向霹靂の滝→雷霆の滝→山の駅たかはら→おしらじの滝
2022年07月09日

読図とツェルト泊と田代山

一泊二日で栃木県と福島県の2つの田代山に車2台で行ってきました。1日目は登山道のない田代山で読図講習を行いました。上三依塩原温泉駅でコンパスの使い方を練習し、線路沿いを北北東へ歩いて橋をわたり尾根にとりつきます。急登後、現在位置や進行方向を確認しながら目玉焼き地形の手前のピークまで行き折り返しました。下山後、貸切のこころのもりキャンプ場へ移動し、木にロープを張る、ストックを使う、自立型、と様々な方法で各々のツェルトを設営しました。塩原温泉で汗を流し、夕食を作って、屋外のテーブルでイワナのいる沢の音を聞きながらゆっくり食事をしました。2日目は4時起床、撤収し、チーズリゾットを朝食にとり5時半に出発。花を探しながら南会津の田代山に登り、雪の残っている会津駒ケ岳を背景にワタスゲの湿原を堪能しました。天候を考慮して弘法大師堂から帝釈山へは行かず早めに下山、お風呂・買い物・食事など、寄り道をしながら帰路につきました。(K.M.)

 

<実施日>6/25(土)-26(日) <参加者>11名
<コース>1日目:上三依の田代山で読図、キャンプ場でツェルト泊 2日目:南会津の田代山で高山植物鑑賞
2022年06月26日

勝峰山&横沢入(ホタル)

西多摩郡日の出町の日の出三山の一つ、勝峰山(かつぼうやま)454mに登った。主目的は横沢入でホタルを見ることで、日暮れまで横沢入近くの山ということで勝峰山に登った。登山道は余り人が歩いていないのか、草が生い茂り一部藪漕ぎ的な個所もあった。山頂への遊歩道から山頂にかけて平将門伝説の遺跡がたくさん残っている。また、山頂には樹齢数百年の山桜の巨木並木もある。桜が咲く頃に来るのもいいかも。幸い、登山中は雨にも打たれなかった。山頂には「幸せの鐘」があり、これは平成24年に当時の皇太子が日の出山登頂記念に設置されたが、日の出山山頂は国立公園特別保護区域のため常設出来ず、日の出三山の展望地で三山(勝峰山~麻生山~日の出山)縦走の出発地の勝峰山に設置したとのこと。3つのお願いごと(「幸せ」、「平和」、「希望」)をしながら3回鳴らしましょう、との看板が掲示されていました。ウクライナの平和を願い3回鳴らしました。
その後、武蔵増戸駅前の居酒屋で夕食と日暮れまでの時間待ちをしたが小雨が止まず、横沢入の蛍観賞は残念ながら断念しました。
(Y.M)

 

<実施日>6/22(水) <参加者>12名
<コース>武蔵五日市駅~岩井橋~勝峰山~岩井橋~武蔵五日市駅~武蔵増戸駅
2022年06月22日

【個人山行】棡葉窪(ゆずりはくぼ)

西多摩郡日の出町の日の出三山の一つ、前回の西棚ノ沢から約1か月強、なかなか都合がつかず会山行をキャンセルする中、ようやく個人山行で沢に行くことが出来た。

行先は昨年、水量増で敗退した棡葉窪(ゆずりはくぼ)のリベンジ。初心者向けと言われる超ショートコースでもあるので沢初心者の人達も連れだって遡行した。
滝は苔でヌルっとしており、丁度良い立ちこみも少なかったりと初心者の人には厳しい滝が続いた為、ロープをかなりの回数出して引き上げ時にはコツを伝えながら進んで行く。
最後の4mCS滝を過ぎてすぐが終了点の二又であったが終了時間は14時過ぎ。9時30分に入渓したので都合5時間近くの遡行となってしまったが、昨年水量が多くて敗退した滝から先もそのまま突破出来たので個人結果としては作戦のリベンジを果たす事が出来た。

もう少しトレーニングが必要だなぁ~💦がんばろう!
(Y.H.)

 

<実施日>6/20(月) <参加者>6名
<コース>清水橋(入渓点)→二又終了点(林道交差)→清水橋
2022年06月20日

根子岳

むさしの山の会のもうすぐ50年になる会活動で、スタート以来これまで一度も欠かすことなく発行が続いているのが会報誌「やまびこ」です(隔月発行)。スタート時は会員の家に集まってのガリ版刷りだったそうです。時代とともに、リソグラフによる印刷と会員の手折りの製本の時期を経て、昨年からチーム制によるPDF製本になり今に至っています。
今回はいつもzoomで打ち合わせをしている編集チームの親睦を図るための山行を企画しました。行先は長野の菅平にある根子岳、花の百名山に選ばれている山です。
菅平の牧場が登山口で、牛に見送られてスタート。花の山の名のとおり、ちょうど盛りの山ツツジが咲き乱れていました。ゆるゆるとした登りで話も弾みます。
下山途中の展望台で「豚汁パーティ」、自粛疲れの続いた日々を忘れてワイワイと盛り上がります。天気にも恵まれ素晴らしい親睦山行でした。コロナ太りが身に染みたメンバーもいましたが。(笑)   (Y.O.)

 

<実施日>6/19(日) <参加者>7名
<コース>根子岳登山口(菅平牧場内)-根子岳頂上のピストン
2022年06月19日

鳳凰三山

 有志で鳳凰三山に行ってきました。1日目に南御室小屋まで行きテント設営・それぞれ持ち寄った食材でご飯を作ったりしてわいわい過ごしました。2日目は薬師岳~観音岳~地蔵岳と歩き、そしてオベリスクにも!大変かっこよかったです。鳳凰三山は植生の移り変わりがとても面白く、コケやシダ植物が豊富な樹林帯、地蔵ヶ岳近辺の白砂の稜線歩きなど、思わず立ち止まってしまうような美しい景色ばかり。南御室小屋では小屋番さんの貴重なお話も聞けて充実の山行でした。2日目の午後から雷雨が懸念されていたのですが、幸いにもお天気に恵まれ新緑の中贅沢な時間を過ごすことができました。
今回ご一緒させて頂いた方々に心から感謝です。ありがとうございました!(M.T.)

 

<実施日>6/4(土)~5(日) <参加者>3名
<コース>夜叉神峠~地蔵ヶ岳のピストン
2022年06月05日

牛奥ノ雁ガ腹摺山

 企画係で昨年の干支、丑年に合わせて考えた山行がコロナの影響で1年遅れとなってしまったがようやく実施の運びとなった。 当日は晴天、相変わらず大菩薩嶺は大人気で甲斐大和駅からのバスも長蛇の列となり朝は7台の増発となった それにしても若い人がかなり多い印象で有る。 峠からは大展望、南アルプスの山々の連なりを望む。 大半は山頂を目指すため峠以降は人がかなり少なくなり、小金沢連嶺の代名詞のような美しい笹原を堪能しながら何度も富士山ともご対面のご機嫌なコース。 当日下界は5月らしからぬ高温となるものの2000mの尾根歩きは心配した風もさほど強くならず爽やかで有った。
 湯ノ沢峠での予約タクシーは通常のやまと天目山温泉への林道が今年に入り通行止めの為、ほぼ上日川峠の近くまで上ってから駅へと向かうルートとなった。(J.Y.)

 

<実施日>5/28(土) <参加者>11名
<コース>上日川峠‐大菩薩峠‐小金沢山‐牛奥ノ雁ガ腹摺山‐湯ノ沢峠
2022年05月28日

シンナソー沢

 当会きっての沢ヤさんからのお誘いで北秋川にあるシンナソー沢へ。

ガイドブックや他者の山行記録の通り終始ヌメヌメが続く・・・それを除けば全ての滝が直登できるので小気味いい遡行が楽しめる。
しかし、沢初心者もいた事もあり訓練を兼ねてロープを出して進む。特に3x10mと3x15m滝には一部難しい部分があったので慎重に。

滝登りを楽しんだ後は地獄(!?)の詰め。
初心者は足元の頼りなさもあってか難儀していたが登るルート等を教えながら詰めていき、それほど時間もかからずに尾根の登山道に出た。

当初は尾根から再度ヒヤマゴ沢を下る予定だったが、微妙な時間であった為にそのまま尾根を下って下山する事とした。(Y.H.)

 

<実施日>5/23(月) <参加者>4名
<コース>藤倉→入渓点→終了点→尾根→藤倉
2022年05月23日

西棚ノ沢

 昨年、アルパインサークルでも行った沢とロープワーク(懸垂下降)のセット山行を会山行にて開催。
これで少しでも沢に興味を持ってくれれば・・・

生憎の曇り空であったが、相変わらず綺麗な沢相であり傾斜が少ないナメが続く癒しの沢だ。沢登りというよりもウォーターウォーキングと言っても過言では無い。沢経験者には遡行図を作成にチャレンジしてもらい、初心者には地形図を見ながら現在地の確認をしつつ遡行開始。
しかしながら滝場が2つ。1つ目はバンドを上がる程度なのでそれほどでも無いが、2つ目は昨年水量が多くて足がかり手掛かりが分かりにくく巻いた苦い経験がある。今年は無事に登る事が出来た!

終了点でお昼を食べて懸垂下降の練習開始。ATCへのロープセットから練習した後に下降点まで登ってもらいセルフビレイ→ロープセット→セルフビレイ解除→懸垂下降開始の流れを行い、2回目はエイト環を使って違いを感じてもらった。
最後はバックアップ付きの懸垂下降とセカンドビレイのデモを見てもらい、沢下降にて入渓点へ戻った。

沢は山の総合と言われる。皆、沢山の事を学べ充実した山行であった。(Y.H.)

 

<実施日>5/15(日) <参加者>6名
<コース>的様→終了点(林道交差)→的様
2022年05月15日

陣馬形山

 コロナ禍に入り初のマイクロバス山行で伊那の陣馬形山へ行く。リーダーは沢山の方の参加出来る山行という事で歩きは上りのみ。山頂で乾杯と昼食を取りながら眺望を楽しみ、キャンプ場の有る山頂付近に停めたバスで下山というコース取りとなった。数日前からマスコミが風雨に警戒をするような気を揉んだ予報を繰り返していたが、歩き始めると霧雨位でレインウェアを着る事も無く山頂では天竜川の流れる伊那谷を望む晴れ上がる天気となった。晴れ渡れば中央アルプスと南アルプスの山々を眺める事が出来る。高低差750m、移動距離往復500km、道中はニセアカシア、フジ、キリ等が、また山中はレンゲツツジ、スミレ、クロモジ、ズミ等の花が見られ何度も林道と交差する登山道は足に優しい道で有った。
キャンプ場で一晩を過ごせるとさぞかし素晴らしいであろう。(J.Y.)

 

<実施日>5/14(土) <参加者>20名
<コース>登山口-ブナの大木-山頂
2022年05月14日

高社山・高野辰之記念館

 ▼5月9日の1日目は北信州・木島平の高社山1352mに登る予定だったが、生憎の天気で翌日に登ることにして、観光に切り替え。まずは7年に一度の「善光寺前立本尊御開帳」の善光寺、次に小布施の北斎館と岩松院。岩松院の北斎最晩年89才の絵「八方睨み大鳳凰図」は圧巻、当時の色がそのまま鮮やかに残っている。北斎の執念を感じさせるすばらしい絵でした。「やせ蛙まけるな一茶これにあり」を詠んだ池もあり。最後は観光のハイライト「故郷」と♪菜の花畠に、入り日薄れ♪の「朧月夜」を作詞した高野辰之記念館。締めは千曲川と北信の妙高、斑尾山を背景にしたノスタルジックな菜の花畑の景色、心が童心に帰る菜の花の丘。北信の春、心が和む日本の春景色を味わいました。
▼5月10日の2日目高社山(1,352m こうしゃさん 地元では「たかやしろやま」と呼ぶ)に登る。よい天気。コースは夜間瀬(やませ)スキー場~高社山~夜間瀬スキー場のピストン。高社山は独立峰で頂上からの展望は抜群。北信五岳(妙高山、斑尾山、黒姫山 、戸隠山、飯縄山)が近くに美しく望めた。北信は木々が芽吹いたばかりで萌黄色の葉が美しい。登山路にはやや小振りのカタクリがいっぱい。タムシバも咲き始めた。いい春山でした。下山後、木島平の馬曲(まぐせ)温泉に入る。露天からの眺めがこれまたすばらしい。山と温泉、前日の観光と今日の山歩き、充実した2日間の北信濃の山旅でした。(Y.M)

 

<実施日>5/9(月)-10(火) <参加者>9名
<コース>①善光寺~小布施北斎館、岩松院~高野辰之記念館~菜の花公園
②夜間瀬スキー場~高社山~夜間瀬スキー場のピストン
2022年05月09日

景鶴山

 植生保護のため鳩待峠が開通してから2週間ほどしか登れない景鶴山に有志で登った。今年は積雪も多かったが融雪も早く、例年なら雪に覆われているはずの笹や岩が露出し、難易度の高い登山になった。
小屋のご主人の情報を元に、笹山を右手に巻いて登り始める。リーダーのルーファイが心強い。笹が早々に出てきて藪漕ぎをする。また雪道に戻り与作岳までどんどん高度を稼ぐ。与作岳からの360度の景色は絶品だ。日光白根、皇海山、会津駒、会津朝日岳、上州武尊などなど。見下ろせば真っ白な尾瀬ヶ原が広がる。
一度下り最後の急登に差し掛かる。ここからが核心部。2mほどの岩を乗り越えなければならない。例年なら右手に巻き通過できるはずのところ今年はすでに雪がなく巻くことができないためだ。足掛かりもわずか。シュリンゲをハイマツに掛けてくれてそれを頼りに体を上げる。大岩は何とか巻きまた藪の中を通って、大きな踏み抜きに恐々としながら何とか山頂に着く。山頂はあまりに狭く早々に引き上げる。笹山からは行きとは別のルートで下りヨッピ吊り橋を渡り、デポした荷物を取りに龍宮小屋へ。鳩待峠までが遠かった。(H.M.)

 

<実施日>5/4(水)-5(木) <参加者>7名
<コース>Day1 鳩待峠-龍宮小屋 

Day2 龍宮小屋-東電尾瀬橋-景鶴山-ヨッピ吊り橋-龍宮小屋-鳩待峠

2022年05月04日

岩トレ!

 雪山講習も終わり、だんだんと温かくなって来た。
5月に入れば水はまだ冷たいものの、沢の季節がやってくる(沢ヤさんは年中ですが・・・)。

沢をやってみたい人、クライミングに興味のある人、岩稜帯をより安全に通過したいと思っている方を対象に東吾野で大野氏が管理する平戸の岩場を借りて岩トレを行った。

雨続きでイマイチな天気であったがお昼ごろまでは持つという予報を信じて決行!
アルパインサークルの人達は一足先に到着しロープセットを行いつつビレイの練習、全員が揃ったところで岩トレを開始した。クライミングシューズでのルートを2本、登山靴でのルートを1本用意して思い思いに岩登りを楽しく学んでもらった。

午後になっても雨はもう少し持ちこたえられそうであった為、『もうひと頑張り!』と懸垂下降の練習を一通り行った所で雨が振り出して撤収。

ちょっと未消化な感じだと思っていたが、楽しく学べた様だった。
また定期的な開催を目指したいと思う。(Y.H.)

 

<実施日>4/24(日) <参加者>13名
<コース>平戸の岩場
2022年04月24日

月山、葉山 早春の出羽二山

 早春の出羽二山で残雪と新緑、そして桜を楽しむ。期待に胸ワクで望んだ2泊3日の山旅だったが、見事に“期待を裏切る(期待以上の)”山旅であった。月山スキー場は暖気と地震の影響とやらで深いクレバスが至る所で口を開け、開放的な「大斜面コース」は滑走禁止、登山道も、クレバスを回避しながらトレースがつけられていた。途中から展望が開けた真北方向に鳥海山が見え、冬靴とアイゼンでの重い足取りを癒やしてくれる。山容は全般的になだらかなため、ピッケルの必要性は感じない。ダブルストックが大いに役に立った。山頂からは東隣の葉山が指呼の先に見える。標高が500m程低いので山頂が丸見えである。当初の計画では、2日目月山、3日目葉山であったが、2日目の予報が荒天だったため2日目は下界を観光し、3日目に月山のみ登ることにしたのであった。葉山さん、ゴメン、次は絶対行くからね~~~(A.I.)

 

<実施日>4/24(日) <参加者>3名
<コース>月山スキー場リフト上駅----姥ヶ岳---月山---リフト上駅---リフト下駅
2022年04月24日

光城山・長峰山

 山行二日前のネットの開花情報で咲き始めとなっていた光城山の桜は、この数日の好天のおかげでほぼ満開となっていました。山頂から常念から五竜あたりまでの北アルプスの冠雪した山並みを堪能し長峰山へ。ここもまた北アルプスまで一つの障害物もなく広い空に向かって飛び出していけそうな開放感のある素敵な山頂でした。
山頂まで車で登れる光城山、長峰山ですが、今年は昨年の台風の影響で車が入って来られなかったため、多分例年より静かで興ざめでない山行が楽しめたと思います。
予定よりかなり早く下山できたので、予定にはなかった篠ノ井線の廃線跡を訪れた後、大王わさび農場でわさび田のせせらぎに癒されて帰途につきました。(H.M.)

 

<実施日>4/13(水) <参加者>9名
<コース>光城山登山口-光城山山頂-長峰山-雲龍寺
2022年04月13日

荒川堤の五色桜

 荒川(足立区鹿浜)の土手に4.4キロの五色桜の散歩みちがある。明治の頃は都内でも有数の桜の名所だった。明治45年、東京市長尾崎行雄がワシントンに贈呈し、ポトマック河畔に植えられた桜の苗木は、ここの桜の枝を接木したもの。五色桜とは、「花の色が濃紅色・紅色・淡紅色・白色・黄緑色など様々で、花が開いた風景は五色の雲をたなびかせたように見えた」ことから新聞記者が「五色桜」と表現したそうな。
この五色桜も太平洋戦争で壊滅し、ポトマック河畔をはじめ全国から名桜が里帰りをして荒川堤の五色桜が再生・復活した。ヤマザクラ、ソメイヨシノ、エドヒガンももちろん魅力的ですばらしいが、八重桜、里桜も先人が作り上げてきたかけがえのない宝物です。荒川河川敷チューリップ花壇では色とりどりのチューリップが今を盛りと咲き誇っていました。今日もまたA wonderful dayでした。(Y.M)

 

<実施日>4/10(土) <参加者>17名
<コース>扇大橋~(都市農業公園)河川敷花園~鹿浜バス停~王子駅
2022年04月10日

新倉山

 富士急行線の下吉田駅から徒歩15分ほどで新倉山公園へ。コロナ以前、インバウンドたちが日本を旅行する際、いわゆるゴールデンルートの線上に位置するここ河口湖周辺は多くの外国人旅行者で賑わった。その観光ポイントの一つが新倉山公園の忠霊塔越しに眺める富士山だ。今の季節ならそこに桜を置けば、「ザ・ニッポン」の風景になるのだ。前日までの冷たい雨に洗われたかのように新雪を抱いた富士山が美しい。「ここがあの有名なビューポイントなのねぇ」と皆感慨しきり。心ゆくまでカメラにその風景を収める。さてここから新倉山を目指すが登るに連れて雪が多くなる。チェーンスパイク付けて新倉山山頂、さらに展望が開かれた御殿へ。富士山、南アルプスを満喫しながら昼食。本来ならこの先の霜山、天上山とプチ縦走の予定だったが、雪の深さに断念して下吉田に戻ることに決定。それでも十分に春の雪山と展望を楽しむことができた山行だった。(K.N.)

 

<実施日>4/5(火) <参加者>13名
<コース>下吉田駅~新倉山公園・忠霊塔~新倉山~御殿をピストン
2022年04月05日

雪山講習④ 谷川岳 

 アルパインサークル主催の『学びの山行』として雪山講習第六回目(本当は7回目)の開催!今シーズンラストの講習は正に最終回に相応しい内容でした。

元々は今までの総合として頂上を目指す山行でしたが、参加される講師の先輩より『雪洞作ってみない!?』の一言から講習会へ変更し当日を迎えました。
天神平は気温もさることながら吹雪いている状態でしたが、ロープウェイ乗り場から5分程度の場所でスコップの種類やその特徴、ゾンデ棒の説明、スノーソー等の道具説明を行った後、スコップの使い方習いながらタコツボ掘りからスタートしてもらいました。
タコツボを埋め戻す際に埋没体験&掘り出し訓練を行いましたが、参加者の殆どの方がその強烈なインパクトにビックリ!

最後は場所を少し移して雪洞作り。スコップとスノーソーを使って1時間程度で一人が寝られるくらいの直線を掘りタイムアップ。
1月より月2回開催ペースで行ったが、参加した方々がとても良い経験になったのであればそれで講師としては満足♪一番伝わって欲しい『死なずに帰って来る為にあらゆる準備をする』が伝わってくれれば感激の一言!!(Y.H.)

 

<実施日>4/3(日) <参加者>9名
<コース>天神平スキー場
2022年04月03日

嵐山

 京の嵐山は名高いが、相模の国にも嵐山がある。相模湖を見下ろす406mの独立峰(?)だ。
 相模湖駅に集合して出発。小ぶりだがしっかりした三角のシルエットの山を目指す。ダムを渡り、山の北側の登山口へ。満開少し手前の桜があちこちで迎えてくれる。
 登山口からはそこそこ斜度のある登山道に入りジグザグ道を登っていく。約30分で頂上へ。頂上からは相模湖が一望できた。
 帰りは別の道をやはり北側へ下る。下ったところにお寺があり、桜、桃、菜の花などが咲き競っていてちょっとした花見を楽しんだ。
 弁天橋を渡り、登り返して小原の里に着く。旧甲州街道(国道20号)沿いに江戸時代の本陣跡が公開されている。座敷に上がることもでき、ひな人形や、4人で担ぐ豪華な駕籠などが飾られていた。
 駅に戻る道からダムと嵐山がよく見渡せる場所があった。なるほど、ダムのなかったころの相模川と嵐山、両岸を渡す橋の配置が京都の嵐山の桂川、渡月橋とよく似ている。それが嵐山の名の由来だろうと思ったことだった。(Y.O)

 

<実施日>4/2(土) <参加者>11名
<コース>JR相模湖駅-嵐山登山口-嵐山頂上-弁天島-小原宿本陣―JR相模湖駅
2022年04月03日

PolePole山行 城山カタクリの里&草戸山

 「城山カタクリの里」は名前の通りカタクリが主役ですが、カタクリ以外にも色々な美しい花が咲いていました。カタクリ、雪割草、ヒカゲツツジ、ミツバツツジ、紅花みつまた、紅花福寿草、桜玄海つつじ、ヒマラヤユキノシタ、その他いっぱい。残念ながら箒ハナモモとアーモンドの木はまだ花を付けてはいませんでした。
春の花を存分に楽しんだ後、カタクリの里から草戸山へ。草戸山への道ではシュンランにも出会いました。草戸山から高尾山口への下山はアップダウンも結構あり、歩きがいのあるハイキングでした。
春の妖精(Spring ephemeral)カタクリの群生を楽しみ、南高尾山陵の草戸山をのんびりハイキング、一度に、二度楽しいPolePole山行でした。(Y.M)

 

<実施日>3/21(月) <参加者>城山カタクリの里 14名 草戸山12名
<コース>JR橋本駅~城山カタクリの里~評議原跡~城山湖・金刀比羅宮~ふれあい休憩所~草戸山~四辻~高尾山口駅
2022年03月21日

伯耆大山

 当山の会の雪山リーダーが島根に赴任されたこともあり、有志で冬季伯耆大山に行ってきました。
朝からは生憎の雨模様で登山開始時はミゾレ。頂上は真っ白かなと半ば諦めかけていた矢先、六合目避難小屋からの急登を登り切った頃、視界が広がり弥山頂上まで一望でき、テンションあがりました。
その後も太陽がでたり雲に隠れたりを繰り返しながら頂上へ。そこで待望の剣ヶ峰が姿を現してくれました!
今回参加してくれた皆様の日頃の行いの良さに感謝!!
近いうちに、剣ヶ峰への稜線を歩くことを誓って下山しました。(S.K.)

 

<実施日>3/21(月) <参加者>8名
<コース>大山夏山登山口→六合目避難小屋→頂上避難小屋→弥山の往復
2022年03月21日

小倉山

 JR塩山駅からタクシーで10分ほどの場所にあるザゼンソウ公園。そこら山に向かい、しばらく行くと木道沿いに春を呼ぶ花と言われるザゼンソウが咲き始めています。その姿は座禅を組む僧侶の姿に似ていることからこの名が付けられたそう。山間の湿地帯に生息するのは水芭蕉と同様です。ザゼンソウに別れを告げ、955mの小倉山へ。さらに上条山へミニ縦走。穏やかに晴れた空の下で、里山を眼下に見下ろしながらランチを楽しみました。落葉が積もった道を歩きながら、スタート地点のザゼンソウ公園に到着。平日とあって訪れる人も少なく、一行16人で春の山をにぎやかに歩いてきました。
(K.N.)

 

<実施日>3/9(水) <参加者>16名
<コース>ザゼンソウ公園~小倉山~上条山~ザゼンソウ公園
2022年03月09日

雪山講習 ②-3 四阿山

 アルパインサークル主催の『学びの山行』として雪山講習第五回目の開催!今回のお天気は朝は晴れ、お昼から曇りという天気かつ、強風予報だった。

またもや今回も渋滞・・・前回の黒斑山と同じく到着時間も遅かった為、行動時間に制約が出てきてしまう事を鑑み行けるところまで行くでは無く広い牧場で講習一本に変更。
ワカンのセッティングや正しい装着、スノーシューとの違いを勉強してもらいクラストになっている雪原を歩いてその違いを知ってもらったり、スタカットとコンティニュアスビレイの違いやタイトロープ・ボディコイルやハンドコイルを実体験してもらいピッケルとポールを使った耐風姿勢の練習を行いました

回数を重ねていくと使わなくても引き出しをどれだけ持てるかがとても大事な事であることが分かってくる。参加者には一つでも多く引き出しを残していって欲しい。
(Y.H.)

 

<実施日>3/5(土) <参加者>7名
<コース>旧あずまや高原ホテル→牧場→旧あずまや高原ホテル
2022年03月05日

アイスクライミング

 昨年に続き、アルパインサークル創設時のメンバーでのアイスクライング!

今回は富士見パノラマリゾートのサミットフォール(人工ゲレンデ)で行いました。
午前中の空は曇天、吹き付ける風も強く粉雪舞う中で寒さに震えながらLet’s Climb!
お昼は歩いて30秒のロッジで近況の山行を話しながら楽しくランチ♪
午後から少しずつ晴れ間が見え始め、八ヶ岳を見ながら腕がパンプするまで登りました。
クライミングなのでパンプするのはいつも以上に余計な所に力が入っているせいです(笑)

体験コースをやっていらっしゃる係員の方々もフレンドリーで教えてもらったり、ご自分のギアを使わせてくれたりと盛りだくさん。
経験者はギアの違いと進歩に感服!初めての人は楽しくクライミング!
(Y.H.)

 

<実施日>2/27(日) <参加者>7名
<コース>ゴンドラ山麓駅-ゴンドラ山頂駅-ゴンドラ山麓駅
2022年02月27日

東篭ノ登山

 積雪の多いこの冬の好条件の中、スノーシューで東篭ノ登山山頂を目指す。歩き始めは高峰温泉へと続く林道を上り登山道へ。雪は前日までたっぷりと降り続いていたためトレースの有無が気になったが運良く付いておりほっとする。
ルートは緩やかな樹林帯から徐々に傾斜を増して森林限界が近づくにつれてスノーシューでは歩きにくくなるほどの急登となり程なく山頂へ。山頂からは東に浅間山、南に広がる佐久平、その向こうに雲のかかる蓼科山と八ヶ岳、西に湯ノ丸山と雄大な景色を眺める事が出来た。(J.Y.)

 

<実施日>2/23(水) <参加者>8名
<コース>湯ノ丸スキー場~山頂~湯ノ丸スキー場
2022年02月23日

雪山講習②-2 黒斑山

 アルパインサークル主催の『学びの山行』として雪山講習第四回目の開催!今回のお天気は朝は晴れ、お昼から曇りという天気。

渋滞もあった為に到着時間も遅く、黒斑山頂上に行っても展望が期待できないと判断し、表コースの第一ピークを越えた鞍部に急登がある広場があったので気持ちを切り替えて講習一本に。
ワカンを使った上り下りやラッセルの基本・初動停止や滑落停止の練習を行い、ついでに入笠山でも体験してもらった予期せぬ滑落時の初動停止体験・アンザイレン体験を行いました。

最後はおまけでスタンディングアックスビレイのデモを見てもらい色々とやって満足な練習山行となりました。
(Y.H)

 

<実施日>2/19(土) <参加者>7名
<コース>高峰高原ホテル→表コースのコル→高峰高原ホテル
2022年02月19日

雪山講習①-2 入笠山

 アルパインサークル主催の『学びの山行』として雪山講習第三回目の開催!今回も良い天気でした!
今回は1月に参加出来なかった人の為に①-2として北横岳と同じ振り出しに戻した内容。
途中のマナスル山荘で提供されているビーフシチューを楽しみにもしていたが、その手前で遊びすぎて間に合わず・・・残念無念また来年かな!?(笑)
山頂直下はちょっとした急登。下りが苦手な人もキックステップの下りやスリーオクロックの練習をしてもらったりと良い練習場所だった。
広い場所もあり、初期制動から滑落停止の練習をしたりダガーポジションを使った登攀を少しかじってもらったりと色々とやって満足な練習山行となりました。 (Y.H.)

 

<実施日>2/12(土) <参加者>6名
<コース>ゴンドラ山頂駅→入笠山山頂→ゴンドラ山頂駅
2022年02月12日

蔵王/泉ヶ岳

 蔵王へ樹氷を見に行ってきた。熊野岳へ上る予定であったが、あいにくの悪天。リフトを乗り継げば樹氷原へ行けるとのことで、ゲレンデトップを目指す。スキーヤーに交じって、わかんやスノーシューを持った人たちもいる。こんな天気でも皆同じようなことを考えるのだ。さて、ゲレンデトップへ来てみたが、小雪と風で視界はかなり悪い。予報では山頂の風速は20m以上。登頂は諦めこのままスノーシューでゲレンデ脇を下ることにする。それでも結構な雪遊びをすることができた。
 二日目、少しでも太平洋側のほうが天気がいいだろうとの判断で、泉ヶ岳を目指す。トンネルを抜けるごとに空は明るくなり、道路の雪もなくなっていく。泉ヶ岳はたくさんの登山者が入っていた。地元で人気の山なのだ。スノーシュー、わかんの人たちも多くいたが私たちはアイゼンで登る。やはり小雪舞う中での登山となったが、風もなく、雪の量も適度、また登山時間も4時間くらいと、楽しいスノーハイキングとなった。
(H.M)

 

<実施日>2/5(土)~6(日) <参加者>5名
<コース>蔵王ライザスキー場リフトトップ/泉ヶ岳ふれあい館から水神コースを往復
2022年02月05日

雪山講習②-1 湯ノ丸山・烏帽子岳

 アルパインサークル主催の『学びの山行』として雪山講習第二回目を開催してきました!
今回は②-1としてレベルアップ版。雪上歩行の再確認と練習をメインとして湯ノ丸山へ登頂。
鞍部へ向けての急坂はステップの練習だけでなく、フロントポインティングの練習も行いました。
鞍部でようやく遅いお昼休憩した後にワカンの装着方法と基本的な歩行、ラッセルのやり方とアンザイレン体験とその仕組みを分かれて行い時間一杯・・・烏帽子岳には登らずに湯ノ丸高原スキー場へスノーハイクして帰りました。
今回も良い天気!

次回の2月開催はまた基本のキからの講習です♪ (Y.H.)

 

<実施日>1/29(土) <参加者>10名
<コース>湯ノ丸高原スキー場→湯ノ丸山山頂→湯ノ丸・烏帽子の鞍部→湯ノ丸高原スキー場
2022年01月29日

PolePole 八島湿原スノーシューガイドツアー

 冬の八島湿原。風もなく穏やかな日和。蒼穹、澄んだ空気、白い雪原。2014年7月にNHK「日本百名山・霧ヶ峰」の案内役を務めた山川次彦さんとアシスタントガイドの先導で、雪を踏みしめて悠久の時を刻む八島湿原をポレポレと一周。湿原の歴史、生息する動物、植物の説明、解説を聞きながら歩くのも一興でした。狐、兎の足跡、宿り木と興味は尽きません。
パワースポットの「旧御射山神社」(もとみさやまじんじゃ、鎌倉時代に諏訪大社下社の奥宮として崇められ、鎌倉、信濃の武士などで盛大な御射山祭を行った)の前に建つ「ヒュッテみさやま」で美味しいランチ。帰途、蓼科高原の温泉宿「小斎の湯」で疲れをほぐしました。すばらしい一日でした。(Y.M)

 

<実施日>1/21(金) <参加者>9名
<コース>八島湿原ビジターセンター ~ ゆっくり八島湿原を一周(途中ヒュッテみさやまでランチ)~ 湿原入口
2022年01月21日

雪山講習①-1北横岳

 雪山へ登りたいけど何からやれば良いか分からない・本当に自分が行けるのか!?過去には行った事があるけど行くきっかけが無い。そう思っていらっしゃる方って結構多いんです。
そういった会の方々を対象としてアルパインサークル主催の『学びの山行』として雪山講習第一回目を開催してきました!
先ずは坪庭でアイゼン無しでの歩行訓練。そのまま坪庭散策。途中にある急登でキックステップを教えるはずが急登に気づかず樹林帯へ・・・アイゼン装着の機会が無くそのまま北横ヒュッテまでアイゼン無しで登り、ようやくアイゼン装着と歩行の練習を行いそのまま練習を兼ねて頂上へ。
スノーハイクに向いている山ですが、講習にはちょっと不向きだったかも!?それでも初めての銀世界を堪能し、楽しく学んで帰って来れたみたいです(笑) (Y.H.)

 

<実施日>1/15(土) <参加者>11名
<コース>北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅→北横岳山頂→北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅
2022年01月15日

ミニ集中登山 陣馬山

 コロナにより今年も泊まりでの夏山集中登山の実施が出来いため、企画係で初の日帰り集中登山を試みる。 寒い時期の上に当日はかなりの寒波が・・・。 サンタ帽を持つ人は被りクリスマス気分を味わいながら好天の中各コースが山頂を目指す。 一番遅い到着となった①コースも予定時刻の2分遅れで到着し、全てのメンバーが山頂で無事に合流することが出来た。 また帰路も藤野駅で同じ電車に乗る事が出来て想像していたよりもきっちりと2021年を締めくくる事が出来た。(J.Y.)

 

<実施日>12/18(土) <参加者>6+10+8名
<コース>①陣馬高原下BS~新道~山頂~和田尾根~和田BS ②陣馬高原下BS~明王林道~山頂~奈良子尾根~藤野駅 ③相模湖駅~明王峠~山頂~栃谷尾根~藤野駅
2021年12月18日

PolePole山行 大山

大山詣り。江戸の人口が100万人の頃、年間20万人もの参拝者が訪れたという大山詣り。秦野駅からバスに乗ったが懸念していた道路の凍結もなく、ヤビツ峠まで行けてよかった。登山客は週末は多いが平日なので比較的少ない。9:15に登山開始。天気はよく富士山がきれいに望めた。気持ちがいい。25丁目ヤビツ峠分岐を経て大山・阿夫利神社奥社に11:10に到着しのんびりと昼食。下りは見晴台を経由して阿夫利神社下社に14:00下山。山歩きの身体のポレポレだけではなく、心も穏やかにゆったり、ポレポレと忘年山行を楽しみました。参道の大山豆腐料理「山の宿ねぎし」で地酒「阿夫利大山」を飲みながら忘年会。各人が一年の回顧と来年の抱負などを語り、2時間があっという間に経ち、お開きとなった。(Y.M)

 

<実施日>12月16日(木) <参加者>11名
<コース>ヤビツ峠~大山(阿夫利神社奥社)~見晴台~阿夫利神社下社
2021年12月16日

鋸山

 鋸山は埼玉県の武甲山同様、人の手によって形状が変化してしまった山である。昭和60年頃まで採掘されていた凝灰岩の房州石は男性の切り出した重さ80キロの塊を女性が荷車で港まで運び出し、水運を用いてお台場の砲台に使われており、遠くは川越でも見た覚えが有る。そんな産業の歴史を感じられる車力道。当日はトレランの大会が催され1週11キロ、最高3周を回る800名の選手たちと重なるルートでは譲り合いながら歩く。山頂で昼食を食べて展望台から東京湾を眺め、いくつかの石切り場跡の岩壁を見て日本寺北入り口から拝観料を払い境内へ。磨崖仏の百尺観音が直ぐに表れる。階段を更に登り視界が開けると有名な地獄のぞきでは写真撮影の列も出来ていた。時間が無くなり残念ながら大仏は諦めて千五百羅漢の道を辿るがこちらも相変わらずの階段が続く。入山した北口へ戻り関東ふれあいの道で浜金谷の駅へ。南風とはいえ午後は強風が常緑樹を大きく揺さぶっていた。(J.Y.)

 

<実施日>12/12(日) <参加者>13名
<コース>浜金谷駅-車力道-山頂-採掘場所-日本寺-関東ふれあいの道-浜金谷駅
2021年12月12日

峰山

 神奈川県相模原市の峰山に登りました。この山は古くから燃料の薪作り、炭焼き、茅刈りなどの住民の生活を支えてきました。藤野駅からタクシーで菅井下(すがいしも)まで乗る。
 此処から登り始め、穏やかな日和で歩きやすい落ち着いた里山の雰囲気が感じられます。ほどなく山頂で、写真のように大室山1587ⅿ、加入道山1418ⅿの右横に富士山が見える筈でしたが生憎雲に隠れていました。下山は、やまなみ温泉に立ち寄るため、こちらのコースを選び、驚くほど急坂で落ち葉が厚く、滑らないよう皆さん気が抜けず、侮れない里山の急坂コースを下りました。途中、五穀豊穣を願って建てられた「風神」「竜神」「水神」の石塔がありました。峰山登山口手前「ヤマビル注意」の看板に 塩と薬が置いてあり、寒い冬の時期でヒルに嚙まれないで助かりました。下山後、やまなみ温泉に入り、バスで藤野駅に戻りました。今回の山行は、リーダーの333座目の登頂記念でした。(Y.U)

 

<実施日>12/5(日) <参加者>11名
<コース>藤野駅―菅井下~峰山570ⅿ~やまなみ温泉―藤野駅
2021年12月05日

チバニアン

 2年間待った大福山~梅が瀬渓谷の周回コースは今年も復旧の目途が立たないため、近くのチバニアンで太古の地球についての勉強と車道では有るが散策コースを回ることとした。朝の交通機関の乱れでアタフタとしたものの、予約したガイドさんには1時間遅れで対応頂き、養老川右岸の露頭現場にて分かりやすい説明の後、川床の化石探しも。国の天然記念物に指定され今後は整備されて海外から見学者も沢山訪れる事かと思われる。散策コースでは手掘りの5角形をした永昌寺トンネル、養老川支流の浦白川流域に有る滝や尾根通しの道での紅葉、川回しの水路、炭焼きの跡等お天気にも恵まれたため、千葉の山里歩きを楽しむ事が出来た。
(J.Y.)

 

<実施日>11/28(日) <参加者>11名
<コース>チバニアン前バス停~チバニアン~永昌寺トンネル~月崎駅浦白川コース~もみじ・眺望コース~月崎駅(約12km)
2021年11月28日

PolePole山行 奥多摩むかし道

奥多摩渓谷に沿って奥多摩駅~小河内ダム(奥多摩湖)、大菩薩峠を越えて塩山、甲府へと通じた旧青梅街道、甲州裏街道。どこか懐かしい集落や神社、路傍の道祖神、お地蔵さん、牛頭・馬頭観音、貨物線の廃線跡も残りノスタルジーを感じさせる道。紅葉も美しい。途中、村落のおばさんが作ったよもぎのあんころ餅を買い求め食べたり、のんびりのんびりと歩きました。若い人を含め結構、この道をハイカーが歩いていました。槐木(さいかちぎ)、いろは楓の巨樹、長寿の神白髭神社、しだらく吊橋と奥多摩駅~奥多摩湖まで約10㎞の道のりでしたが晩秋の「奥多摩むかし道」を楽しみました。以前より標識、トイレもよく整備されていました。9時から15時まで休憩を入れて6時間しっかりと歩きました。A beautiful & wonderful day!でした。(Y.M)

 

<実施日>11月18日(木) <参加者>10名
<コース>奥多摩駅~小河内ダム(奥多摩湖) 約10㎞
2021年11月18日

棚山

 雲ひとつない秋晴れの空、山梨市駅からタクシーでほったらかし温泉まで乗る。紅葉に染まっている棚山の全景が見れ、ぶどう棚に残っているブドウの葉がとても美しい色合いです。ほったらかし温泉からスタート、富士山を見ながらキャンプ場を通過し、林道を歩く。行きは重ね石コースを歩き、思っていた以上の急登に驚く。山頂からは北岳、間ノ岳、農鳥岳が見えました。帰りは桧の山の神コースを歩き、こちらも急な下りでロープが付いているので助かりました。富士山が大きく&美しく、穏やかな日和の楽しい山歩きができました。下山後、「あっちの湯」「こっちの湯」の2つのお湯があるほったらかし温泉に浸かり富士山を見ながら疲れを癒しました。ススキの群生、落ち葉を踏みしめる感触、落ち葉の音、色等々、とても素敵な棚山でした。(Y.U.)

 

<実施日>11月13日(土) <参加者>11名
<コース>山梨市駅―ほったらかし温泉~重ね石分岐~重ね石~棚山前こぶ~棚山1171ⅿ~重ね石分岐~ほったらかし温泉―山梨市駅
2021年11月13日

星穴岳

妙義山系で一回は行っておきたかった星穴岳へ。
偶然、杉並労山のお二方(友人)から声がかかりコラボレーション山行となりました!
中之嶽神社からはお決まりの急登。一気に高度を稼ぐが、あっという間足がパンパンになる。
コルまで上がるとそこからはバリエーションルート。相変わらず傾斜もキツいのでルートファインディングしながらの登攀となった。
トラバースでは念の為ロープを出してアッセンダーを使って安全に通過、西岳から約30mを1回、星穴岳山頂から10mを1回、約40~45mを2回、懸垂下降で下りる。
最後の2回は途中からハイライトの空中懸垂!!!
気兼ねしない仲間と初秋の晴天下に楽しい山行となりました! (Y.H.)

 

<実施日>10月23日(土) <参加者>4名
<コース>中之嶽神社-中之岳-西岳-星穴岳-中之嶽神社
2021年10月23日

栗駒山

1日目 鳴子峡、芭蕉『奥の細道』尿前(しとまえ)の関を見学。
2日目 栗駒山
栗駒山は紅葉の美しい山で知られる。5時半宿を出発。小雨降る中、宮城県側いわかがみ平へ。道すがらのナナカマドの赤が色鮮やか。秋の人気の山だけに登山客が多い。登り行程は最短のいわかがみ平登山口・中央コースを登る。小雨とガス。7合目辺りの「神の絨毯」、「今年の紅葉は今まで見た中で一番きれい」とか読売新聞夕刊で出ていたが、残念ながらガスっていて見れませんでした。
下山は岩手県側の産沼コースを取る。山頂~産沼~三途の川~苔花台~名残ケ原~須川高原温泉。幸に下山路は雨もガスもなくすばらしい、美しい東北の紅葉を満喫出来ました。栗駒山はナナカマドとかの紅い紅葉が多く彩りが豊かで、近年にない美しい紅葉を満喫しまた。満足。
須川温泉に下山後、栗駒山荘の温泉、天空の露天風呂からの紅葉の山肌を眺めながらの一時は至福の時間。露天風呂は天下一品。北から南、あちこちの温泉に入っているがここの温泉は5A+のランキングでしょう。栗駒山に来るときは是非お入りください。秋の東北の山旅を大いに楽しみました。 (Y.M)

 

<実施日>10月5日(火)~6(水) <参加者>8名
<コース>1日目…鳴子峡、芭蕉『奥の細道』尿前の関を見学。「須川高原温泉」泊 2日目…宿⇒いわかがみ平~栗駒山1626m~(産沼コース)三途の川~苔花台~名残ヶ原 須川高原温泉
2021年10月05日

岩手山・早池峰山・栗駒山

 一年前から計画していた三泊四日の東北山行。コロナでどうなることかと思っていたが、緊急事態宣言も無事解除され実行となった。1日目は移動日。2日目は岩手山に挑戦。馬返しからスタート。地元のご老人に昔は女人禁制だったなどの話を聞いたりして、八合目避難小屋までは難なく到着した。ところがここで強烈な風が待っていた。屈強な若い男性達に「ここはまだそよ風で、ここから先はものすごい風だから登頂はやめた方がいい。」と勧められ無念だが撤退する。この日は5人に1人くらいしか山頂は踏めなかったようだ。3日目は早池峰山に挑戦。小田越からスタート。この日も強い風が吹いていたが何とか歩けるので岩を掴みながら進む。尾根に辿り着くと嘘のように風がやみ楽々登頂できた。4日目は栗駒山に挑戦。須川温泉からスタート。小雨の中、川のような登山道を歩くがすんなり登頂。山頂付近の紅葉は終わっていたが登山口少し上の紅葉が見事で岩手山の無念をなぐさめてくれた。(N.S.)

 

<実施日>10月3日(日)~6日(水) <参加者>5名
<コース>1日目…移動 2日目…馬返し~岩手山(8合目避難小屋) 3日目…小田越~早池峰山 4日目…須川温泉~栗駒山
2021年10月03日

八ヶ岳縦走(真教寺尾根から)

 緊急事態宣言明けの初めての会山行は、八ヶ岳を南北に縦走するタフなコースだった。1日目は八ヶ岳最難関の真教寺尾根から赤岳山頂を目指す。最初は針葉樹林の森の中を眼下に八ヶ岳高原を眺めながら歩く。賽の河原から見えた赤岳が素晴らしい。徐々に傾斜がきつくなってきて最初の鎖場が現れるといよいよ岩稜歩きの始まりだ。皆ヘルメットを装着する。鎖を補助的に使いながら3点確保で慎重に登っていく。長い岩場が終わって赤岳山頂に着くと皆の顔から笑顔がこぼれる。山頂は360度の大展望だった。昨年もお世話になった赤岳天望荘は、スタッフが優しく食事も豪華で居心地の良い山小屋だった。2日目も快晴で、八ヶ岳の峰々や遠く北アルプス、南アルプスを眺めながら歩く。横岳、硫黄岳、東天狗岳とアップダウンを繰り返し渋の湯へ向かう。黒百合ヒュッテからは苔生す森に景色が変わってきた。渋の湯の温泉の時間には間に合わず残念だったが、緊張感のある岩場と南北両方の八ヶ岳の景色を堪能できた贅沢な山行だった。(Y.E.)

 

<実施日>10月2日(土)~3(日) <参加者>10名
<コース>1日目…美し森~牛首山~赤岳 2日目…横岳~硫黄岳~夏沢峠~東天狗岳~中山峠~渋の湯
2021年10月02日

九鬼山 個人山行

 第1回PolePole山行を実施しました。九鬼山は都留市二十一秀峰、大月秀麗富嶽十二景で富士山の展望がいい。山頂のほぼ直下をリニアカー実験線のトンネルが貫通している。青い空、美しい新緑の下、フィトンチッドを体いっぱいに浴びながら、気持ちよく歩き、大きな冠雪の富士山をくっきりと眺めることができた。山頂には桜の木がまだ花を付けていた。富士急の駅から歩けるアクセスのいい山であるにも拘わらず、今回、出会ったのは平日ということもあるが二組だけ。リニアカーの走行を3回も見れたのは望外の喜びでした。静かなポレポレ山歩きを楽しみました。Viva PolePoleでした。
<PolePole(ポレポレ)とはケニアのマサイ人等東アフリカの人々の母語スワヒリ語で「ゆっくりゆっくり」「ぼちぼち行こう」という意味です。> 
(Y.M)

 

<実施日>4月22日(木) <参加者>7名
<コース>禾生駅~九鬼山~田野倉駅
2021年04月22日

晃石山・大平山

 桜とアジサイの名所である大平山は関東平野にある341mの山で、大平神社の参拝客で栄え、謙信平からの眺望は「陸の浮島」といわれ平野の広さと共に上杉謙信を感心さえたといわれている。戦国時代に関東10か国の制覇を進める北条氏康とそれを阻んだ上杉謙信が講和を結んだ大中寺は曹洞宗の名刹で清水寺と関東ふれあいの道で結ばれており、清水寺から晃石神社までは1時間弱のこの日一番の急登。神社の境内にあるテーブルで昼食を摂り山頂へ。晃石山北側には雪を残した皇海山、上州武尊山、日光白根山、男体山と百名山が連なっています。大平山山頂へは富士浅間神社へという標識があるだけ。最後の急坂を登り切ると境内へ。10分ほどで大平神社に。階段を下り徳川吉宗が献納した随身門をへて謙信平では名物の卵焼きとだんごを縁台で食べて一休み。アジサイ坂は1000段の石段ということで最後の難所と思われましたが、アジサイの多くなる場所からは段差の少ないスロープのような石段となりひざを痛めることなく、国学院栃木高校前のバス停から栃木駅行き直行バスが通学用のようでしたが乗車できて15時栃木駅前に到着、解散しました。(T.T.)

 

<実施日>4月10日(土) <参加者>7名
<コース>大平下駅から大中寺、清水寺、晃石山、太平山を経て国学院前バス停栃木駅まで
2021年04月10日

乗鞍岳

 百名山に挑戦中の山仲間に誘われて残雪の乗鞍岳に登りました。既にスキー場は営業終了しているため、麓のペンションに前泊し、早朝5時半に1500mの休暇村をあとに頂上を目指しました。最近雪崩遭難事故のあった箇所を通過するため、全員ビーコンを稼働させました。地元のガイドの勧めでスノーシューを履いて登りましたが、ザラメ状の締まった雪との相性が良く、クライミングサポート機能のおかげもあり、軽快に距離を稼ぐことができました。標高2600m地点のトイレ舎でアイゼンに履き替えて肩の小屋まで登り、そこからは頂上稜線を強い北風に煽られながらヨロヨロと歩を進め、11時過ぎに3026mの山頂に立つことができました。標高差1500mの雪道を5時間半で登れたのはスノーシューが仕事をしてくれたおかげ。その価値を見直しました。下山は肩の小屋に向かう夏道からはずれ、カール状の急な雪面を前述のトイレ舎目指してダイレクトに降りました(写真)。再びスノーシューに履き替えての下降も快調でした。下山後、借用したビーコンの返却のためガイド事務所に寄りましたが、無事登頂を伝えるとガイドは驚いていました。時間切れで途中で引き返してくると思っていたようです。前泊したペンション「マドンナ」では、地元で評判の欧風料理とワインを楽しむこともでき、収穫の多い充実した山行でした。(T.S.)

 

<実施日>4月8日(木) <参加者>4名
<コース>乗鞍高原休暇村から往復
2021年04月08日

黒姫山飯縄山

 北信五岳の黒姫山と飯縄山にハシゴ登山してきました。黒姫山は昨年敗退のリベンジです。昨年は天候悪化を見越して急遽計画変更し初日に黒姫山に挑んだものの登山開始が遅く、結局時間切れで頂上を目前にして撤退。今年こそは絶対登頂を期し向かいましたが、またしても天候悪化予報。昨年のデジャブーです。リスク承知で初日に黒姫山に挑みましたが、ラッセルを回避できたのとメンバーの足並みが揃ったことで無事全員登頂を果たしました。頂上稜線から望んだ妙高、戸隠、高妻など白く輝く峰々の神々しい姿に感動しました。翌朝は高曇りの中、戸隠神社中社の裏手から伸びる西参道を辿り飯縄山に登りました。雪の尾根をキックステップで軽快に前進、3時間で霧に覆われた山頂に立つことができました。下山後、一番人気の蕎麦屋さんで戸隠そばを賞味し、心もお腹も幸せな気分で帰途に着きました。
(T.S.)

 

<実施日>4月3日(土)-4日(日) <参加者>9名
<コース>黒姫山:大橋口登山道往復 飯縄山:西参道中社-飯縄山頂-南登山道一の鳥居
2021年04月03日

日和田山

 街の桜はもう散り急ぎましたが低山は今が花盛り、秩父の山をめぐる会山行です。西武秩父線、飯能から4つ目の東吾野駅に集合。吾那神社の奥の登り口から北向きに尾根を登ります。最初はけっこう急登の山道をたどり、少し汗をかいた頃に橋本山のピークへ到着、秩父の山々の展望がひらけました。そこからアップダウンの道を次の目標の「ユガテ」に向かいます。「ユガテ」?どうも「湯ヶ手」と書くようで昔、湯が出たような言い伝えがあるようです。ついてみるとそこは民家が2軒ほどあって、今も人が住んでおられる隠里のようなところ。桜やツツジが咲きほこり「桃源郷」という言葉が浮かぶいい雰囲気の里でした。
そこから先は東に進路を取って北向き地蔵から、物見山、奥武蔵自然歩道に合流して高指山、日和田山と小ピークをたどりました。日和田山の頂上には人の背の倍ほどもある立派な宝篋塔がたっていましたが、何と享保十年の日付があります。8代将軍吉宗の時代ですね。
日和田山から南に降りると巾着田があります。散策して桜と菜の花を楽しみました。
天気も良く花も楽しめるいいハイキングとなりました。リーダーのAさんは初リーダーでしたが、よく練られたコース設定ときわめて正確な時間管理に参加者一同感心しきりでした。
(Y.O.)

 

<実施日>4月3日(土) <参加者>18名
<コース>東吾野駅-吾那神社-橋本山-ユガテ-物見山-日和田山-巾着田-高麗駅
2021年04月03日

鉢形城址・花園城跡

 緊急事態宣言の解除後初の会山行。発令中残念ながら16本の計画が中止となってしまいました。今回はここのところTリーダー注力中の山城跡を訪ねる企画です。
鉢形城址は北関東の西の山すそ、東武線の寄居駅にほど近い地にある小田原の北条氏の支城跡です。城の広い跡地が公園として整備され、日本百名城にも指定されています。秀吉の小田原攻めのおりに忍城や八王子城と同様に攻められ、3か月で落城したとの説明がありました。荒川を天然の堀にした小高い丘の城跡で、見事な桜とカタクリの花を楽しみながら強者たちの興亡に思いをはせました。
午後からは鉢形城の支城で北側の山上にある花園城址に向かいました。最初の築城は平安時代にさかのぼるといわれている古城ですが、事前情報では道が荒れていて藪漕ぎも覚悟とのことでした。しかし実際は最近整備の手が入ったようで結構急だがきれいな道を30分ほど登って城跡につきました。
久しぶりの会山行で、天気も良く花にも恵まれ気持ちの良い一日となりました。
(Y.O.)

 

<実施日>3月27日(土) <参加者>18名
<コース>寄居駅(東武)-鉢形城址-寄居駅-花園城跡-寄居駅
2021年03月27日

甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根

 冬山シーズンも終幕を迎える3月下旬、雪と氷の世界を求めて甲斐駒に登った。黒戸尾根は、麓の駒ヶ岳神社から山頂まで標高差2200mと日本一長い尾根の一つ。冬季でも営業している七丈小屋に泊り2日かけて登った。七丈小屋では、今はこの小屋の主人でもある登山家の花谷泰広氏に会うことができた。山頂にアタックする2日目は、上部でかなりの強風が予想され花谷氏のススメもあり早朝暗い中を出発。途中日の出を拝んだあと、モルゲンロートに赤く染まる甲斐駒の岩峰を目指して雪稜を辿った。心配された8合目付近の危険箇所は、気温が低い時間に通過したことで雪も適度にしまっていてロープを使わずに超えることができた。山頂では紺碧の青空の下に広がる360度の大パノラマを楽しむ。北岳、塩見岳、荒川岳と続く南ア主脈連山のその白雪を抱いた姿が印象的だった。(T.S.)

 

<実施日>3月25日(木)~26日(金)  <参加者>3名
2021年03月25日

日光男体山

 日本百名山で日光のシンボルともいえる信仰の山、男体山に登ってきました。過去、二荒山神社からの登りがきつかった記憶から、今回は標高差の少ない志津峠からのルートから取りつきました。最近の暖かい気候で雪もほとんど無いだろうとの判断からワカンを持たなかったのが誤算でした。志津峠から樹林帯に入ると厚い雪が残り、その中を踏み抜きに悩まされながら進むので、歩行にも思い切りブレーキがかかり、結局三合目で引き返すことに。山頂は踏めませんでしたが、残雪期とはいえ、ワカンが無いと如何に悲惨な思いをするか身をもって知ることができ、良い経験となりました。入山前に地元の方とちょっとしたハプニングもありましたが、結果オーライの楽しい山行となりました。(T.S.)

 

<実施日>3月9日  <参加者>9名
2021年03月09日

赤岳

 天気予報は風が強いが午前中は晴れ…なんて、大はずれでおそらく晴れていたのは星が綺麗だったから明け前くらい。
4時半に美濃戸口を出発、先ずはツボ足でどこまで行けるか試してみる。南沢に入る前に暗闇の中で群れた鹿たちの目が光っていて早くも冷や汗をかく。メインディッシュにありつく前の行者小屋までが長く感じた。戻ってきても長いんだけど…
赤岳は雲に隠れてずっと見えない。小屋に到着する頃には風が強くなってきて凍えながら軽くパンを食べてアイゼン装着、最後にテルモスのお湯を呑んで文三郎尾根へ向かう。雪は充分にあるけど風が強い、階段などの動きが制限される所で吹かれると怖いから少し行動を止めて弱まるのを待つ。
途中アルパインをやってる人のコールが聞こえるけど視界が悪くて何処からかは分からなかった。今回、初級ルートの取り付きを確認するのも目的だったがそれも叶わず黙々と登る。徐々に視界が悪くなってくるから下りが心配になる。こんな時はソロだと心細い。頂上で手短かに写真を撮り、慎重に下って樹林帯まで戻ったらアイゼンを外してグリセードの練習がてら転びつつ面白みのない道を戻った。
今回は前夜泊の日帰りで赤岳に登れるのか?自分の体力を試したのだが往復10時間をギリギリ 切れてなんとか目標を達成できた。次は青空の赤岳に登りたい。(S.K.)

 

<実施日>1月  <参加者>1名

<コース>美濃戸口〜行者小屋〜文三郎尾根〜赤岳の往復

2021年01月17日

木曽駒ヶ岳

 メンバーの休みが重なり急遽雪山に行く事になった。行き先は当日一番天気が良い処へ・・・事前にシーズン中に行きたい山の目星を挙げていたので選考は簡単に終わり木曽駒ヶ岳に白羽の矢が立つ。
しらび平からの始発バスの増便に乗りロープウェイで千畳敷に上がる。薄曇りの中時折青空が顔を出していた。水銀計はマイナス17度、予報よりも風は強くない。ゆっくり用意していたので千畳敷カールには既に取り付いている人が豆の様に見える。膝上のラッセルをして頂いた人達に感謝しながら順調にカールを登り乗越に到着。今日は久しぶりにストックを使ったから思いのほか楽だった。乗越から先は小気味よくアイゼンの効く気持ちよい雪道が続き、所々に岩が顔を出していて積雪は思いの外少ない。開けた稜線を順調に歩き木曽駒ヶ岳登頂、時間に余裕があるので山頂で写真を撮りゆっくりと過ごした。流石に風が強くて顔が痛い。
帰りはカールの途中からスノーシューに履き替えて無垢の雪面を思いのままにトレースを付けて駆け降りた。雪山最高だ!!
コンディションによって雪山は難易度が変わってくるので、今回のようにフレキシブルに動いた方が楽しく雪山を満喫できると感じた。(S.K.)

 

<実施日>1月  <参加者>3名

<コース>千畳敷カール〜乗越浄土〜中岳〜木曽駒ヶ岳の往復

2021年01月12日

四阿山

 浅間山の西方、長野県と群馬県の県境にまたがる標高2354mの四阿山に登ってきた。南麓のあずまや高原ホテル跡を起点に、広大な四阿高原の緩やか斜面を抜けて山頂に至るルートを往復する。先週の積雪のおかげで、登り始めから数十センチの積雪。週末に多くの入山者があったのであろうか、道は踏まれ歩きやすい雪道ができている。最初は山裾の大きく開けた雪原を登っていく。傾斜が徐々にきつくなり、やがて樹林帯に入る。雪をもっこりと纏ったシラビソの樹林帯を縫うように登っていくと、やがて根子岳からの道と合流する。ここはもう中央分水嶺の主稜線で、東へやや起伏のある稜線を15分ほど行くと山頂だ。2018年に開山1300年を祝い建て直したという山頂の立派な祠は雪でほとんど隠れていた。朝方の灰黒色の雨雲はどこかへ飛散して、頭上には青空が広がる。山頂からのパノラマは言うことなし。妙高や戸隠など北信の山々の雪景色は荘重だった。(T.S.)

 

<実施日>12/28(月)  <参加者>5名

<コース>あずまや高原ホテル(跡)から往復

2020年12月30日

西上州大岩碧岩

 群馬県の南牧村の最深部にある大岩と碧岩の2つの岩峰に登ってきた。熊倉川の支流ミドリ岩沢にかかる三段の滝を越え涸れ沢を詰めると大岩に続く尾根に出る。今回は先ず大岩を落とした後、引き返し碧岩に登った。いずれも天を衝く尖峰で、高度感のある岩場を越えて山頂に立った。特に碧岩は「上州のマッターホルン」の異名をもつだけに急峻で、ロープの張られた斜度のある岩場を2箇所越えないと山頂に達することはできない。冬将軍の猛威はこの山塊にも及んだらしく山はうっすらと雪化粧。終始チェーンスパイクのお世話になった。昨年から西上州をフィールドに奇岩巡りをしてきたおかげで、碧岩山頂からは、立岩、毛無岩、鹿岳など、これまで足跡を残した上州の山々が間近に眺められ嬉しさを感じた。下山後は街道の露店でお目当ての下仁田葱を買い込んで帰途に着いた。(T.S.)

 

<実施日>12/20(日)  <参加者>9名

<コース>三段の滝登山口-三段の滝-大岩-碧岩-三段の滝-登山口

2020年12月21日

忘年山行 御前山

 奥多摩湖からの御前山は指折りの急登。3時間冬木立の中をひたすら登る。紅葉は先週が見ごろか。12時15分、御前山山頂。手早く食事を済まし集合写真を撮って奥多摩駅方面へ下山開始。途中湯久保尾根と分かれて避難小屋経由で奥多摩駅方面の登山路を境橋へ向かう。霜もわずかな明るい道で歩きやすい。大滝の付近で舗装道路にでる。登山路もあるのだが近年壊れた木の橋が補修されておらずロープで進入禁止に。約1時間の舗装路歩きで境橋のバス停につく。計画通りの15:11のバスに間に合い臨時バスのため座ることもできて奥多摩からホリデイ快速に乗り帰路につく。(T.T)

 

<実施日>12/12(土)  <参加者>15名

<コース>奥多摩湖~御前山登山口~サス沢山~惣岳山~御前山1405m~御前山避難小屋~境橋バス停

2020年12月19日

つづら岩

 大岳山から五日市へ抜ける馬頭刈尾根の中腹にある40m程の岩壁を単独登攀してきました。
通常はパートナーと2人でリードとフォローを交代しながら登りますが、今回は1人なので一旦リードで登って支点を構築してから懸垂で下りてアンカーと中間支点を回収後に登り返すのを繰り返して通常2ピッチの所を2人分の4ピッチ登りました。
初級ルートだけどリスクに対する許容範囲が狭いので緊張の連続でしたが、登り切って青い空と遠くの山々や街並みを見るとなんとも言えない達成感と充実感が込み上げてきました。無事に登れて良かった…
岩場までは1時間半の急登だったので重い登攀具を背負って歩くと良いトレーニングになります。帰りに寄った天狗滝は快晴の空と滝が混ざり合ってとても綺麗でした。
次回はパートナーを見つけて一緒に行きたいです。(S.K.)

 

<実施日>12/4(金)  <参加者>1名
2020年12月05日

小倉百人一首の「小倉山」

 小倉百人一首の「小倉山」は、保津川を挟んで嵐山の北に位置する296ⅿの丸い形の山で、紅葉の美しい名所でもあります。8月にcovid-19の影響で会山行が中止になり、紅葉の美しいこの時期に行ってきました。スタートは、嵐山の渡月橋からで、渡月橋からは小倉山と愛宕山が綺麗に見え、素晴らしい紅葉の景色です。桂川沿いを進み、亀山公園の標識を見ながら階段を登っていきます。公園内には、小倉百人一首の歌碑が点在し、展望台からは保津峡の眺めを眼下に望み、運が良ければトロッコ列車を見ることができます。小倉山山頂の道標がある登山口に着き、緩い傾斜を登っていくと比叡山と京都の街並みが見渡せる広場に出ます。林道を少し進んで行くと小さな山頂標識が現れ、山頂は直ぐでした。下りは、高雄パークウェイ脇の急な登山道を慎重に歩き、六丁峠から鳥居本を経由して嵐山まで行きます。愛宕神社の一の鳥居が見え、鮎で有名な平野屋に着きました。観光名所のあだし野念仏寺、祇王寺、落柿舎を見学し、人力車を除けながら、竹林の小径を歩いて嵐山に戻りました。京都の真っ赤な美しい雅のモミジを堪能できた素晴らしい山行でした。 (Y.U.)

 

<実施日>11/15(日)  <参加者>4名

<コース>嵐山~展望台~小倉山~六丁峠~鳥居本~あだし野念仏寺~祇王寺~落柿舎~竹林の小径~嵐山

2020年11月25日

岩殿山

 参加者が20人となり2グループの第一陣として岩殿山を縦走してきました。好天で快適な山行を楽しむことができました。昨年の台風で鏡岩崩落のため丸山公園からの強瀬ルートが通行禁止となり、畑倉登山口から岩殿山へ登りました。岩殿山の山頂にあった岩殿城は武田氏の武将小山田氏の居城で武田3堅城の一つとして有名ですが、最近では東京スカイツリーと同じ標高634mとしても人気があります。当日は晴天で富士山がよく見えて山頂では写真を撮る登山者で賑わっていました。下りの天神山、稚児落としのルートは登山者も少なく連続する鎖場も渋滞もなかったです。足並みも揃い稚児落としまで予定より早く到着して浅利登山口に14時40分に下山、登山開始9時40分から5時間で縦走しました。(Y.T.)

 

<実施日>11/21(土)  <参加者>10名

<コース>畑倉登山口~岩殿山~稚児落とし~浅利登山口

2020年11月23日

六甲山&京都トレイル(西山)

 3年前の会山行から始まった京都トレイルが、その後個人山行で継続し、とうとう最終回を迎えた。コースは紅葉最盛期を迎えた西山エリア。
 1日目は足慣らしで六甲山へ。東京でいうと高尾山のような山なのだろう、地元の家族連れやハイキングクラブで賑わう。花崗岩のジャングルジム・ロックガーデンを楽しみ、時折見える神戸市街地や大阪湾を眺めながら六甲最高峰に到着。有馬温泉までは緩やかで歩きやすい道を下る。なかなかタフなロングコースだった。
 2日目は見どころ満載の京都トレイル西山コース。素晴らしい紅葉の中、気持ちよく清滝川沿いを歩く。保津峡の川下りを眺めながらの昼食の後は川沿いを離れ、神社仏閣巡りだ。鳥居本、化野念仏寺、二尊院、落柿舎。外から眺めるだけだが紅葉が見事だった。観光客で混み合う嵐山を過ぎ、最後に松尾山を超えるとゴールだ。標高235mのこの山は意外に急登で手強い。苔寺に到着し、皆で京都トレイル1周を踏破した喜びを分かち合った。(Y.E.)

 

 

<実施日>11/14(土)~15(日)  <参加者>9名

<コース>1日目 芦屋川~高座の滝~風吹岩~雨ヶ峠~東お多福山~六甲最高峰~有馬温泉
2日目 栂ノ尾~清滝金鈴橋~保津峡展望台~鳥居本~二尊院~嵐山~松尾山~苔寺

2020年11月17日

表妙義縦走

 晩秋の空晴れ渡る一日、表妙義を縦走した。
中の岳神社を起点に主稜線を中の岳、東岳、鷹戻しをたどり、一旦大きく下ったあと、最高峰の相馬岳に登り返す。更に天狗岳、大の字を経て妙義神社に下る。麓から稜線までの標高差は3百メートルしか無いが、稜線上は峻険な小ピークが幾つも連なり、そのひとつひとつを、鎖を頼りに攀じ登る。今回は時計回りで歩いたが、どちらから行っても、登りも下りも随所に鎖があり緊張の解ける間がない。しかも鎖は傾斜がきつく高度感もあり思わず足がすくむ。それだけに8時間の苦闘の末、妙義神社に無事降り立った時の達成感はひとしおだった。(T.S.)

 

<実施日>11/13(金)  <参加者>4名

<コース>中の岳神社-中の岳-東岳-鷹戻し-相馬岳-天狗岳-大文字-妙義神社

2020年11月17日

赤岳~阿弥陀岳

 1日目、美濃戸口から晩秋の紅葉が美しい林道をゆるゆると歩き始める。八ヶ岳の主峰・赤岳に登るこの山行が素晴らしい快晴で心が躍る。行者小屋までは沢沿いの南沢ルートをコメツガやカラマツの原生林や苔の森を鑑賞しながら歩く。樹林帯を抜けると荒々しい岩肌の赤岳や横岳が姿を現す。目の前の赤岳は急勾配でそびえ立っている。ハシゴや鎖のある岩場を登って赤岳天望荘に着いた。小屋の前に2週間前に降った雪がかなり残っており、部屋の窓にも雪が迫っていてびっくりした。小屋からは素晴らしい360度の展望、富士山、南アルプス、北アルプス、奥秩父の峰々に諏訪湖まで見える。
 2日目は赤岳山頂までチェーンスパイクを装着して登る。赤岳登頂!これから行く阿弥陀岳の他、権現岳、編笠山などが見える。ここも360度の超絶景!赤岳の山頂直下は急な岩場の下りでわずかだが凍っている箇所もあるので気が抜けない。中岳のコルでザックをデポして阿弥陀岳へピストンする。ガレているので落石しないように、また当たらないように注意が必要だ。阿弥陀岳登頂!また素晴らしい眺めに一同感無量・・・!中岳のコルへ下り下山開始。行者小屋からは美濃戸口まで往きと同じ南沢ルートを下っていった。(Y.E.)

 

<実施日>10/31(土)~11/1(日)  <参加者>7名

<コース>美濃戸口→行者小屋→赤岳天望荘(泊)→赤岳→中岳のコル→阿弥陀岳→中岳のコル→行者小屋→美濃戸口

2020年11月03日

阿寺の岩場

 阿寺の岩場は講習やガイドによく使われている事もあり階段状の登り易いルートが沢山あります。車を停めて徒歩5分、トイレ有りの好立地も魅力的です。
先ずはリードで登ってトップロープ支点を構築、ロープを張ったら交代でどんどん登ります。
易しいとはいえ長いルートを登ると高度感があって、けっこう驚きます。
ジムも面白いけど岩を触った時の指に引っ掛かる感触が堪らないです!!️
雨がパラついてきたので早めに切り上げ、利用料を納めがてらカフェでお茶して帰りました。(S.K.)

 

<実施日>11/2(月)  <参加者>4名
2020年11月03日

富士山展望の金時山

 箱根外輪山の金時山に登りました。お天気に恵まれ、最高の富士山を行きの車窓からも眺める事ができました。登山ルートは、金時山矢倉沢口で、整備された道を登っていきます。
分岐の矢倉沢峠にあるうぐいす茶屋は営業をしてません。ツルリンドウ、マツムシソウ、アザミの可憐な花に出会え、振り返ると大涌谷、神山、仙石原、芦ノ湖が綺麗に望め、久々の金時山ですが、改めてこの山の素晴らしさを確認しました。段差のある岩場を登りきると山頂です。山頂には、2軒の茶屋(金時茶屋、金太郎茶屋)があり、大勢のハイカーが休憩をしています。山頂からの眺望を皆、楽しんでいるようです。我々も富士山をバックに全員で写真を撮りました。下山も気を抜かず声を掛け合いながら安全に下りました。下山後、山荘貸し切りのお湯に癒されました。帰路、仙石原のススキを愛でながら、今宵の月は満月で、「ブルームーン」に「マイクロムーン」今月2回目の満月で一番小さな満月を、東名から見れ、粋で素敵な贈り物に感激しました。(Y.U.)

 

<実施日>10/31(土)  <参加者>9名

<コース>金時山矢倉沢口~矢倉沢峠~金時山1212m~矢倉沢峠~金時山矢倉沢口

2020年11月03日

紅葉の雨飾山

紅葉が美しいと謳われている雨飾山に登ってきました。前泊は、日本秘湯を守る会、小谷温泉、大湯元「山田旅館」に泊まり、名湯の元湯と外湯を楽しみ、長野県の割引も適用されお得でした。まだ暗い5:30旅館を出て、雨飾高原キャンプ場6:12出発です。紅葉の真っ盛りで、皆のテンションが上がります。400m毎に、11箇所(1/11~11/11)の標識を目印に登れます。例年より紅葉が遅れているらしく綺麗なブナの原生林が見れ感激です。木道から始まって、急登が続き、ロープ、滑りやすい木の梯子に注意して
中間地点の荒菅沢に着くと若者の団体が休憩してました。一昨日に雪が降ったのでアイゼンを付けて降りてくる登山者に会います。我々も持参した、アイゼン、チエーンを装着する。一向にお天気が良くならず頂上からの大パノラマを期待し日本海が見たかったが残念ながら叶いそうにありません。雨飾温泉の登山道分岐から100m登ると山頂に着きます。山頂は風が強く、寒いので早めに下山を開始する。下りは、滑りやすく、気が抜けない箇所が多く、神経を使いました。2度目の雨飾山ですが、今回の方がきつく感じ、今月中旬の東北の紅葉と違う景色の中を歩け、深く堪能する事ができました。(Y.U)

 

<実施日>10/26(月)  <参加者>5名

<コース>雨飾高原キャンプ場~ブナ平~荒菅沢~笹平~雨飾山1963m~笹平~荒菅沢~ブナ平~雨飾高原キャンプ場

2020年10月29日

谷川岳一ノ倉沢ハイキング

クルマを降りると、前日の雨に洗われたかのような青空と鮮やかな紅葉の出迎えを受ける。ピークを目指さないハイキングなので、気持ちも足取りも軽い。ブナの木漏れ日の中を歩き、マチガ沢出合、そして一ノ倉沢に到着。鮮やかな紅葉のグラデーションと対比するような岩壁群。その中心に聳える衝立岩登攀のため、世界中からクライマーが集う。しかし、夢かなわず命を落とすクライマーも多く、谷川が「魔の山」と呼ばれることになる。多くの慰霊のプレートがそのことを物語っている。
観光客でにぎわうのは一の倉沢まで。幽ノ沢出合から急坂を下り、JR見張り小屋へ。ここからは湯桧曽川沿いの新道を行く。二カ所の渡渉もあり、ちょっとしたスリルを楽しむ。ゴールの土合橋に到着し、命の洗濯をしたようなハイキングに満足。来年のこの季節は、マチガ沢の紅葉を見ながら厳剛新道を登るつもりだ。(K.N.)

 

<実施日>10/24(土)  <参加者>8名

<コース>山岳資料館~一ノ倉沢~見張小屋~土合橋

2020年10月26日

焼山~八幡平縦走 東北の紅葉と温泉

10月16日 1日目 玉川温泉泊
前夜泊で玉川温泉泊。明日からの縦走に備えのんびりと温泉で憩う。天気は素晴らしく、田沢湖駅から宿までの道中もすばらしい紅葉 の色付き。
10月17日 2日目 大沼散策
朝起きれば予想外に雨。雨の中を歩くのもいかがかと、焼山から後生掛温泉までのトレッキングを中止にした。もう一度、朝風呂に入りなおして、玉川温泉から今日の宿後生掛温泉にバスで向かう。玉川温泉から大沼までの道すがらの紅葉 は今が旬。私の人生でも見たこともないほどの美しい黄色、赤の紅葉でした。東北の紅葉はすばらしい。後生掛温泉にチェックインして、大沼を散策した。これまたブナの黄葉、赤の木々、Fantasticな素晴らしい紅葉でした。今日は山歩きは出来なかったが、絵もいわれぬ美しい紅葉・黄葉の中に己が身を浸し、ハッピーな気分を体いっぱいに感じた。
10月18日 3日目 後生掛温泉~大沼登山口~大谷地~蒸けの湯・大深温泉~田代沼~八幡平山頂~八幡沼周回~見返り峠~八幡平頂上駅
天気は晴れ。爽やかな朝の光の中、大沼~大谷地は昭文社地図にも《美しい森の道》と特記されているが、まさに美しい森の道を気持よく歩く。森は木々の紅葉の輝きに満ち満ちている。こんなに美しい森を歩ける幸せを感じる(熊を遠ざけるため時々笛を吹きながら)。「蒸けの湯」の野天風呂を通り、大深温泉から百名山の八幡平山頂を目指す。長い行程でしたが充実感溢れる晩秋の山歩きでした。八幡平では一昨日雪が降り、もう冬支度。
(Y.M.)

 

<実施日>10/16(金)~18(日)  <参加者>12名

<コース>17日 大沼散策
18日 後生掛温泉~大沼登山口~大谷地~蒸けの湯・大深温泉~田代沼~八幡平山頂~八幡沼周回~見返り峠~八幡平頂上駅

2020年10月23日

八甲田山、岩木山、八幡平

 九州沖縄地方に台風14号が近づいて来た頃、東北の山を目指して東北道を北上した。初日は奥入瀬渓谷や十和田湖の観光。ひとけは少なくゆっくり紅葉を楽しんだ。
次の日は八甲田山、山頂付近は紅葉のピークが過ぎていたが中腹の景色は素晴らしく赤、黄色そして緑の自然が織りなす世界に童話の世界に迷い込んだ気分になる。
3日目は青森県の岩木山、リフトを利用して登る距離や時間は短いが岩をよじ登るように登った。山頂には岩木山神社の奥宮と鐘が設置されている。4日目の八幡平はレストハウスまで車で行ったので散歩のように池や沼を見ながらゆっくり歩いた。地元の子どもたちもいっぱいいて賑やかな山頂でした。今度は沼の氷が残ってる時にドラゴンアイを見てみたい。(M.K.)

 

<実施日>10/8(木)~10(土)  <参加者>5名

<コース>8日 八甲田大岳登山口〜八甲田山[大岳]〜避難小屋〜登山口
9日 岩木山八号目バス停〜リフト〜山頂、ピストン
10日 八幡平レストハウス〜鏡沼〜山頂〜ガマ沼〜見返峠〜レストハウス

2020年10月20日

第2回スポーツクライミング

前回と同じ体育館でのクライミング
ウォームアップがてら壁の下の方を使ってムーブの練習をして体の動かし方の引き出しを増やしていきます。
ちょっとしたコツを掴むと楽に登れる様になるので沢山上ってお互いにビレイし合って、登りも確保もレベルアップしていきましょう!!
(S.K.)

 

<実施日>10/14(水)  <参加者>9名

<場所>東京ドームスポーツセンター東久留米

2020年10月19日

日光茶ノ木平

 粘り強い暑気からようやく解放され秋が本格化、いい季節になりました。関東では1、2を争うであろう紅葉の名所の日光へ色づき始めた山と湖を目指して出かけた。
 東武日光駅からバスでいろは坂を登り明智平へ。ここから短いロープウエーで小さい谷をヒョイと渡ると展望台に到着。ばっちりのビューポイントで赤と黄色に染まりだした男体山、中禅寺湖、華厳の滝の「3点セット」が一望できる。ここからリーダーが探索した裏山に登るような細い登山道に入ってゆるゆると登っていく。1時間ほど登ると茶ノ木平という山の上の平坦な場所へ。古い地図にはここまでくるロープウエーが載っているが今はない。
 そこから中禅寺湖の周りを周遊するように緩やかなアップダウンが続き、時々中禅寺湖が木の間からのぞける気持ちのいい山歩きだ。次の展望台についたところで昼食を取って下の道に降りてバスに乗る。帰りにイギリス・イタリア大使館の別荘跡の公園にもよって「日光好き」の外国人のあしあとを偲んだ。一足早い紅葉と湖畔のリゾートを楽しむことができた1日だった。

<実施日>10/16(金) <コース>東武日光=(バス)明智平=(ロープウエイ)展望台1-茶ノ木平-展望台2-遊歩道バス停=(バス)東武日光

 

2020年10月18日

越後駒ヶ岳・平ヶ岳

 二年越しの思いの越後百名山2座、前日まで台風14号の進路にヤキモキし決行。銀山平温泉の湖山荘に前泊、翌朝4時に出発し越後駒ヶ岳へ。枝折峠登山口を歩き出してすぐに雲海スポットに、夜明けと共に浮かび上がる雲海&滝雲は幻想的で感動。10時間半のロングコース、苦しい急登もあるが、稜線から色鮮やかな紅葉が見えると歓声が上がり魅了される。山頂からの眺望もよく八海山、中ノ岳、荒沢岳、日本海が見えた。10月だというのに、とにかく暑かった。
3日目、天気がAマークに変わり平ケ岳へ。山頂まで登り3時間半、その内、急登が2時間半、残り1時間は湿原の木道歩きだ。プリンスルートだがなかなか手強い、侮ってはいけなかった。下山途中の平ケ岳沢手前で日本一(宿のご主人談)の光苔をみる。
今回、湖山荘のロッジに泊まり、とにかく食事が美味しく、よく食べよく飲みよく歩き、GOTOのお陰で安く、楽しい女子旅ができた。(Y.S.)

 

<実施日>10/10(土)~12(月)  <参加者>6名

<コース>11日 駒ヶ岳登山口→明神峠→小倉山→駒ノ小屋→駒ヶ岳山頂→駒ノ小屋→小倉山→明神峠→登山口
12日 中の枝登山口→たまご石→平ケ岳山頂→姫ノ池→登山口

2020年10月14日

甲武信岳(東沢釜の沢東俣)

 甲武信岳に源を発する東沢の釜の沢東俣を遡行した。奥秩父の人気ルートである。直前に大雨がなかったせいか水量は少なかった。慣れない重荷を背負っての沢歩きは苦労したが、魚止めの滝、千畳のナメ、両門の滝など美しい滝の景色に癒された。ヤゲンの滝を高巻いたところの河原の台地にテントを張り一夜を過ごした。焚き火を囲んで、鍋料理を酒の肴に深夜まで宴会。翌日、長い河原歩きの後、いくつかの滝を越えながら高度を稼ぐ。右に木賊沢を分けると水流は減りやがて源頭へ。取水ポンプ小屋を過ぎて樹林帯の踏み跡をしばらく登ると甲武信小屋のある鞍部に到着。荷物を小屋にデポして甲武信岳を往復する。ブナの紅葉には少し早かったが、上部に育生しているナナカマドやカエデは紅く染まっていた。下山は木賊山を経由して徳ちゃん新道をたどり西沢渓谷入口に降りた。(T.S.)

 

<実施日>10/4(日)~5(月)  <参加者>4名

<場所>西沢渓谷入り口-東沢釜の沢-両門の滝-釜の沢東俣-甲武信小屋(甲武信岳往復)-木賊山-西沢渓谷入口

2020年10月08日

暑寒別岳 縦走

 北海道の暑寒別岳、南暑寒岳の2つの山を日帰りで縦走してきました。昼からお天気が回復するのを期待して、5時に南暑寒荘から登り始めました。登り始めてしばらくすると白竜ノ滝が登山道から眺められます。紅葉も所々に色づきはじめ期待が高まります。草紅葉が美しい雨竜沼湿原の池塘を時計回りの一方通行で渡り鳥を見ながら進みます。気温10℃位でしょうか、肌寒く感じます。ダケカンバの巨木を見ながら、急坂を登りきると南暑寒岳の頂に着きます。暑寒別岳は目の前ですが、山頂から180m急下降して、400m登り返します。10年来刈っていない、背丈より高い熊笹の藪漕ぎに2時間も苦戦しました。景色は素晴らしいです。左に見える奥徳富岳、右に見える群別岳、地図に載ってない名前の素敵な山です。暑寒別岳の山頂からは、キラキラ輝いている石狩湾を望め、歩いてきた美しい池塘と稜線を振り返ることができ感動しましたね。後は、長い下りです。ヒグマに会わずに済み、北海道の奥深さを味わえ、充実した山行になりました。(Y.U.)

 

<実施日>9/28(水)  <参加者>3名

<場所>南暑寒荘~雨滝沼湿原入口~雨滝沼湿原展望台~南暑寒岳1296ⅿ~暑寒別岳1492m~箸別登山口(21km)

2020年10月05日

岩トレ 平戸の岩場

 東吾野の平戸の岩場にて5人で岩トレをしました。ここは有志の方達が管理していて他のグループと重ならないように予約調整してくれるので思う存分登ることができます。
登り易いルートが多いので外岩初心者や練習会にもってこいかな。
トップロープを2本張りました。1本目は前日の雨が若干残っていてゴール付近は泥で岩が少し滑って緊張…2本目は出だしが核心!? そこを超えるとあとは登り易い少し短いルート。
なんだかんだ沢山登って秋晴れの中、みんなで気持ちのいいクライミングを楽しみました。(S.K.)


 

<実施日>9/28(水)  <参加者>5名

<場所>平戸の岩場

2020年09月29日

憧れの雲ノ平、高天原へ

 昨年、裏銀座縦走路の水晶岳から眺めた緑の台地にポツンと建つ雲ノ平山荘の赤い屋根。その美しさにいつか必ず行こうと決めていた。しかし最後の秘境と言われるだけはある。つらい急登にあえぎ言葉も出ない。すれ違う登山者が「これを抜ければ天国ですよ」と励ましてくれた。その言葉を信じて忍の一文字。はたして抜けたところはアラスカ庭園、アルプス庭園、ギリシャ庭園などと名付けられた美しくなだらかな台地だった。どこまでも木道が続いている。黒部五郎、笠、三俣蓮華、槍、祖父岳、水晶、赤牛、剱、薬師岳。北アルプスオールスターキャスト!360度の展望に感動した。永遠にここにいたいが、高天原に歩を進め野趣あふれる露天風呂を目指す。青い空の下で汗を流し至福のひととき。小屋のテラスでビールを飲んでまた至福。おしゃれな雲ノ平山荘のケーキセットでも至福。雨は一滴もふらずいいお天気続きだったが、かわいいライチョウの砂浴びのシーンにも出会えた。しあわせな山旅だった。(N.Y.)

 

<実施日>9/20(日)~23(水)  <参加者>4名

<場所>折立-太郎平小屋-薬師沢小屋(泊)‐雲ノ平-高天原山荘(泊)-往路を戻る

2020年09月26日

丹沢鍋割山

 今年のシルバーウィーク4連休は天候が不安定で直前まで迷いましたが、大雨にはならないと判断して5人で日帰り山行を決行しました。幸い雨に遭わず汗をたくさんかきました。
丹沢の表玄関大倉から林道を1時間以上歩き二股まで入り、そこから後沢乗越を経て山頂まで2時間以上キツイ登りが続きます。あいにく鍋割山頂上からの富士山は見えませんでしたが、鍋割山から小丸分岐までの稜線はブナ林が残り昔よく通った丹沢を思い出しました。下りの小丸尾根は大倉尾根と違い登山者も少なく静かなルートです。晴れると秦野市街地を眼下に春は梅が咲き、秋は黄葉、冬は雪化粧をした山を歩けます。道標や目印のない広葉樹林の急坂を下ると杉やヒノキの針葉樹の植林地に変り、最後に混合林に戻ります。
標高差1000m以上を大倉8時15分出発して16時30分まで日帰りで往復して全員満足でした。
約7時間かけて日帰り山行し汗をたくさんかきました。(Y.T)

 

<実施日>9/19(土)  <山行参加者>5名

<コース>大倉~二股~鍋割山~小丸~二股~大倉

2020年09月23日

スポーツクライミング

体育館のクライミングウォールを貸切ってクライミングをしてきました。
トップロープは常に確保されている安心感があるので登る事に集中できます。経験者はリードで登りました。
周りを気にせず登れてビレイの練習もできるのが貸切りのいいところです。
ビレイにご協力頂いた方、ありがとうございました。
スポーツクライミングで身に付けた身体の動かし方やロープワークは実際の登山でも必ず役に立ちます。眠っているハーネスやクライミングシューズがある方は是非一緒に登ってみませんか。(S.K.)

 

<実施日>9/16(水)  <参加者>7名

<場所>東京ドームスポーツセンター東久留米

2020年09月18日

奥多摩 鷹ノ巣谷

 残暑が厳しい中、冷風を求めて鷹ノ巣谷を遡行した。鷹ノ巣谷は、稲村岩尾根の東側にある谷で、鷹ノ巣山を源頭に稲村岩の袂で日原川に合流する沢である。沢登りの難易度は初級に属するが、標高差千mを沢伝いに登るので体力が試される。日原集落から日原川の谷に下り巳の戸橋を渡って左手に河原を降りると鷹ノ巣谷の出合いがある。ここで身支度を整えて入渓。小滝が次々に現れる。谷は深く水量は豊富。岩を穿つ水の音が谷にこだまする。1時間ほど遡行すると谷のハイライトである2段20mの大滝が現れる(写真)。ほぼ垂直な壁を水がしぶきを上げながらゴーゴーと流れ落ちる姿は圧巻。水際の右の壁にロープを出して取り付く。大滝を後にするとすぐに二俣が現れる。右手の水の戸沢を進む。しばらく小滝が続くがやがて水流も細り源頭に入る。源頭の崩壊地を正面に見たら左手の尾根筋に取り付く。急な斜面の藪を漕ぐこと30分でヒルメシクイノタワにたどり着いた。下山は稲村岩尾根をくだる。登山道は後半の沢沿いにくだる部分が崩壊で通行不能なため直接沢を下降した。谷の遡行が5時間半、下山が2時間半。トータル8時間の行程であった。
(T.S.)

 

<実施日>9/10(木)  <山行参加者>4名

<コース>日原—鷹ノ巣谷-大滝-ヒルメシクイノタ-稲村岩尾根-日原

2020年09月13日

個人山行 越後駒ケ岳

 台風9号、10号が沖縄方面に近づいたが影響なく昼の出発で初日は余裕の行程である。
目的地の湖山荘に4時過ぎに到着、宿の温泉にゆっくり浸かって旅の疲れをいやし明日の登山に備えた、夕食は季節の山菜や川魚を食べました。夜空を見上げると星が瞬き明日の天気がよさそうに見えた。明朝は4時出発なので夜の宴会は早めに切り上げ明日に備えた。
朝、4時に、宿を出発、登山口の枝折峠に4時15分につき準備体操などして4時25分出発、途中で適度に休憩を取り、朝食を取ったりしながら駒の小屋に予定通りついた、休憩を取り一部の人は必要ない荷物を置いて山頂に向かった。山頂には予定より早く着いたがガスがかかり眺望はあまり良くなかった。ゆっくり昼食を取り帰路に就いた、駒の小屋で荷物を回収し、30分に5分の割で休憩を取りながら下山した、到着10分前に雨が降り出したが
予定通り枝折峠につきました。約11時間の登山でしたが無事宿につきました。お疲れさまでした。夕食までには時間があったので軽く冷たいものを飲み、温泉センターで汗を流した。(R.M)

 

<実施日>9/3(木)‐4(金)  <山行参加者>6名

<コース>3日(木)国分寺駅前12:00→所沢インター→小出インター→湖山荘(泊)
4日(金)湖山荘4:00→枝折峠4:15/25→道行山;朝食5:10/25→小倉山7:10/20→百草の池8:00/8:10→駒の小屋9:20/9:30→越後駒ケ岳;昼食9:53/10:30→駒の小屋→枝折峠15.20→湖山荘15:45

2020年09月07日

大岳山

 滝本駅からケーブルカーに乗り御岳山駅に着く。御前山、三頭山と共に奥多摩三山の
大岳山を目指し、鋸尾根から奥多摩駅に下山するコースを歩く。樹齢100年の藤棚下にて、10年振りの会山行リーダーのMさんからコース説明を聞き出発する。先ずは、御嶽神社に参拝をする。レンゲショウマの蕾・花に7月、8月と3回愛でる事ができ嬉しい限りです。今日も厳しい暑さだが、標高が高いのと時折風が吹いてきて、30分に1回休憩が入るので体調を崩すことなく全員歩けることが出来ました。大岳山まで岩場の登り、鉄の階段の登り下りを歩き計画書の時間通りに進む。大岳山の山頂は、若者で賑わい、蝶々が沢山飛んでいたがアサギマダラは見当たらなかった。大岳山から鋸山まで美しい自然林の緑が綺麗で、春にはミツバツツジが咲きだす。御前山への道を通過して、木の根っこで歩きずらい痩せ尾根が続き、鎖のコースも数か所出てくる。奥多摩駅まで延々と時間がかかり、火の神を祀る愛宕山から急な180段の石段を下って多摩川を渡り奥多摩駅に着きました。変化のある長丁場のコースを歩け名前の通り気の許せない楽しい鋸尾根でした。(Y.U)

 

<実施日>8/29(土)  <山行参加者>7名

<コース>御岳駅~御岳山~鍋割山分岐~大岳山~鋸山~愛宕山~奥多摩駅

2020年09月02日

鳥海山

 3年前に諸事情で行けなかった鳥海山にやっと行ってきた。天気予報を見たらかなり暑くなりそうだったので、2.5ℓの水を背負い鉾立登山口を5時に出発した。よく整備された登山道を日本海を眺めながら歩く。御浜小屋と頂上小屋はコロナ対策で営業中止(トイレは利用可能)、水場は枯れている。御浜小屋から見下ろした鳥海湖の水も少ない。花は少なめだったが、ミヤマリンドウ・エゾオヤマリンドウ・ミヤマアキノキリンソウ・ハクサンイチゲ・元気のないチョウカイアザミが多く咲いていた。天気がいいのは良かったが、日差しをさえぎる樹林帯は無く、新山に登る岩場で日陰の冷たい岩に思わず頬ずりする。タフな一日で鉾立の駐車場に着いた時には持ってきた水を飲みきっていた。
遊佐町の宿「遊楽里」で茶褐色の温泉につかる。遊佐町の宿泊キャンペーンで3,000円の補助が出たので夕食は舟盛りと鮑のステーキを奮発して祝杯をあげる。(N.S.)

 

<実施日>8/27(木)  <山行参加者>4名

<コース>鉾立-御浜小屋-七五三掛-大物忌神社-鳥海山(新山)-大物忌神社-行者岳-七五三掛-御浜小屋-鉾立

2020年08月31日

甲武信ヶ岳~破風山~雁坂嶺 縦走

8/16 西沢渓谷駐車場から甲武信ヶ岳を目指す。徳ちゃん新道を登る。岩がゴロゴロしている急な登りが続く。標高差は1300m。リーダーは熱中症にならないよう配慮。30分に一度の休憩をとる。甲武信ヶ岳は百名山。昼近くになると、登山者が次々下ってきて少し賑わう。登るのは我々のみ。展望岩は期待した展望はなかったが、小屋が近いと知れた。木賊山経由で甲武信小屋に到着。
8/17 5時朝食。朝食後、日の出を見てから甲武信ヶ岳に登る。小屋から甲武信の山頂は近い。往復40分。山頂からの眺めは実に素晴らしい。忘れがたい眺望。甲武信小屋に戻り、破風山へ向う。砂地で滑りやすいサイノ河原を経て、笹平避難小屋へ。市の管理する綺麗な避難小屋。倒木の中を進み、登ると、西破風山。次に東破風山へ。ここでは山梨県の標識と埼玉県の標識の二つが、南北に向かいあって立っている。昼食後、雁坂嶺/へ。雁坂峠から2回、渡渉。ピンクのリボンを頼りに道を下る。沓切沢橋まで来ると、駐車場まで林道だ。(Y.S.)

 

<実施日>8月16日(日)~17日(月)  <山行参加者>4名

<コース>甲武信ヶ岳→破風山→雁坂嶺

2020年08月28日

御岳山レンゲショウマ鑑賞会

 会山行で御岳山に行ってきました。思っていたより涼しく時折吹く風は初秋を感じさせるものでした。皆様には短歌を一首ひねっていただくことに。お題は「レンゲショウマ」です。

控えめの群れて際立つ美しさ 
われもなりたやレンゲショウマに  紫蘇の実 
夏の日に御岳の山に登りけり 
可憐な花なりレンゲショウマ  22 
夏ゆきてレンゲショウマの花清き 
想い出癒せよ苦さ隠して  呼彦(よびひこ)
一輪の花凛と佇むひたむきに 
レンゲショウマの美しさ  イロハ 
樹林帯吹く風涼し御岳山 
可憐に揺らぐレンゲョウマ  景鶴 
涼風に汗をぬぐいて立ち止まる 
うつむく美人は白紫 通楊通大(ツーヤンツーダイ) 
 Too young to die死ぬには若すぎるをもじったもの 
暑さ日々山道涼し御岳の地 
見るも涼しげ垂れる白花  山ノ助 
御岳山にわかカメラマン列をなす 
レンゲショウマは恥じらいにけり  瑠璃 (H.M.)

 

<実施日>8/24(月)  <山行参加者>8名

<コース>古里駅-大塚山-レンゲショウマ群生地-日の出山-つるつる温泉

2020年08月27日

中央アルプス北部縦走

 久しぶりに4日間のアルプス縦走。男子オーバー60組なので無理をせず初日は東京を朝出発し駒ケ岳ロープウェイを利用。千畳敷から1時間半の登りで初日の宿所 木曽駒頂上山荘に到着。二日目は木曽殿山荘、三日目はコスモ小屋に泊まる。あいだの2日間は無理のない各8時間の行程でした。とはいえアルプス縦走です。いくつものピークを超えるので体力と気力が試されました。午後の雷雨を避けるため早出・早着を励行。岩場は宝剣岳、空木岳、仙涯嶺にありましたが、鎖・梯子などしっかり設置されており慎重に行けば問題なし。北アルプスと比べ登山者も少なく、よって登山道はハイマツが覆いかぶさるなどわかりにくい。それだけに静かで野趣のある山旅が楽しめます。山小屋はコロナ禍の影響でどこもガラガラ。越百小屋は、その粗末な外観に反し屋内は清潔。トイレも綺麗、食事も美味しく、快適な一夜を過ごすことができました。また訪れてみたい山小屋です。最終日下山は伊奈川ダム。途中林道が崩壊して通行止め。そのためダムの下まで30分余計に歩くことに。我々を待つタクシーを発見した時はホッとしました。上松の温泉で汗を流し、創業3百年の越前屋で手打ちそばとビールで打ち上げ。ほろ酔い気分で塩尻行きの電車に乗りました。https://yamap.com/activities/7443936/ (T.S.)

 

<実施日>8/22(土)~25(火)  <山行参加者>5名

<コース>千畳敷—木曽駒ケ岳—宝剣岳—空木岳—南駒ケ岳—越百山—伊奈川ダム

2020年08月27日

御岳山

 古里駅から御岳山登山口まで15分歩き、鹿除けの電気柵を開けて入る。良く整備された歩きやすいコースで、植林帯を登って行く。高尾山より標高が高いせいか、猛暑とは言え、木々の間から時折、風が通り抜け、気持ち良く歩けた。途中、大塚山での昼食時に正午のサイレンが聞こえたので、戦没者追悼の黙禱を捧げた。参加者の数名は、古里駅からのコースが初めてで喜んでもらえました。御岳山のレンゲショウマは日本一の群生地、まだ蕾が多く、これから可憐なレンゲショウマの花が咲き出します。宮尾登美子著「天涯の花」は、徳島県・剣山に咲くキレンゲショウマで御嶽神社参道の茶店で初めて出会うことができ、余りにも美しいので見とれてしまいました。。本来ならば8/15から一泊二日で白洲正子の随筆に出てくる花脊の松上げを見学し、小倉山&音羽山の会山行でしたが8/6都知事から(お盆や夏休み期間都外への旅行、帰省控えて)の呼びかけがありましたので、残念ですが中止せざるを得ませんでした。参加者の有志で、この時期の美しい花を愛でたいと思い企画し、楽しい山行が出来た事は嬉しい限りです。(Y.U.)

 

<実施日>8/15(土)  <山行参加者>6名

<コース>古里駅~御岳山登山口~大塚山~御岳山929ⅿ~ケーブル駅~御嶽駅

2020年08月21日

木曽駒ヶ岳

 関東地方に連日ゲリラ豪雨がおきるほど暑い東京を後にして、中央アルプスの木曽駒ヶ岳に登った。しらび平に朝8時ごろに着き、シーズン中はとても混むロープウェイも今日はまだ空いている。7分30秒で千畳敷駅に到着。
 眼下に広がるカールの美しさ、雄大さに感激する。いきなり高度を上げたので大きく深呼吸して、白い花崗岩と緑の美しい景色の中へ一歩ずつ足を置いていく。1時間ほどで乗越浄土に、更に宝剣山荘を横目に中岳まで登ってひと息。ここまで来たらあと少しです。先ほどまでガスが出たり消えたりだったが、木曽駒ヶ岳山頂ではガスも切れて青空の下お昼休憩をゆっくり取り、ピストンで千畳敷駅に降りた。途中小雨が降ってきてカッパを着たが山頂で晴れたのが良かった。今度は千畳敷ホテルに泊まって宝剣岳に登ってみたい。(M.K)

 

<実施日>8/12(水)  <山行参加者>4名

<コース>千畳敷〜乗越浄土〜中岳〜木曽駒ヶ岳~中岳~乗越浄土~千畳敷

2020年08月19日

高尾山域早朝登山「初沢山~高尾東陵」

 連日、東京都も35℃前後の高温が続く中、朝早ければ大丈夫と高尾山域の殆ど人が歩かないコースに行って来ました。高尾駅南口より「みころも霊堂」「高尾天神社」を経由し、先ず地元の方々の散歩コースの初沢山に登りました。初沢城跡でもあります。山頂周辺に香りのよいクサギの花が盛りでした。一度南側の紅葉台住宅に下り、住宅地の南西奥の公園から初沢川沿いの尾根に入ります(高尾のガイド仲間では拓大西尾根と呼ばれる尾根)。適度にアップダウンの有る登山道をソーシャルディスタンスを保ちながら歩き、思いの外風通しの良いポイントも有り、喜んで休憩、水分補給です。 (休憩・水分補給は30分以内に一度を目途に実行)折り返し点の最高地点「八方台(343m)」までは対向者無し。マスクを外せました。V字に折り返した高尾東陵では草戸峠に向かう登山者等とのすれ違いがチラホラ…マスクの装着を指示、皆が気持ちよく歩ける様に気配り々。予定より15分早く「599ミュージアム」に到着。体調不良を訴える者も無く,ホッとしました。 (H.T)

 

<実施日>8/12(水)  <山行参加者>10名

<コース>高尾駅南口⇒みころも霊園・高尾天神社⇒初沢山⇒紅葉台住宅⇒拓大西尾根⇒№37鉄塔⇒八方台(最高地点)⇒四辻⇒高尾599ミュージアム

2020年08月14日

白馬岳~小蓮華山

 今回の目的は百名山の白馬岳登頂はもちろんだが、小蓮華山の素晴らしい稜線歩きがメインだった。猿倉から1時間半で大雪渓の取りつきに。アイゼンをつけて歩き始めるが30分ほどで雪渓歩きは終わった。小雪渓は秋道になっていた。白馬岳まではなかなかの急登!お花畑に励まされながら登る。山頂はガスっているので翌日登る事にした。
 朝目覚めると山頂はまだガスっている。山荘のレストランで1時間程ガスが晴れるのを待つが、時間切れとなり展望のない山頂へ。このまま去るのは残念だったが小蓮華山へと向かう。1時間ほど歩くとガスが段々晴れてきて素晴らしい展望が広がる。小蓮華山の稜線歩きはまるで夢のようだった。白馬大池が見えてくるともう稜線歩きは終わりだ。期待していた雷鳥には会えなかったが、白馬大池に黒サンショウウオがたくさんいた。この状況下でも営業してくれた山小屋に心から感謝する。(写真下は日没前に姿を見せた杓子岳と鑓ヶ岳。来年は白馬三山縦走したい!)(Y.E.)

 

<実施日>8/9(日)-10(月)  <山行参加者>1名

<コース>猿倉~大雪渓~白馬岳~小蓮華山~白馬大池~栂池

2020年08月11日

小川山(山梨百名山)

今回はむさしの山の会のIさんの山梨百名山完登(100座目)に同行する。9時10分廻目平キャンプ場を出発。今日は平日なのでキャンプ場はそんなに混んでいない。始めから急登。暑さもありのんびり登るが、急に暑くなったせいか身体が疲れる。
 1時間程登った所から岩場になり4箇所のハシゴがある。注意して歩く。特に下りのハシゴは歩き辛い。そこから10分程で「展望台」である。唐沢の滝や屋根岩岩峰群が見える。ここから10分程は狭い道が続く。登山道は注意して歩かないと迷ってしまう。途中からは奥秩父の歩き易い登山道となる。約3時間30分で小川山山頂に着く。展望は無し。山梨百名山の標柱あり。Iさんは300名山完登時と比べると山梨百名山完登は余り感激していない様子でした。廻目平に下山。キャンプ場で一人500円の入山料を支払う。甲斐大泉のパノラマの湯に入り、帰路に着く。(S.U.)

 

<実施日>8/6(木)  <山行参加者>4名

<コース>廻目平~小川山~廻目平

2020年08月10日

剱岳

一般登山道の中では日本最難関と言われる憧れの剱岳へ登ってきた。
今年はCOVID-19の影響もあった為、山頂に一番近い剣山荘には泊まらずテント泊山行とした。翌日4:40剱岳へアタック開始。一人はハーネスを装備し、大型の環付きカラビナで鎖にビレイを取って登る。ビレイのある無しで登り方も下り方も全く違う。8:00剱岳登頂成功!2人で初登頂を喜び合い下山開始。カニのヨコバイやハシゴに緊張しながら下りていく。11:30一服剱の手前で1人が水切れとなったがもう1人の助けもあり、無事に剣山荘に到着剱沢へ戻り翌日は同じルートで下山。途中で黒部ダムカレーを食べ、大町温泉郷で3日分の汗を流して帰途についた。
高度感もあるので緊張はするものの、鎖もしっかりとしており登山道も丁寧に整備されているので下手な里山よりもよっぽど登りやすかった。
(Y.H.)

 

<実施日>8/4(火)~6(木)  <山行参加者>2名

<コース>室堂-雷鳥沢-剱御前-剱沢-剱岳-剱沢-剱御前-雷鳥沢-室堂

2020年08月08日

大台ヶ原・大杉谷

吉野熊野国立公園大台ケ原から秘境大杉谷を下り七つの滝を訪ねた。1日目は車での移動前泊。2日目は日出ヶ岳より大杉谷中程の桃ノ木小屋へ投宿。3日目は参加者のうち2名は大台ケ原へ戻り車を回送(深謝!)、残る 4名は大杉谷の終点を目指すという行程。
 日出ヶ岳山頂より360度の眺望を堪能し大杉谷へと向かう。谷沿いの苔むした道は滑りやすく細心の注意が必要で鎖を頼りに慎重に進む。小さいアップダウンも重なり予想以上に難儀を強いられる。しかし忽然と現れる滝に出会えた時の感動は大きく、そのスケールの大きさに圧倒される。流れ落ちる水の豊かさ、碧の滝壷の深さ、ダイナミックな姿の美しさに息を吞んだ。桃ノ木小屋を後にすると嵓(グラ)とよばれる大岩壁がそそり立ち、神秘的な淵を作り出している。天空から落差160mで降り注ぐ千尋滝を探勝し、蝉の声がせわしく感じられる頃に終点大杉峡谷登山口に安着。その後、回送の2名と合流し無事を喜び合った。
(Y.O.)

 

<実施日>8/2(日)~4(火)  <山行参加者>6名

<コース>大台山上駐車場―日出ヶ岳―大杉谷―桃ノ木山の家―大杉谷―大杉峡谷登山口

2020年08月07日

山中城址、箱根旧街道

結果的に関東地方の遅い梅雨明けの日となった8月1日、箱根の三島側の中腹にある「山中城址」から国道1号沿いにところどころ残る「旧東海道」をたどる山行が企画された。
三島駅からバスで山中城址(標高550mほど)まで上り、日本100名城にも指定されている城跡を見学した。この城は戦国時代、小田原の北条氏の西方面、最前線の拠点であった。秀吉の小田原攻めに備えて拡張に注力したが、守備兵4000人に対し秀吉方68000人に攻められ、攻撃開始日の午前中に落城、死者2000名に達したという悲劇の城であった。詳しく調べられたサブリーダーの熱のこもった解説を聞きながら城の隅々まで歩き回る。写真は北条氏特有の障子掘である。
山中城址で昼食と名物の団子を楽しんだ後、芦ノ湖湖畔まで旧東海道跡をたどって登って行く。箱根の西側はなじみが薄いが、丸い石を敷き詰めた江戸時代の「舗装道路」を当時を偲びながら歩いた。箱根峠まで約300m登ったあと、芦ノ湖への下りの途中にある「旧東海道 挟石坂」に入った。入り口が草に覆われ、道は丸い石が苔むし濡れてもいて滑って転びそうでヒヤヒヤしながら下って行った。
時折にわか雨にも見舞われたが、歴史の痕跡を訪ねる楽しい山歩きとなった。(Y.O.)

 

<実施日>8/1(土)  <山行参加者>9名

<コース>三島駅からバスで山中城址-元箱根港(旧東海道をたどる)

2020年08月03日

トムラウシ山

4連休を利用して北海道の大雪山系の山を3座、ピストンで登頂してきた。1日目は移動&観光(ベアマウンテンでヒグマ観察)、2日目トムラウシ山、3日目十勝岳、4日目旭岳である。トムラウシ山は昭文社のコースタイムで13時間、休憩を入れると14時間のロングコースだ。朝2時過ぎに東大雪荘を出発し短縮登山口まで車で送ってもらう。小雨の中、立って朝食を済ませる。駐車場は車でいっぱい。3時に熊鈴を鳴らしながら真っ暗な中を歩き始めるが泥濘で歩きにくい。4時になってようやく空が明るくなってきた。心配していたコマドリ沢の雪渓は登山道部分の雪は溶けていた。エゾコザクラ、ハクサンイチゲ、エゾフウロ、イワブクロ、エゾツガザクラ、コマクサのお花畑と天国のようなトムラウシ公園(熊の足跡あり)を過ぎ無事トムラウシ山頂へ!下山は短縮登山口ではなくトムラウシ温泉コースを行ったので時間はかかったが歩きやすい道だった。下山後すぐに温泉に浸かり、無事に戻ってこられた事に感謝した。(Y.E.)

 

<実施日>7/24(金)  <山行参加者>3名

<コース>短縮登山口→カムイ天上→コマドリ沢分岐→前トム平→トムラウシ山頂→前トム平→コマドリ沢分岐→カムイ天上→温泉コース分岐→トムラウシ温泉

2020年07月28日

笠取山

 登山口に着く迄、雨模様だった。作場平登山口から登る。登山道は整備されて歩き易い。残念ながら花は余り咲いていない。1時間10分で笠取小屋に到着。100名泊まれる小屋だそうだが、今日は閉まっていて、誰もいない。寂しい。でも小屋前のベンチで我々が昼食中、11匹の鹿が現れて我々を喜ばせてくれた。鹿は我々が出発する迄、少し離れたトイレの脇から我々を見守っていた。雁峠分岐を過ぎ、分水嶺(多摩川、富士川、荒川と水が分かれる所)に立ち寄る。山頂直下の急斜面を登ると、山頂だ。山頂は山梨百名山を示す標識のある山頂と標高を示す標識のある山頂の二つあるが、狭い。今日の山頂からの眺めは曇天でダメ。山頂の先に登山道は続いているが、今日はピストン。往路を下る。行程が短いので思っていたより、楽な山だった。次回はシャクナゲが咲く頃に訪れたい。(Y.S.)

 

<実施日>7/15(水)  <山行参加者>5名

<コース>作場平登山口→ヤブ沢分岐→笠取小屋→雁峠分岐→笠取山→作場平登山口

2020年07月25日

野反湖

 草津温泉の北方 長野との県境に近い山上にある野反湖に行ってきた。ノゾリキスゲの見頃を狙っての山行。湖の西側を南北に走る尾根を、湖北端のキャンプ場を出発し三壁山、高沢山、エビ山の順にピークを超えて湖南端の富士見峠まで歩いた。高沢山の西手にあるカモシカ平でたくさんのキスゲがみられるというので寄ってみたが、ところどころまばらに生えているだけで少々期待はずれ。むしろ広い平坦地に密生する熊笹が強く印象に残った。キスゲの群生は富士見峠の西手で最も多く見られた。湖に落ちていく緩やかな斜面を埋め尽くすキスゲの群落はみごとでした。(T.S.)

 

<実施日>7/19(日)  <山行参加者>9名

<コース>野反湖キャンプ場-三壁山-高沢山(カモシカ平往復)-エビ山-湖畔-富士見峠

2020年07月21日

恵那山(日本百名山2191m、個人山行)

 梅雨の合間に百名山の恵那山に登る。最初は最短コースの広河原登山口からピストンで登る予定であったが、7月8日の豪雨で登山口の橋が流され又、登山口に通じる林道も崩落の為通行止めとの事(阿智村役場に確認)。
 今回は岐阜県中津川市の神坂登山口から登る事にしたが、車はその手前の強清水まででその先は冬季通行止(?)でゲートに鎖が掛かっていて行けないので、強清水から登る事とした。強清水7:55出発、登山道は林道を5箇所程横切り追分登山口へ。ここから鳥越峠までの40分が急登、峠からは少し楽な道になる。大判山を過ぎ前宮コース分岐手前が急登。ここからは楽な道になり12:58山頂小屋着、昼食にする。ここから10分程で恵那山山頂、展望台が有るが眺めは無し。13:37下山開始、同じ道を戻る。18:10強清水着。歩程10時間15分の長い登山であった。クアリゾート湯舟沢にて入浴し帰路に着く。(S.U.)

 

<実施日>7/18(土)  <山行参加者>4名

<コース>強清水~鳥越峠~大判山~恵那山~大判山~鳥越峠~強清水

2020年07月20日

車山・八島湿原

 曇り時々雨でどんよりしているが梅雨の最後の方としてはまあまあの天気だ。鹿よけの電気柵の中でニッコウキスゲが咲き誇っている。車山肩を9時半出発40分で車山の山頂に到着。眺望は無い。リフトの車山山頂駅の横を通り車山乗越へと下る。一昨年6月下旬に来た時はレンゲツツジとコバイケイソウの群落が見事だったがもう終わっていた。蝶々深山、物見石と歩くがやたら毛虫・芋虫がいるので踏まないように気をつけて歩く。鎌ヶ池キャンプ場跡地から八島湿原に入り一周する。ニッコウキスゲ、トラノオ、ハナショウブ、オオカサモチ、アザミ、フウロが咲き乱れさっき見た芋虫と同じ柄の蝶達が花の蜜を吸っている。途中ビジターセンターの前のトイレに寄るが綺麗なトイレが新しく出来ていた。天空の箱庭とも称される八島湿原はいつ来ても東京に持ち帰りたくなる。八島湿原を出て車山肩へ戻る。
歩行5時間。(N.S.)

 

<実施日>7/17(金)  <山行参加者>5名

<コース>車山肩-車山-八島湿原-車山肩

2020年07月20日

日光白根山

 コロナ禍による自粛解除後初の高所登山は、日本百名山で関東地方最高峰の日光白根山に登った。登山口の金精峠駐車場(1843m)から白根山(2578m)までの標高差は7百米ほどであるが、途中金精山(2244m)と五色山(2379m)のピークを越えなくてはならず、更に山頂への急登を入れると累積の登りは千米を越える。登り始めは雨。金精山の登りで西からの強風に不安を覚えたが、それも次第に弱まりやがて霧も晴れて時折薄日の差す天気となった。稜線のここかしこにハクサンシャクナゲの群生が見られ、開花の最盛期は過ぎていたが、まだ淡いピンクの花を名残惜しげに咲かせていた。五色山からダケカンバの林を降下すると前方に五色沼が現れる(写真)。周囲を山に囲まれた沼の水面は深い青緑色で、さざ波一つ立てずに静まりかえり神秘的な雰囲気。沼岸から離れ避難小屋を通り過ぎると白根山頂目指して急峻な登りが始まる。灌木帯が始まり視界が開けると眼下にターコイズブルーに輝く五色沼の全容が見える。幸いにも雲が切れて前白根のその先に男体山と中禅寺湖を遠望することができた。頂上に近い砂礫地帯ではコマクサの見事な群落に遭遇。山頂ではあいにく霧に包まれ眺望は逃したが、「鳥博士」のお誘いでイワヒバリが我々を歓迎してくれた。下山は弥陀が池を経て菅沼登山口へ。(T.S.)

 

<実施日>7/12(日)  <山行参加者>9名

<コース>金精峠登山口-金精山-五色山-五色沼-日光白根山-弥陀が池-菅沼登山口

2020年07月15日

長者ヶ岳・天子ヶ岳

 富士山の西麓朝霧高原にある標高1300mの長者ヶ岳・天子ヶ岳に登った。朝から梅雨らしい本降りの雨。水量が増し迫力のある白糸の滝を見学したあと田貫湖西岸の登山口から歩行開始。「東海自然歩道」指定で良く整備された道は歩きやすい。登り始めて程なく雨も上がる。2時間の登りで長者ヶ岳山頂に到着。休憩中、一瞬雲が切れて富士山が姿を見せてくれた。絵になる景観を前に思わずカメラのシャッターを切る。雨の中わざわざ訪れた登山者への、富士の女神からのご褒美だろうと喜び合った。長者ヶ岳から天子ヶ岳への尾根道は百メートルの登り返しがあるが、道は緩やかで大した苦労ではない。天子ヶ岳の山頂は木々に囲われ眺望は無いが、濃霧に包まれた木立の幽玄美を楽しむことができた。山頂からの下山路は一部急のところもあるが、全般に踏みならされて歩きやすい。2時間でタクシーの待つ白山神社に降り立つことができた。歩行計5時間半。ソフト山行のおすすめコースに加えたい。(T.S.)

 

<実施日>6/28(日)  <山行参加者>9名

<コース>田貫湖-長者ヶ岳-天子ヶ岳-白山神社

2020年06月29日

黒姫山(敗退)

 春分の日の連休を利用して北信の名峰黒姫山に登る。今季冬山の登り納めだ。計画では、初日に足慣らしで黒姫高原のスノーシュー散策、二日目に黒姫山アタックであったが、二日目の天候悪化を見込んで予定変更、初日に黒姫山に挑んだ。しかし登山開始が10時と遅かったため、山頂の最後のひと登りを残して時間切れ敗退を喫した。パーティのスピードと日没時刻を勘案しての判断。山頂こそ踏めなかったものの、夕刻まで終始青空が広がり、高妻山や戸隠山、飯綱山、妙高山、火打山など上越名峰群の素晴らしいパノラマを満喫するというボーナスをもらった。大橋登山口からの登りは、雪原状態の種池・古池を巡り新道分岐で大橋林道からの道に合流。その後は疎林帯の急登を経て稜線に上り、小黒姫を左手に見ながら本峰の頂きに近づく。2日目は雨のため観光に変更。苗名滝見学、戸隠神社奥社参拝をしたあと名物戸隠そばを賞味して帰京の途についた。(写真:古池から黒姫山を望む)(T.S.)

 

<実施日>3/21(土)  <山行参加者>8名

<コース>大橋登山口から往復

2020年03月29日

御坂山塊 十二ヶ岳 鬼ヶ岳

 御坂山塊の一角、西湖の北にある十二ヶ岳と鬼ヶ岳をつないで歩いた。前日に降った春の大雪で富士山地方一帯は美しい雪景色。新雪をまとった壮麗な富士を仰ぐ。心は踊る。最初の休憩で早々とチェーンスパイクを装着。新雪に新しいトレースを刻んで行く。本格的雪山登山だ。十二ヶ岳はどこからアプローチしても岩場を越えなければならない。雪の付いた岩場は手強かった。特に山頂から鬼ヶ岳に向かう途中の岩場は急な雪壁と化していた。凍りついたロープにしがみついて慎重に降りる。金山を経て鬼ケ岳まで続く稜線はアップダウンがあり汗を掻いた。ところどころ見晴らしの良い箇所で得られる富士山の眺望は素晴らしく、疲れを吹き消してくれる。陽光に反射して輝く富士の山肌、濃紺の水を湛える西湖、薄雪をまとった広大な青木ヶ原樹海。心を震わす景色に巡り合えた幸運に感謝です。(T.S.)

 

<実施日>3/15(日)  <山行参加者>9名

<コース>西湖十二ヶ岳登山口-十二ヶ岳-金山-鬼ヶ岳-鍵掛峠-根場いやしの里

2020年03月29日

大菩薩 小金沢連嶺

 早春の大菩薩小金沢連嶺を歩いた。冬季は登山バスが上日川峠まで運行していないので、往年の主要登山口である裂石からガッツリ歩くことに。道は踏まれており、ブナ林の中を快適に登る。入山者も少なく、冬枯れの木立を縫っての静かな登りは趣きがある。上日川峠で休んでいると、野鳥博士の仲間が目ざとくイスカの群れを発見。滅多にお目にかかれない珍鳥らしい。大菩薩峠から牛奥雁ヶ腹摺山までは小金沢連嶺と呼ぶ尾根道をたどる。樹林帯の日陰は残り雪が凍って滑りやすい。足元をすくわれないよう慎重に歩く。石丸峠や小金沢山手前の狼平(写真)には広い笹原が広がる。羊の群れが出てきそうな高原。陽光が降り注ぎ気持ち良い。眼下に青い水を湛えた大菩薩湖。その遠方に冬まだ去りぬ白い南アルプスの峰々が一望できる。下山は、牛奥雁ヶ腹摺山からまっすぐ西に伸びる尾根をたどり、ダムの下にあるペンションすずらんに降り立ち、ジャンボタクシーの出迎えを受けた。(T.S.)

 

<実施日>3/7(土)  <山行参加者>9名

<コース>裂石-上日川峠-大菩薩峠-小金沢山-牛奥雁ヶ腹摺山-ペンションすずらん

2020年03月29日

蓼科・春スキー

 「新型コロナウイルス」に関する報道が飛び交う中、都会の雑踏に居るよりは空気の綺麗な蓼科へと、バスの中、全員マスクを着けて出発。中央道もSAも空いていて予定より早く蓼科に到着。1日目は北八ヶ岳の北横岳山麓の「ピラタス蓼科スノーリゾート」…雲が出てロープウェイからの眺望は今一つだった(写真)がゲレンデの上は真っ青な空。ゲレンデは空いていたが、春休みが長くなった子供たちが沢山。何時もとはちょっと違う雰囲気の中で各々滑走を楽しんだ。宿泊したホテルではツインの寝室、6畳の畳の間そして12畳ほどのリビングが付いた部屋に3~5人で入り、ノンビリ、ユッタリのリゾート気分。食事、風呂と併せ十分に楽しむ。2日目は車山の北側の「ブランシュたかやまスキーリゾート」へ。滑り始めた頃は濃い霧が立ち込め、リフトに乗ると前の仲間が殆ど見えない状態。それでも直ぐに霧が晴れ、昼頃には予報通り青空になり、前日より人の少ない、貸し切りに近いスキー場を班分けせずに全員で滑った。上手になった様に感じた人もいたのでは?(H.T.)

 

<実施日>3/1(日)-2(月)  <山行参加者>15名

<コース>1日目…ピラタス蓼科スノーリゾート 2日目…ブランシュたかやまスキーリゾート

2020年03月05日

湘南アルプス

 コロナウイルス問題で世界中が騒然とする中、当会も3月の会報印刷会、月例会は中止を決定した。予定していた会山行は改めてリーダー判断、参加者も参加は自己判断の方針となったが、すでにリーダーが中止を決定した山行も出てきている。
 そんな中ではあったが、湘南アルプス山行計画は2月29日に14名の参加で実施された。
 大磯駅から東に高来神社まで市街地を歩く。海の近い湘南の地で太陽も明るく、空気にもオゾンがあふれているようだ。高来神社は高麗(こま)さんとも呼ばれ、高句麗からの渡来人の縁のある神社。ここから神社の裏山で小高くそびえる高麗山(168m)に登った後、西に稜線を進んで湘南平(千畳敷)に至る。河津桜が一本満開だった。湘南平は山の上にある広々した展望台地で湘南の海がきれいに見えた。ここでゆっくり昼食を取る。
 ここから大磯駅方向に山を下り、駅近くの旧島崎藤村邸を見学、そこから少し歩いて旧吉田茂邸に。吉田茂が晩年はここを住まいにしたところで1万坪の庭園に宮大工が作った重厚な木造建築を見学。大宰相の遺風を偲んだ。(写真は湘南平から三浦半島を望む。吉田邸の建物は火事のあと再建されたもの。)

 

<実施日>2/29(土)  <山行参加者>14名

<コース>大磯駅-高來神社-高麗山-湘南平-旧島崎藤村邸-旧吉田茂邸=大磯駅

2020年03月02日

立石寺(山寺)と蔵王スノーシュー(樹氷)

2/17 ワゴンタクシーに8名で山形の立石寺(山寺)に向かう。今日はのんびり旅気分。山寺見学。山寺は芭蕉の名句、奥の細道《閑さや岩にしみ入る蝉の声》を詠んだ場所。奥の院までの石段は1015段。「一段二段と登ることにより煩悩が消滅する」と言われている修行の石段だそうな。芭蕉と曽良の像、句碑、せみ塚を見ながら五大堂、奥の院を目指す。五大堂からの眺めは絶景。夜のナイトクルーザーで樹氷モンスター見学は雪が少なく中止となったので、代わりの最上川舟下りは最終便に時間が合わず断念。蔵王温泉の3ケ所共同湯巡りをした。夜半から雪が降った。
2/18 昨夜から雪が降り様相が一変し外は雪景色。蔵王中央RW山麓駅からロープウェイで樹氷高原駅まで行き、黒文字素材のかんじきを付けて出発。ガイドは男女2名。かんじきは軽くて足にしっかりとなじむ。樹氷を歩く予定が2日前の雨でモンスターの雪が溶けてしまったのは残念だが、昨夜からの雪のお陰で雰囲気は最高。リーダーからガイドにはスキーコース脇を歩くのでなく、出来る限り樹林帯の中を歩くよう要望。山頂駅までのRWが強風の為動いて無かったので地蔵岳1736mを見ながら登った。アオモリトドマツの樹氷が美しい。蔵王らしい。モンスターは見れなかったが蔵王の美しい樹氷を楽しんだ。蔵王温泉らしい「新左衛門の湯」に入り帰途についた。充実した久しぶりのスノーシュー山行でした。(Y.M)

 

<実施日>2/17(月)~18(火)  <山行参加者>8名

<コース>三鷹(マイクロ)~立石寺~蔵王温泉・堀久旅館。旅館~蔵王中央RW山麓駅~―樹氷高原駅~鳥兜駅~蔵王中央RW駅~宿or新左衛門の湯~三鷹駅

2020年02月27日

西上州毛無岩

 大山・天丸山に続いての西上州岩山巡り。南牧村最奥にある道場集落から毛無岩を往復する。標高1300mの毛無岩は南面に落差200mに及ぶ垂直の大岩壁を擁する。この岩壁の基部から南に伸びて道場集落で終焉する尾根に取り付き毛無岩を目指す。登山開始から2時間ほどで南壁の基部にたどり着くが、そこから基部伝いに西へ回り込み立岩から続く稜線に合流する。あとは幾つかの小ピークを超え最後の痩せた稜線を登りきると毛無岩の山頂に飛び出る。この山頂手前のナイフリッジの登りと山頂からの急な下り始めは、雪が凍りついて滑落の危険があったためチェーンスパイクを履いて慎重に通過した。緊張を強いられる箇所であったが、これを除いては積雪も全く無く、快晴のもと冬枯れの明るいブナ林のなか、心地よい日帰りトレッキングを楽しめた。(写真:毛無岩南壁近景と山頂直下のナイフリッジの登り)(T.S.)

 

<実施日>2/2(日)  <山行参加者>9名

<コース>道場集落より毛無岩往復

2020年02月04日

西上州大山・天丸山

 昨秋から取り組んでいる西上州の岩山巡り。今月は埼玉県境にある鋭鋒大山と天丸山に登る。正確には県界稜線から北の群馬県側に派生した支尾根にある衛星峰のような存在。冬でもあまり積雪の無い山域だが、前日の降雪で一帯は珍しく雪化粧。天丸沢を挟んで対峙する2つの岩峰を結ぶルート、焼石展望台から大山山頂への痩せた岩尾根の登りや天丸山直下の垂直な岩場など、緊張させられる箇所もあり、変化に富んだ面白いルートだというのが感想でした。歩行計7時間。雪がなければもう少し時間を詰められたと思う。(写真:天丸山の岩場)(T.S.)

 

<実施日>1/19(日)  <山行参加者>9名

<コース>天丸橋-大山-天丸山-社壇乗越

2020年01月21日

新年山行パノラマ台

 恒例のむさしの山の会の新年山行、いつも富士山の近くの山に出かけている。
 今年も大型バスをチャーターして38名の参加者で本栖湖、精進湖のそばのパノラマ台に行った。もともと、本栖湖畔から登って烏帽子岳からパノラマ台、そこであったかい料理を楽しんで精進湖に降りる予定だった。
 ところがここまで全く雪がなかったこの方面に当日の未明から雪が降り、バスが着いた頃には雪化粧となっていた。さらに相当の降雪が続いている。どう見ても頂上での料理は無理があるので下山後に料理にありつくことにして、精進湖側からのピストンに計画を変更する。本来ならパノラマ台から雄大な富士山が見えるところだが天候から残念ながらそれはかなわなかった。しかし精進湖からの登りは緩やかで降雪も少しの粉雪となり雪山ハイクが楽しめた。帰りは皆、軽アイゼンかチェーンスパイクで足元を固めて降って行った。
 残念だったのは積雪で登りに時間がかかったため、時間の関係で降りてからの料理を楽しめなかった事だ。準備をしてくれた皆さんには本当に申し訳なかった。すみませんでした。(Y.O.)

 

<実施日>1/18(土)  <山行参加者>38名

<コース>三鷹=(大型バス)=精進湖駐車場-パノラマ台-精進湖駐車場=西湖温泉いずみの湯=三鷹

2020年01月18日

荒沢山

 令和初めてのお正月を迎え、初山行は上越の荒沢山に行ってきた。荒沢山は、上越線土樽駅の北に位置する標高1303mの山で、山頂近くまでブナや針葉樹に覆われている。山頂から土樽に向かって南に真っ直ぐ落ちるカドナミ尾根という名の尾根があるが、夏道が無いため積雪期のみにアクセスが許された山だ。東隣りの足拍子山とつなげて雪稜ナイフリッジのあるバリエーションルートに挑むクライマーもいるが、今回はこのカドナミ尾根をたどり山頂を往復した。最初は尾根の末端の藪に強引に突入し滑りやすい笹藪をかき分けて登る。トレースは無く最初からラッセルを強いられる、尾根の頂上部を忠実にたどっていくが、高度を上げるにつれて雪も深くなり、傾斜のきつい箇所では胸までのラッセルでなかなか距離を稼げない。4人が交代で雪を掻き分け前進するが、百米登るのに1時間を要した。山頂までの標高7百米を休みなしで6時間、下り2時間の行程だった。深雪でのラッセルは初めてのメンバーもいて、ステップを崩さないラッセルの仕方を実地で学ぶことができた。(写真:山頂手前の雪稜で最後のラッセルワーク)(T.S.)

 

<実施日>1/4(土)  <山行参加者>4名

<コース>土樽駅からカドナミ尾根経由荒沢山往復

2020年01月07日

屋久島

 令和元年の年の瀬に冬の屋久島に行ってきた。鹿児島空港を飛び立ったフライトが悪天のため屋久島に着陸できず鹿児島に引き返すハプニングもあり1日遅れの屋久島入り。初日は、冷雨の中、荒川登山口から単調なトロッコ軌道歩き。霧に煙る縄文杉を見て、新高塚小屋に泊る。二日目は前日の天気が嘘のような快晴に恵まれ、淀川登山口までの稜線歩きを満喫。暖冬の影響で雪は僅かだったが、道は凍結しており、道中の殆どをチェーンスパイクのお世話になった。宮之浦岳山頂からの大パノラマ、坊主岩・平石などの奇岩珍岩の眺め、高層湿原「花之江河」(はなのえご)の静かな佇まいと湿原を囲む荘重で神秘に満ちた屋久杉の森の姿などが思い出として残った。シーズンオフのため行き交う登山者もほとんど無く静かな雰囲気の中で屋久島の自然に触れ、楽しむことができた。(T.S.)

 

<実施日>12/27(金)-28(土)  <山行参加者>3名

<コース>荒川登山口-縄文杉-新高塚小屋-宮之浦岳-淀川登山口

2020年01月03日

白毛門

 谷川岳の湯檜曽川を挟んで東に位置する白毛門(標高1720m)に登ってきた。土合駅の先の登山口からの往復である。年の瀬にもかかわらず雪は少なく積雪は上部半分だけ。雪が少ないためアイゼンでの歩行は露出した木の根や岩に爪を引っかけまいとかへって神経を使う。標高1484mの松の木沢の頭からは視界が開け、正面に見える白毛門山頂を目指して急な雪稜を攀じていく。お昼過ぎ山頂にたどり着いたが、あいにく雲が低く垂れ込めて期待していた朝日岳方面の眺望は得られなかった。それでも、湯檜曽川の谷の向こうに立ち上がる一ノ倉沢の険しい雪壁を終始眺めることができたことは、もともと好天を当てにしたいなかっただけに、幸いだった。登り4時間下り3時間半の行程であった。(T.S.)

 

<実施日>12/22(日)  <山行参加者>9名

<コース>土合登山口-松の木沢の頭-白毛門-松の木沢の頭-土合登山口

2019年12月22日

宗四郎山

 上州の岩山を巡る山旅シリーズの2回目で目指した山は、両神山から北西に派生する県界尾根の上にあって、烏帽子のような三角すいの尖った形状のピークを持つ宗四郎山である。群馬県の上野村からアクセスし、野栗沢温泉の先にある赤岩橋でタクシーを捨て、赤岩沢沿いの道を登り赤岩峠で県界尾根に立つ。峠からいくつもの小ピークを超えて最後にロープの張られた岩を攀じると狭い宗四郎山の頂上に辿り着く。一旦山吹峠に下りそこから焼山へ胸突き八丁の登り返し。その先で県界尾根に別れを告げ右手に大山の岩峰をかすめて天丸橋へ沢筋を下降する。8時間を超えるロングコースではあったが参加9人の足並みも揃い日没までに下山口の天丸橋に降り立つことができた。マイナーなルートだけに道も所々不明瞭な上、冬枯れのこの時期、落ち葉の下に隠れた石や木の根に足を滑らせないよう気を使った。終日快晴で風もなく静寂と冷気に包まれた奥深い山の魅力を楽しむことができた。(T.S.)

 

<実施日>12/1(日)  <山行参加者>9名

<コース>赤岩橋登山口-赤岩峠-宗四郎山-天丸橋下降点-天丸橋登山口

2019年12月05日

立岩荒船山縦走

 西上州の岩山を巡る山旅の一環で、晩秋の立岩とその北方に鎮座する荒船山をつなぐルートを縦走した。立岩は日本一過疎の進む群馬県南牧村の中央を東西に流れる南牧川の最奧にある岩峰で、山頂の西側に絶壁を構えている。山頂の稜線に飛び出す直前には急な岩壁の鎖場がある。また西立岩から威怒牟畿(いぬむぎ)不動の分岐までは左右の切れた痩せた稜線を何箇所か鎖やロープに頼りながら通過する。その後は幾つかのピークを越えながら尾根を進み荒船山最高点の経塚山に達する。後半はなだらかな荒船山の頂上台地を横切り断崖絶壁の艫岩(ともいわ)を右に見ながら内山峠へ踏みならされた道を降りていく。全行程11.4kmで6時間を要した。前半はスリリングな岩道歩き、後半は草原台地の荒船山頂を仲間と語らいながらの漫歩。紅葉に彩られた山並みの鮮やかな景色を堪能しながら変化に富んだ山歩きを楽しむことができた。 (T.S.)

 

<実施日>11/17(日)  <山行参加者>9名

<コース>星尾峠登山口-立岩-荒船山-内山峠登山口

2019年11月20日

スカイブルーの下 毘沙門海岸を岬めぐり

 天皇陛下即位祝賀パレードの日、ロイヤルウェザーのお陰で、雲一つない晴天の中、♪岬めぐりを口ずさみながら松輪に向かう。スカイブルーの下、一面の三浦だいこん畑、富士山や東京湾を挟んで、房総半島、大島三原山を遠望、そして垂直にそそり海岸丘陵に波が打ち寄せる。
三浦の断崖は意外と手ごわく、バランスを必要とする橋、別のパーティーが”蟹の横這いみたい”と称するほど右側がそそり立つ岩壁、足下が細い道、左側が深い海のような難所が3か所ほどあり、文字通り3点確保を取りながらゆっくり通過。山の技術が活かされる。
リーダーが手作りの”黍団子!?”と鉛筆と紙を一人ずつに手渡し、今日の”海行”を一句に認めよと課題を課す新企画。某人が書く代わりに、全員いい句が書けたら、それをまとめてリーダーが報告書にするという名案? 緊張しながら、毘沙門海岸を慎重に歩き、青空の下、海風を受け皆童心に帰り、楽しい一日を過ごしました。三崎漁港で美味しいマグロ丼でFinish!! (H.Y.)

 

<実施日>11/10(日)  <山行参加者>12名

<コース>松輪-剱崎灯台-白浜毘沙門天-盗人狩-宮川

2019年11月12日

インドネシア コモド諸島個人山行

 世界自然遺産コモド諸島へ会の仲間8人と行ってきました。恐竜の生き残りコモドドラゴンは絶滅が危惧されて来年から入島禁止のニュースがあり急遽訪問を計画しました。
11月初旬は雨期入り直前にも拘わらず好天に恵まれてコモドドラゴンに加えて野生の鹿、野牛、野ブタ(猪)、猿、蝙蝠と言った動物やランなどの植物に巡り会えたばかりか真っ青な海とサンゴ礁で熱帯魚をシュノ―ケリングで見ることもできました。先ず初日バリ島で1泊して花の島フローレス島に渡り昨年オープンした素晴らしいホテルの前のビーチやプールで泳いで時を忘れました。3日目から釣船のようなボートで出発、ケロール島で登山とシュノーケリング、リンチャ島でコモドドラゴンと対面、夕暮れに100万匹以上のフルーツ蝙蝠の大軍を見て小舟で一泊。翌早朝からパダール島の頂上に登り、ご来光を仰いでからコモド島に上陸して国立公園のレンジャーの先導でコモドドラゴンと野生動物探検をしました。その後ピンクビーチで泳いで帰りにはウミガメやマンタにも遭遇して帰港直前には虹が出て大満足のコモドツァーが出来ました。参加された皆さんとインドネシアに感謝あるのみ。(K.T.)

 

<実施日>2019/11/1(金)-6(水)  <山行参加者>8名

<コース>成田-ジャカルタ―バリ島―フローレス島―コモド諸島 以上往復6日

2019年11月11日

箱根明神ヶ岳・明星ヶ岳

 台風により登山電車が不通になる程大雨の降った箱根で、しかも直近の天気予報では雨が心配されましたが、晴れる確率の高い文化の日、曇り空に時折陽が差し、台風と雨の影響もなく、久しぶりの登山が楽しめました。紅葉は始まりかけた感じで、緑の中に所々色づいた黄(紅)葉が美しい。登山道は段差のある岩が随所にあり慎重に登りました。稜線に出ると前方に明神ヶ岳が見え、眼下に宮城野や強羅の街並みが見渡せ、リンドウやアザミの花が迎えてくれます。明神ヶ岳は360度展望があり、富士山は見えませんでしたが、金時山や大涌谷、箱根山がみえ、雄大な景色を眺め、山頂でSOTAという無線交信を楽しみました(写真)。折り返し、大文字で有名な明星ヶ岳に向かいます。明星ヶ岳は樹林帯の中で、展望がなく、また山頂が少し奥まったところにあり捜すのにコツが必要です。往路と違う道を下り、発点の宮城野まで下りました。台風の影響も少なく、ゆったりとした山行が楽しめました。(H.Y.)

 

<実施日>11/3(日)  <山行参加者>7名

<コース>宮城野~明神ヶ岳~明星ヶ岳~宮城野

2019年11月06日

守屋山

 関東地方を例年になく次々と台風が襲い、今年は経験していないような被害が続いた。当会の山行計画も直撃と交通事情や登山道のダメージで中止となったものが多数である。
 守屋山は諏訪湖のすぐ南に位置し湖面を望む展望台の位置にある。幸い諏訪方面は南アルプスと八ヶ岳に守られ台風の被害があまりなく、予定通り中型バスで本山行を行った。
 立石コースという岩をめぐる登山道を上って巨岩・奇岩を楽しみ、黄、赤、緑の混ざる紅葉もいい頃合いだ。前日も関東は大雨に襲われたが幸いこの日は曇りで雲は結構高く、東峰、西峰からの眺望は南、北、中央アルプスと諏訪湖が360度パノラマで楽しめた。
 下りは定番の杖突峠への道はやや足元に不安があったので守屋神社へ向けて下った。ぬかるみが無く歩きやすい道だった。
 下山後は諏訪神社の前をバスで走りながらリーダーが諏訪のミステリーをひとくさり。
そのあとのお楽しみは諏訪の銘酒「真澄」に寄って味それぞれの何種類もの日本酒を、あれもこれもと試飲(?)させていただき、いい酔い加減で帰路についた。(Y.O)

 

<実施日>10/26(土)  <山行参加者>28名

<コース>立石コース登山口-岩巡り-東峰-守屋山西峰-東峰-守屋神社登山口

2019年10月28日

秋田駒ヶ岳

 〈乳頭山の続きです〉素晴らしい温泉、美味しい食事そして何とも心地良い対応の従業員さん(おそらく女将の躾け?)に‘後ろ髪惹かれる’思いで7:40出発。登山口手前の🅿で昨日の状況を踏まえコースを変更することの確認後、登山開始。初めは、おそらく昔はスキー場だったのではと思える斜面の端を登る。40分程で橅の原生林に入る。橅の落葉、実を踏みながら緩やかな登りの登山道を歩く。心地よい冷気、そして爽やかな香りに浸りながら何とも気持ちの良い登山!2時間半程で笹森山のトラヴァース道(歩きにくい)に出ると、左側(東側)が開け、昨日登った乳頭山が姿を現し,その周辺がカエデやナナカマドの紅葉。笹原の緑とのコントラストが何とも…。笹森山の分岐より八合目へ下る。下りで滑り止めの無い木道でリーダーを最初に滑って転ぶ者が続出。赤倉沢を渡渉し登りになった所で雨!登山道の状況も良くないとのことで、何とも残念だが登頂を断念!いつか再び!(H.T)
写真)秋田駒ヶ岳山系、笹森山北側のブナの原生林

 

<実施日>10/6(日)  <山行参加者>12名

<コース>黒湯 (宿舎)→登山口前🅿→笹森山下分岐→秋田駒ヶ岳八合目

2019年10月10日

乳頭山

 東京駅6:32発の「こまち1号」、田沢湖駅でバスに乗換え10:45に黒湯着。昼食を摂り、不要な荷物を置き、11:30出発。源泉の湯気が吹き上げる脇を「一本松沢」沿いに緩やかに登る。渡渉の後、一本松温泉跡地に着く。青いお湯を湛えた露天風呂の名残が有り、なかなかの湯加減!登山道脇にはカエデやナナカマドが赤く色づいていた。森林限界を過ぎると霧が出て来た。細かな水滴を含み、気温も一気に下がる。霧の中に霞む草紅葉を眺めつつ山頂へ。風が強く、景色も観れず、記念写真を撮り直ぐに下山。帰りは田代平の湿原を経由する別コースへ。避難小屋で休憩の後、木道を歩き、直ぐに孫六温泉方面(2kの表示)に左折。事前の情報では‘特に問題の無い道’。でも台風直後だからか問題大有り。グチャグチャの道で何度も滑り、1時間の予定が2時間以上に。でも黒湯の温泉とラグビーW杯の日本に癒された!(H.T)

写真上)乳頭山…秋田県側から見ると左側の山容が、裸で仰向けに寝そべる女性の胸の様に見えるのでこの名が付いた。反対側の岩手県側から見ると切り立った山頂が烏帽子の様に見えるため「烏帽子岳」 写真下)紅葉と乳頭山

 

<実施日>10/5(土)  <山行参加者>12名

<コース>黒湯 (宿舎)→一本松温泉跡→田代平分岐→乳頭山(1,478m)→平田代平分岐→田代平避難小屋→孫六温泉分岐→孫六温泉→黒湯

2019年10月10日

45周年記念山行・パーティ

 むさしの山の会は今年で結成45周年である。これを記念して記念山行と祝賀パーティを29日の昼、夜で行った。
 記念山行は会員が総のべ回数では最も多く訪れているであろう高尾山域で、高尾のスペシャリストのTさんの案内でコースを設定。稲荷山コースから入って、途中からあまり人のあるかない「ミステリーコース」をたどり、一丁平に至った。ここで昼食に白玉お汁粉の振る舞い、記念撮影のあと、またマイナールートをたどって日影沢に降りる。のどかな初秋の山歩である。
 祝賀パーティは吉祥寺のおしゃれなイタリアンレストラン。昼、山を歩いたメンバーもパーティ直行の会員もいつもとはちょっと違ういてたちで集合。料理とお酒を楽しみながら、5年間のスライド、スピーチやアトラクション、山の歌の合唱と大盛り上がりでのお祝いとなった。次の50周年に向けて、さらに多彩な山行に催しに、会の活動がさらに盛り上がりますように。(Y.O)

 

<実施日>9/29(日)  <山行参加者>23名

<コース>高尾山口-稲荷山コース分岐-ふれあい館-一丁平-日影バス停

2019年10月06日

千代田山

 スペシャル企画で千代田山(皇居本丸)をめぐる大江戸町歩きを実施した。
江戸の繁栄を代表する日本橋の三井越後屋(三越)前に集合。大江戸から今日の大東京にいたる足跡をたどっていった。東京駅そばの北町奉行所跡から幕閣の大名屋敷跡の丸の内。今の高層ビルと幕末の古地図を照らし合わせながら大名小路、丸の内仲通りを歩く。
 馬場先門から皇居外苑、桜田門に至って桜田門外の変の実況検分。さらに外苑に戻って二重橋、坂下門から関東最強のパワースポット将門の首塚に至る。そこから大手門から三之丸、二之丸経由で登城気分で江戸城本丸跡へ。ここで建造中の大嘗祭のための大嘗宮をバックに記念撮影。二之丸庭園で都心の贅沢な自然を楽しんだあと平河門から竹橋についたところで予定の時間オーバー。慌てて地下鉄で飯田橋へ移動しイタリアンランチを楽しんでから、神楽坂の路地探訪、最後は小石川後楽園で水戸の黄門さまの遺風に触れた。
解説しながら歩くと思いのほか時間がかかり神田山には行けず予定の半分ぐらいになったが心配した雨にも降られず、初秋の楽しい遠足だった。(図は広重の駿河町、越後屋)(Y.N)

 

<実施日>9/21(土)<参加者>21名

<コース>三越前-丸の内-皇居-竹橋=(東西線)飯田橋-神楽坂

2019年09月23日

個人山行 赤岳

  土日は岩根山荘に泊まり小川山でクライミング。私は帰らずに、武蔵野市の施設「自然の村」に宿泊し、翌日赤岳に登りました。
 ヤマテンの予報通り、赤岳上部は霧に包まれ、時折飛ばされそうなぐらいの強風が吹き荒れていましたが、赤岳の一般ルートでは最難関のルートである真教寺尾根・県界尾根を使って赤岳に登頂しました。
 樹林帯からかなり風はありましたが、森林限界を超えた岩場・鎖場では、身体にまともに風を受けるので、しっかりと足場やハンドホールドを確認しながら慎重に登りました。霧と強風のため山頂でゆっくりすることもなく、すぐに下山。コースタイム9時間45分のところ、5時間15分で下山できたので、まずまずの成果でした。
 下山後は甲斐大泉にある「パノラマの湯」で汗を流し、疲れを癒しました。(E.N)

 

<実施日>9/2(月)  <参加者>1名

<コース>美し森駐車場~真教寺尾根~赤岳~県界尾根~美し森駐車場

2019年09月03日

針ノ木岳~種池山荘縦走

 盆休み明けの静かな針ノ木岳から爺ヶ岳までの縦走を期待して12人が17日夜信濃大町の宿に集合。18日始発バスで扇沢へ行き山行を開始したが、針ノ木雪渓手前までで2人が体調不良のため中止し10人になった。一週間前に確認した時は昨年より沢山雪があったはずの三大雪渓の針ノ木雪渓が、台風の雨で溶けてアイゼンは使えずじまい。しかし、針ノ木小屋に着くと午後にも拘わらず北アルプスのほぼ全部が見えるほど絶景を楽しんだ。元気が余った5人は蓮華岳まで行ってコマクサと雷鳥を観てきた。19日はハイライト針ノ木から新越小屋までの岩稜地帯を黒部湖を見下ろしつつ緊張しながら歩き4座に登頂。最後の1時間は雨に降られたが予想以上に新越小屋が素晴らしく大満足の縦走ができた。20日は種池山荘手前から雨が本降りとなり柏原新道を扇沢まで下り大町温泉で汗を流して満足して帰京。(K.T.)

 

<実施日>8/17(土)~20(火)  <参加者>10名

<コース>扇沢~針ノ木岳~スバリ岳~赤沢岳~鳴沢岳~岩小屋沢岳~種池山荘~扇沢

2019年08月29日

個人山行 北アルプス縦走

 新穂高温泉から鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳と縦走。北アルプスの大パノラマは感動の連続でした。初日は双六小屋まで、蒸し暑さの中、花々や鏡池に癒されて到着。道中熱中症で動けなくなった登山者がヘリで搬送される場面にも遭遇。二日目は三俣山荘、鷲羽岳を経て水晶小屋へ。絶好の晴天のもと槍ヶ岳を眺めながらお花畑の稜線歩きは最高でした!鷲羽岳の山容の美しさ、山頂付近から見る鷲羽池と槍ヶ岳は忘れられない景色です。三日目は水晶岳ピストン後、野口五郎岳から烏帽子小屋へ。黒々とした水晶岳は岩場ながらミネウスユキソウなど高山植物の宝庫で、ずいぶん奥深い山に来たものだと思いました。ゴロゴロの岩が現れ、強烈な日差しの中、野口五郎岳登頂。少し歩くと幸運にもライチョウとオコジョのバトルに遭遇。ライチョウが呼んだ雨の中、コマクサの大群落を経て烏帽子小屋到着。四日目は雨のブナ立て尾根を下り、高瀬ダムに。メンバーの足並みが揃い、すばらしい山行でした。(M.W.)

 

<実施日>8/17(土)~8/20(火)<参加者>4名

<コース>新穂高温泉-双六小屋-鷲羽岳-水晶岳-野口五郎岳-烏帽子小屋-高瀬ダム

2019年08月25日

野反湖、八間山

 小さな台風が関東に向かうという予報をかいくぐり、梅雨明け間近に会山行で野反湖に寄り添う八間山に出かけた。草津の奥にある野反湖は標高1500Mを超えるところにあり、ダム湖としては標高が日本で2番目である。 「ノゾリキスゲに彩られる天空の湖」のフレーズに魅かれ三鷹からマイクロバスで関越から八ッ場ダム経由で湖に到着。
 湖畔では雨はやんでいたが頂上まで400mほど、登るにつれてガスがかかり、雨も降った。頂上からの野反湖は望めなかったものの、登る道にも下ってからの湖畔歩きでも花々の歓迎を受けた。ノゾリキスゲを主役としながら、コマクサ、クルマ百合、ウスユキソウ、イブキトラノオ、カラマツソウなどなど、花、花、花の楽園である。花好きの参加メンバーはあちらで留まりこちらで留まりとそれぞれ花とのランデブーを楽しんでいた。
 天候は大きく崩れることなく、涼しい気候の中で静かな湖畔の散策が楽しめた。帰りのバスでは心地よい疲れで少しうとうとしたが、ふと気が付くと榛名湖が間近に目に入る。はて、あれは幻想だったのか...?     (Y.O.)

 

<実施日>7/27(土)<参加者>18名

<コース>三鷹駅前=(伊香保IC経由)野反湖富士見峠-八間山-車道出会いから野反湖畔歩き-富士見峠=三鷹駅前

2019年07月30日

富士山縦走

 念願の海抜ゼロから富士山頂を目指して4日間かけて縦走してきました。今回ルートも静岡県富士宮の村山浅間神社から1000年以上前に役の行者が開いたと言われる村山古道を歩きました。明治初期の廃仏毀釈で廃道となっていましたが地元の人々の尽力で14年前に復活、徐々に復旧が進んでいると聞いて挑戦してきました。六合目から現在の富士宮ルートと合流して浅間大社奥宮まで登り最後は頂上のお釜を巡り最終目標の剣ヶ峰3,775.63mに辿り着き駿河湾吉原海岸で汲んだ海水と小石を納めてきました(写真の小石3つ)。2日目村山古道の最終部分で雨に打たれたものの他は好天に恵まれて吉田口の砂走りも埃っぽくなく苦しくも楽しい4日間の縦走を終えることができました。今回、太平洋を見ながら頂上を目指す喜びと世界文化遺産に富士山が指定された理由がよく理解できた山行でした。(K.T.)

 

<実施日>7/21(日)~24(水)  <参加者>3名

<コース>駿河湾吉原海岸〜村山浅間神社(ジャンボ村山泊)〜村山古道〜六合目雲海荘(泊)〜浅間大社奥宮(泊)〜剣ヶ峰〜吉田口五合目

2019年07月29日

プロモ山 (インドネシア)

 6月インドネシア出張を利用して地元の友人と東ジャワのブロモ山(2,329M)とイジェン山(カワイジェン)に行ってきました。ブロモ山は阿蘇山のようなカルデラの内輪活火山です。ブロモ山から日の出を見るのがインドネシア人に人気の山です。
 麓のロッジから悪路を車で50分、徒歩30分で外輪山のピーク2,700Mまで登り、寒さに震えながら1時間以上待ち日の出を見ました。その後カルデラの中に車で下りてブロモ山へ登りましたが、リンジャニ山のように細かい砂のような火山灰がつもり歩くのに苦労しました。最後の急な階段を上るとお釜の中から噴煙があがっていて、火口の縁から日本では見られない砂漠みたいなカルデラと火山群の絶景を楽しみました。
 カワイジェンについては紙面が足らないので後日報告したいと思います。世界でここだけの絶景、火山流ブルーファイアーに感動しました。(K.T.)

 

<実施日>6/24(月)25(火)  <参加者>2名

<コース>ブロモ山(2,329M)、カワイジェン夜間山行

2019年07月05日

甲斐駒ヶ岳鋸岳縦走

 梅雨の晴れ間をついて甲斐駒ヶ岳・鋸岳を縦走してきた。無理な行程を避けるべく、南アルプス林道の起点にある仙流荘に前泊。翌朝今シーズン営業開始したばかりの林道バスを使って北沢峠に入山。初日は、仙水峠を経て甲斐駒ヶ岳に達し、六合石室の無人小屋に宿営。翌日は早朝から鋸岳の稜線を数々のピークを超えて第一高点まで辿り、角兵衛沢を下り戸台川の河原伝いに戸台大橋に帰還するロングルート。南ア唯一の岩稜バリエーションルートは、ルートファインディングの難しさ、アップダウンの激しさ、長く傾斜のきつい鎖場、そして蟻地獄のような角兵衛沢の長い下りがあり、総合的に見て難度の高いルートにしている。幸い2日間を通じて良好な天気に恵まれ、大きくルートを外すこともなく踏破することができた。13時間に及ぶ行程を歩き通し戸台にたどり着いた時の達成感はひとしおであった。(写真:縦走のハイライト:鹿窓の通過)(T.S.)

 

<実施日>6/21(金)22(土)  <参加者>3名

<コース>北沢峠—仙水峠—甲斐駒ヶ岳—六合石室−鋸岳—角兵衛沢—戸台

2019年06月29日

箱根 浅間山

 梅雨の季節の真っただ中、箱根の山と登山鉄道によるあじさいの鑑賞を楽しむ会山行が企画された。
箱根湯本に集合し、そこから古代の箱根越えともいわれる湯坂路をたどって浅間山(せんげんやま)に至る予定だったが残念ながら雨が降ったりやんだりの空模様。予定を変更し登山列車で小涌谷駅まで行きそこから山頂に登って宮ノ下駅に降りるショートコースに変更となった。小涌谷駅からすぐの「千条(ちすじ)の滝」(写真)をみたあと登りとなり狭くて少し石もあるルートを雨に打たれながら登る。しかしなだらかになった頂上では雨もほぼ止んで濡れた緑を楽しむ余裕があった。そのまま別ルートを下山したが下山道はより整備されている。下ったところで昼食を取り、宮ノ下駅まわりを少し散策した後列車で湯本駅へ下る。
列車の窓からはそろそろ盛りの色とりどりのあじさいが楽しめた。やはりあじさいには雨がよく似合う。湯本から送迎バスで近くの日帰り温泉に寄ってさっぱりして帰路につく。(Y.O.)

 

<実施日>6月22日(土)  <参加者>11名

<コース>箱根湯本駅=小涌谷駅-浅間山-宮ノ下駅=箱根湯本駅

2019年06月24日

白駒池~にゅう

 三鷹を出発するときはうす曇りだったが、途中から晴れて富士山もよく眺められ、山々は緑に輝き今日の山行の楽しさを期待した。東京は30度を超す日曜日だった。ところが標高2000m以上の駐車場に着くと、ゴーっと鳴る強風と寒さと雨霧。ダウンの上にレインウエアーを着て、滑りやすい丸太の木道・岩、ぬかるみに足を取られないよう神経を足元に集中させて登った。風は低い谷間に直接来ないので風の唸る音だけが不気味。足元に気を取られて周りの苔やコメツガの巨木を眺める余裕はなく、みんな無口だった。森に陽が入れば日本3大原生林と言われる森の青い苔がみられたのに。岩や木の根っこが張り出し登りにくい急登が続いた後やっと上に空が見えて、ニュウの山頂直前の樹林の一隅で一服。山頂は強風でこれ以上は危険なためピストンで白駒池へ下山。「縄文の湯」で汗を流して昼食を執り帰路についた。強風による自然の猛威を知る山行となった。(Y.M.)

 

<実施日>6月16日(日)  <参加者>9名

<コース>白駒池駐車場→白駒池→にゅう→白駒池→白駒池駐車場

2019年06月24日

平標山

女性14名、男性4名の構成。昨晩の “えーっ!これでこの値段?”という豪華な食事に加え朝食も早い時間に用意していただき、7時には登山口へと送って貰う。登山口(気温15℃)から約1時間、賑やかに林道を歩き、ウォーミングアップ。平元新道入口より所定の2班に分かれ登る。1班の最後尾のSさんは花の名前の伝言で大変。羽化したばかりのエゾハルゼミがあちこちに。「平標山の家」でトイレ休憩の後、木の階段を山頂へ…予定した花の時期には少し早かったが、ハクサンシャクナゲやミネザクラ?等が満開!山頂近くになり階段上に残雪。上は風が強いとのことで山頂少し手前のウッドテラスで手早く昼食を摂る。山頂は案の定強風そして寒い!熱中症の心配が一転し低体温症の心配に。皆の意見で‘花より下山’と標高差1,000mを2時間で下り、ほぼ予定通りに登山口へ。朝のエゾハルゼミがもう騒々しく鳴いていた。(H.T)

 

<実施日>6月1日(土)~2日(日)  <参加者>18名

<コース>石打(宿舎)→平標登山口→平元新道入口→平標山の家→平標山(1,984m)→松手山→平標登山口

2019年06月08日

本沢温泉~天狗岳~西尾根

6/2、小海駅から稲子湯へ入りみどり池を経て本沢温泉に着く。沢沿いの露天風呂へ行く。生憎曇り空で硫黄岳の爆裂火口は見られなかった。
6/3、白砂新道を行く予定だったが、道が荒れていて残雪が多いので通行止めとのこと。去年と比べると本沢温泉あたりから残雪が多くみられる。夏沢峠へ出て箕冠山(みかぶり山2,590m)、根石岳を経て東天狗岳直下の岩稜を直登して山頂に出る。小休止後西天狗へ向かう。タイム通り20分で着いた。今登ってきた東天狗の山頂の人が確認できる。根石岳、硫黄岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳が見える。特に硫黄岳は南側から見るとなだらかで丸みを帯びているが西側から見ると人を寄せ付けない爆裂火口があり赤岳より大きく雄大である。西天狗岳を後にして西尾根を下る。岩石ゴロゴロ、倒木あり大分荒れている。そしてかなり残雪があり、雪解けのところは泥んこのグチャグチャ道で歩きにくい。展望台から80分で唐沢鉱泉へ着いた。唐沢鉱泉からタクシーを頼んで茅野へ向かう。皆さんお疲れ様。(Y.K.)

 

<実施日>6月2日(日)~3日(月)  <参加者>10名

<コース>稲子湯―みどり池―本沢温泉―箕冠山―根石岳―東天狗岳―西天狗岳―西尾根―唐沢鉱泉

2019年06月04日

湘南鷹取山(岩トレ)

 湘南鷹取山で岩トレを行いました。昨年も練習したというゲレンデにトップロープをビレイしてもらいつつ、順番にハーネスをつけて岩場の上り下りの練習をしました。最初は足をしっかりかけやすいルートから始め、徐々に難易度を上げて計3か所にトライ。初めての挑戦だった私は1本目以外、数歩登って張り付くことしかできませんでしたが、岩場での3点支持や体重運びなど教えてもらい、リーダーはじめ上手な方の動きを見るのも勉強になりました。
 ちょうど同じゲレンデでレスキューの講習をしており、隙間をぬっての練習でしたが、5月とは思えない陽気のなか、よい練習ができました。(Y.M.)

 

<実施日>5月26日(日)  <参加者>7名

<コース>鷹取山公園

2019年05月30日

高尾山(ランの花を探して)

女性12名、男性1名(リーダー)の何とも素晴らしい構成での山行でした。従って集合は家事を済ませてからの10時に高尾山口駅。何時も通りに遅れて来たバスに乗り、大垂水下車。車の多い甲州街道を避けて林道に入ると今年も大量発生のキアシドクガの幼虫(毛虫)のお出迎え。殆ど意に介さずに大垂水の陸橋を渡り「都県境尾根」。下を向いて歩いて行くとキンラン、エビネがこれでもかと咲き揃い、更には貴重種のササバギンランも。満足して小仏城山で昼食。デザートに大きなかき氷を皆で平らげる。食後、縦走路でも(今年は当たり年?)のキンランを愛でながら歩き、もみじ台下で珍しいオオバウマノスズクサに出会い大喜び。その後、ツレサギソウ、サイハイラン、ヨウラクラン、カヤランといったなかなか観られないランを観ながらふじ道、1号路と下山。咲き始めたイナモリソウやハンショウヅルも確認出来、新会員も大喜び?の山行でした。(H.T)

 

<実施日>5月18日(土)  <参加者>13名

<コース>大垂水峠⇒(都県境尾根)⇒小仏城山⇒一丁平⇒(もみじ台南巻き道・5号路)⇒高尾山頂下⇒(5号路・ふじ道・1号路)⇒霞台⇒(1号路)⇒高尾山口駅

2019年05月24日

両神山

 日本百名山の一つ、秩父の名峰両神山に登りました。八丁峠から、連続する鎖場で知られている八丁尾根をたどって山頂に到達し、下りは薄川上流の新緑萌え立つ渓谷に沿った道を日向大谷に下る。ジャンボタクシーを利用することで、変化に富んだルートを日帰り山行で実現することができました。八丁峠から両神山頂までは、幾つもの急峻な岩ピークを超えていく岩稜ルートです。鎖場のアップダウンが続き緊張を強いられましたが、あちこちに咲く可憐なアカヤシオに癒されました。また八丁尾根は、アセビや日陰ツツジがひっそりと花を咲かせていて、険しい岩と癒しの花の見事なブレンドを味わうことができました。この時期の八丁尾根は、夏山で劔岳や槍穂を目指す人にとり格好の足慣らしの場を提供してくれると言えましょう。(写真:八丁尾根西岳付近より両神山を望む)(T.S.)

 

<実施日>5月19日(日)  <参加者>9名

<コース>上落合橋—八丁峠—両神山—清滝小屋—日向大谷

2019年05月21日

南高尾山稜~城山

 10連休最終日、高尾山の南をぐるっと回って城山から高尾山経由、日影に降るコース。新緑の中を短く登ったり下ったりのロングトレイルを楽しんだ。
高尾山口駅からケーブル駅方向に向かって歩き出してすぐ左折、国道20号を渡ってそのまま登山道に入る。10分ちょっと登って稜線に出、そこから南に稜線をたどると草戸峠、左手に城山湖が見え榎窪山に。ここから西向きに方向を変え、左に津久井湖があるコースを進むが、新緑に囲まれ見晴らしはあまり利かない。途中にある見晴らし台で街と湖と丹沢につながる山の風景を楽しむ。
一旦、大垂水峠に下って国道20号に再会したあと城山への登りがこの日一番の急登。城山での少し遅い昼食でデザートにデカ盛りのかき氷を楽しむメンバーも。
城山から高尾山へはメインルートを戻り、いろはの森を下るコースで日影に降りた。
曇っていたおかげでそう暑くもなく、長いコースも仲間で楽しく歩いた。高尾の駅そばの七輪のあるディープな焼肉屋で打ち上げの宴も弾みました。(Y.O.)

 

<実施日>5月6日(月)  <参加者>14名

<コース>高尾山口駅-草戸峠-中沢峠-大垂水峠-城山-高尾山-日影バス停

2019年05月07日

爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳

 GW後半 残雪の北ア爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳に登りました。初日は爺ヶ岳南尾根から爺ヶ岳に登り冷池山荘に宿泊。二日目に鹿島槍を往復しました。3月以降の積雪で北アルプスは十分な残雪があったようです。2日間またとない晴天に恵まれ、北アの名峰たちの大パノラマを満喫することができました。爺ヶ岳や鹿島槍の登りはきつかったですが、心洗われる景色や剱岳の向こうに沈む夕陽の残照の美しさに触れ、疲れも吹き飛びました。また鹿島槍の山頂付近では白い羽を装った雷鳥の群れに出会うことができ嬉しかった。冷池山荘は清潔で明るく、またスタッフの気遣いも素晴らしく、快適な一夜を過ごすことができました。2日目の下山での急な雪道の下りや、樹林帯の木の根が張り出した難路には、思いの外手を焼きましたが、初日8時間2日目10時間の長丁場を乗り切った達成感・充実感はひとしおで、令和の新時代の幕開けを飾るにふさわしい思い出深い山行となりました。(T.S.)

 

<実施日>5月4日(土)5日(日)  <参加者>5名

<コース>扇沢−爺ヶ岳−冷池山荘–鹿島槍−冷池山荘–爺ヶ岳–扇沢

2019年05月06日

四国百名山 石鎚山・剣山

4/28(日) 東京を出発し初日のうちに石鎚山に登る計画である。ロープウェイを利用して一気に山頂成就駅まで。石鎚山は山頂までに険しい鎖場が四か所ある。すべて巻くことができるが木の階段がほとんどでけっこう疲れる。鎖場はまるでロッククライミングのようで足場が少なく長い。しかもかけられている鎖が見たこともない太くて重い鎖。自分はあっさり巻き道を選択。他のメンバーは一の鎖に果敢にチャレンジして登り通したが、鎖はこれで満足と二の鎖、三の鎖は巻く。二の鎖はそっくり返るようにオーバーハングしていて一部凍結していた。弥山から石鎚山最高点の天狗岳へも両側切れ落ちていて結構怖い。慎重に往復して小屋の前で円陣を組んで登頂を喜んだ。小屋はまだ山開き前で食事はないがお湯と水は用意してもらえる。持参した食料でささやかに乾杯したあと、スペース確保のために作られたのであろう細~い布団で就寝。オープン前のせいか宿は空いていた。
4/29(祝) 石鎚山下山後、剣山に登ったことのある2人と別れ、3人のメンバーで見ノ越から剣山頂上ヒュッテを目指す。今回の山行中一番の悪天候で雨と風に打たれながら忍の一文字で歩を進める。濡れねずみになった私たちを小屋のスタッフは「受付は後でいいからまずは着替えて身体を温めて。」と乾燥室に案内してくれた。とにかく最初から最後まで親切な気持ちのいい小屋だった。食事も美味しいし部屋も清潔な個室。お風呂まである。剣山は前日の石鎚山とは対照的な一面笹原に覆われたたおやかな山容だ。丸石避難小屋から奥祖谷かずら橋へ下る道は素晴らしい渓谷美。一部道が崩落している箇所や渡渉もあるが気を付けて歩けば大丈夫。ぜひおすすめしたいコースである。(N.Y.)

 

<実施日>4月28日(日)~30日(火)  <参加者>5名

<コース>(石鎚山)山麓下谷→山頂成就→八丁坂→夜明峠→弥山→天狗岳→石鎚神社頂上山荘(泊)復路は往路を戻る
(剣山)見ノ越→西島→剣山頂上ヒュッテ(泊)→剣山→次郎笈→丸石避難小屋→国体橋→奥祖谷二重かずら橋

2019年05月03日

巻機山

 平成最後の登山は早春の巻機山でした。井戸尾根のほぼ夏道に沿ったルートを往復です。桜坂付近の残雪の上に咲く桜は趣きがありました。道は最初から雪の上です。トレースを頼りに高度を上げていくと雪も徐々に深くなります。前日に降った雪のため純白の雪景が広がります。樹林帯の急登を終えると5合目付近で尾根に出ます。尾根伝いにブナ林を抜けて尚も登ると広々とした雪原に飛び出します。大雪原を抜け笹原の急登の先、クラストした斜面を這い登るとニセ巻機です。このピークに達すると正面に純白の衣装をまとった巻機本峰を望むことができます。(雪で埋まった)避難小屋のある鞍部へ一度下り、そこから広い雪の斜面を登り返すと山頂です。午前中の雲はどこかへ消し飛んで、広い青空が広がっています。山頂からの眺望は息を飲む素晴らしさで、谷川連峰、越後三山、尾瀬・奥只見の名峰群を飽かず眺めながら登頂の喜びを噛みしめました。(T.S.)

 

<実施日>4月28日(日)  <参加者>8名

<コース>井戸尾根から巻機山往復

2019年05月02日

一目千本の吉野山・二上山

 1日目4月7日(日)桜の吉野山

桜見ごろの時期に吉野山中千本に泊まり吉野山を満喫するというなんとも贅沢な山旅。下千本から奥千本の西行庵まで歩いた。結構な道程。下千本の桜は満開、中千本はほぼ満開、上千本は三分咲き、奥千本はつぼみ。この時期にのみ秘仏本尊が御開帳される金峯山蔵王堂に参拝。青い仏像は強烈なインパクトを与える。吉野と言えば桜、桜と言えば西行、やはり西行庵には行かねばならない。往復したのでだいぶ疲れた。18:10に投宿。翌日未明には雨が降ったが、7時頃には雨も止み、宿からは雨上がりのすばらしい桜景色を眺めた。
(写真上:早朝の中千本の桜)

2日目4月8日(月)万葉の山 二上山(ふたかみやま)

金剛山地北部に位置し、北の雄岳(517m)と南の雌岳(474m)の二つの山頂がある双耳峰。日が沈むころの二上山は特に美しい。文化9年刊行の谷文晁『日本名山図会』では全88座中、関西の山が26座を占め、勿論、二上山も入っている。二上山駅から雄岳を目指して登る。雄岳山頂にある悲劇の大津皇子の墓にお参りし雌岳で昼食、當麻寺(たいまでら)に下る。歴史の山、万葉の山を楽しんだ。
(写真下:當麻寺境内から眺める二上山)  (Y.M.)

 

<実施日>4月7日(日)~8日(月)  <参加者>7名

<コース>7日 吉野駅→金峯山蔵王堂→吉水神社→中千本→奥千本→西行庵→上千本花矢倉展望台→中千本の宿 8日 吉野駅~近鉄二上山駅→二上神社口分岐→雄岳 二上山→雌岳→當麻寺→近鉄当麻寺駅~京都駅

2019年04月23日

愛鷹山

 愛鷹山新人歓迎山行は思わぬ雪のプレゼントをもらい、春の雪道歩きとなった。寒の戻りが厳しいここ数日、愛鷹山にもしっかりと雪は降っていた。
登山口からしばらく泥道の階段を登り展望台に着く。目の前に大きくすそ野を広げた富士山。真っ青な空に雪をたっぷりたたえ輝かんばかりだ。裾野に広がる樹海は深緑色。ほとんど完璧なシンメトリー。
ここから先は雪道となった。登りなので何とか滑らずに行くが、帰りにこの道だとかなり怖かったと思う。12時ごろ山頂着。眼下には大きく広がる駿河湾。海と山のコラボ。私の大好きな組み合わせ!地面は雪に覆われ座るとかなりお尻が冷えるが、風もなくゆっくり昼食を食べられる。
下山道も雪に覆われている。雪で滑るのか、泥で滑るのかのどちらかを何とかバランスでこらえながら軽快に下る。そのうち雪も泥もなくなり普通の登山道になる。足並みがそろい予定より1時間早く下山。1時間半以上早いバスに乗ることができ、御殿場駅で軽く打ち上げをして、ロマンスカーで帰路についた。煌めく春の日差し、雪で凛と冷えた空気、まばゆいばかりの富士山を心から楽しんだ一日でした。(H.M.)

 

<実施日>4月13日(土)  <参加者>10名

<コース>十里木バス停→越前岳登山口→越前岳→愛鷹山荘→山神社→愛鷹山登山口

2019年04月14日

滝山丘陵ハイキング

 春爛漫、桜咲き誇る季節。昭島市と八王子市の境、多摩川に並ぶ緩やかな丘陵の山中にある滝山城址をめぐるハイキングを会山行で行った。この城は戦国時代、小田原の北条氏に属する山城であった。
 JR昭島駅に集まり市街地から多摩川にかかる拝島橋を渡って約1時間で滝山丘陵への登り口に到着。ここから階段を少し登ると細長い丘陵の背をたどるハイキングロード、整備されあまり起伏もない歩きやすい道だ。小一時間ゆったり歩くと滝山城址についた。
 桜がちょうど見ごろで「桜まつり」の旗がたくさん立っている。風は少し冷たかったが多摩川の流れが見渡せるベンチで集まって弁当を楽しくいただいた。
 そこから丘を下って多摩川の河原に広がる田畑の中ののどかな田舎風の道をのんびり歩き、最終目的地の石川酒造へ。芳醇な地ビールで春の一日を打ち上げた。 (Y.O.)

 

<実施日>3月30日(土)  <参加者>25名
2019年03月31日

お花見

 欧米ではイースターから春が始まり、日本では秀吉太閤の世に醍醐の花見が盛大に行われたように なぜか桜が愛でられますね。というわけで、山の会恒例の花見をいたしました。リーダーの”はやる”気持ちにより?開花日の翌々日ということもあり、まだ肌寒く桜もちらほらと咲き始めの状態でしたが、ここ井の頭公園は春を待ちわびた人たちでにぎわい、朝早くから場所を確保いただいたお陰で、桜の咲く木の下に陣取れ、美味しいお酒と心のこもったご馳走を囲み、年長者から若い会員まで男女30人弱が集まり、花見が始まりました。今年は特別企画の紅白大ゲーム大会も開催され、山にちなんだゲームを楽しんだり、全員で輪になり桜と山にまつわる歌を歌いました。しらふなら簡単にわかる百名山連想ゲームもお酒のせいか、なんだったっけとか、男女ペアの二人三脚も足がふらついたり大いに盛り上がりました。参加者全員が一つになり、春の到来を嬉しく感じました。まさにSpring has come.ですね。 (H.Y.)

 

<実施日>3月24日(日)  <参加者>約30名
2019年03月27日

硫黄岳

 記録的に雪が少ない今季、硫黄岳も例外ではなかったが、風もなく穏やかで快適な雪山を楽しめた。何よりも山頂からの360度の展望は筆舌に尽くしがたい。北アはキレットから奥穂、槍、白馬三山がくっきり。中央アルプスは木曽駒ケ岳のカールもはっきり。南アは甲斐駒、北岳等々。目の前には赤岳。北を向けば浅間山。なんて贅沢な眺めでしょう。

 一日目はみどり池入り口から入って樹林帯を歩くスノーハイク的なコース。かわいらしいしらびそ小屋を通り、本沢温泉へ。石楠花の湯は体の芯まで温まり、食事もおいしく、個室は豆炭の入った炬燵でほっこりできる。

 二日目。夏沢峠から少し行ったところから樹林帯を飛び出す。石と岩と雪が青空に映える。山頂で絶景を堪能し下山開始。夏沢峠でしばらくゆっくりし桜平下へ。帰りに河原の湯で固まった体をほぐし、アルコールと栄養補給をして帰京。 (H.M.)

 

<実施日>2月23日(土)~24日(日)  <参加者>9名

<コース>1日目 みどり池入口→しらびそ小屋→本沢温泉 2日目 本沢温泉→夏沢峠→硫黄岳→夏沢峠→オーレン小屋→夏沢鉱泉→桜平ゲート

2019年03月03日

野沢温泉スキー&スノーシュー

 恒例の冬のスペシャル山行は、今年は野沢温泉スキー場でスキー&スノーシューを楽しんだ。金曜日の夜マイクロバスで三鷹駅を出発し、23時半には宿に到着したので翌朝まで十分に睡眠をとる事ができた。朝食を頂いた後はスキー組とスノーシュー組に分かれて宿を出発。スノーシュー組には長野在住会員のKさんも来て賑やかに。晴天と無風の素晴らしい環境の下スキー&スノーシューを楽しんだ。野沢温泉スキー場は雪質が良く、温泉街のお楽しみもあるので人気のスキー場だ。夕食の後は食堂で歓談する人、外湯巡りを楽しむ人など好き好きに過ごした。外湯は趣のあるレトロな建物で、お湯はとても熱くて5分と浸かっていられないが体がとても温まった。
最終日は曇天で午後には雨の予報。スキーと温泉巡りのグループに分かれて出発まで野沢温泉を満喫した。嬉しい事にスキー組はゴンドラで上まで行くと快晴に!お昼まで貪欲に滑り温泉に入って帰路についた。宿の美味しい食事、雪、温泉に大満足の3日間だった。 (Y.E.)

 

<実施日>2月1日(金)夜~3日(日)  <参加者>21名
2019年02月06日

桐生アルプス

 はるばる片道3時間をかけて桐生アルプスへ行ってきました。ご当地アルプスあるあるのなめてはいけないコース。鳴神吾妻ハイキングコースという名前とは一味も二味も違ったロングトレイルでした。
鳴神山までの登りが1時間半ほど。登りとしてはここが今日のハイライト。山頂では澄清な青空にうっすらと冠雪した日光白根山、皇海山、上州武尊山、そして赤城山などが映えわたります。雷神岳神社という小さな社が置いてあります。これも多分「なるかみ」と読ませるのでしょう。
さてここからが本番。花台沢の頭、三峰山、大形山、西方寺沢の頭(萱野山)を超え、最後吾妻山への階段に耐えようやく吾妻山に到着です。眼下左手に桐生市街、渡良瀬川が広がり、右手では太陽が夕焼けの準備を始めています。下山道でこの日初めての岩場出現。結構下りにくいです。
最後に桐生駅の近くで桐生名物、平たい「ひもかわうどん」を食べ、長い一日の締めくくりをしました。 (H.M.)

 

<実施日>1月13日(日)<参加者>12名

<コース>駒形登山口-鳴神山-吾妻山-JR桐生駅

 

2019年01月14日

新年山行 石割山

 新年会山行は富士山の近くの山が恒例で、今年は山中湖の北側の石割山に登った。
 観光バスを借切り42人の大部隊で7時に三鷹駅北口を出発、2時間少々で石割山ハイキングコース入り口に到着した。4班に分かれて順次出発し、最初は20分ほどの車道歩き。赤い鳥居があってそこから長い長い石段、傾斜が緩く1段が長くて2歩で1段進む。(403段あるとの表示あり)石段の後、緩やかな山道を進むと石割神社に到着。大きな岩がご神体の神社で、その周りを3度回ると願いが叶うという。そこからはところどころにトラロープの張られた少し急な登山道となり20分ほどで石割山山頂へ。
 頂上はガスの中で残念ながら富士山は拝めなかったが、Tさんをメインシェフとする餡かけうどんが振るまわれ、さすがに寒い山の上で体が温まり、みんなで幸せな気分となった。
 下りは石段でなく登山道を下りそのまま石割の湯へ。なかなか立派な施設で、新年の汗を流しました。 (Y.O.)

 

<実施日>1月12日(土)<参加者>42名

<コース>石割山ハイキングコース入口-石割神社-石割山-石割神社-石割の湯

2019年01月13日

谷川岳

平成の30年のフィナーレを飾る登山は谷川岳でした。天神平から天神尾根をたどり谷川山頂に至るルートです。雪の少ない今冬。積雪のある山を求めて登山者が集中したのでしょうか、天神尾根は悪天にも拘らず多くの登山者が行き交う賑やかな1日になりました。南岸低気圧の影響で気温が上昇。雨混じりの雪が舞い視界不良の中を、トレースを頼りに山頂を目指しました。熊穴沢避難小屋を後にすると吹きさらしの尾根に取り付きます。ざんげ岩を過ぎると傾斜が増し風も強くなります。アイゼンを効かせながら一歩一歩高度を上げて行きます。辺りは濃いガスに包まれ視界はほとんどありません。ざんげ岩から1時間ほどでトマの耳に着きました。山頂で記念撮影を済ませすぐに下山開始です。山頂直下の肩の小屋で、下りの強風に備えゴーグルや冬帽子を装着します。来た道を天神平へ引き返しますが、まだ多くの登山者が登ってきます。熊穴沢避難小屋まで一気に下り大休止です。あとは天神平まで山腹に付けられた平行道をたどります。足並みも揃い登り2時間半、下り1時間半 計4時間。冬山慣らしには最適の山行でした。天気には恵まれませんでしたが、山頂を極めることができ達成感を得ることができました。(T.S.)

 

<実施日>12月23日(日)<参加者>8名

<コース>天神平から天神尾根経由で谷川岳(トマの耳)を往復

2018年12月24日

蓼科山

今冬最初の冬山山行は蓼科山に登りました。本格的な冬山は初めてというメンバーもいたので、女の神茶屋から樹林帯の一本道を登る無理の無いルートを選びました。標高差は800メートル。登山口からカラマツ林の中を、熊笹に覆われた急斜面を登ります。一旦は平坦な道になりますが、すぐにシラビソの樹林帯の急登になります。時々木の間越しに八ヶ岳の広い裾野とその向こうに南アルプスや中央アルプスが遠望できます。樹林帯を抜けて岩塁帯に出ると山頂はすぐです。ここで猛烈な風の歓迎に合います。滑りやすい岩場を風に煽られながらフラフラと切り抜けると頂上小屋が現れます。気温はマイナス10度ですが、風速20メートルの烈風のおかげで体は凍えそうでした。ガスのおさまる瞬間、雪化粧した北アルプス北部の後立山連峰が望めました。あまりの寒さにゆっくり景色を楽しんでいる余裕も無く、記念撮影を終えて逃げるように頂上を後にし帰路につきました。(T.S.)

 

<実施日>12月16日(日)<参加者>9名

<コース>女の神茶屋から往復

2018年12月18日

京都トレイル北山東部

 晩秋の紅葉を愛でに、京都一周トレイルのうち北山東部トレイル歩きを企画した。
25日、京都駅からタクシーで花尻橋バス停まで乗車、途中、出町柳で大文字山、比叡山も目の前に大きく見え紅葉も綺麗で期待できそう。しば漬けのお店で試食をして歩き始める。惟喬親王の墓、大原十銘木の「一本杉」を見て静かな佇まいの集落を行くと東海自然歩道に合流する。この日は大原の里の大原コースを愉しむのが目的です。三千院門前で鯖寿司ランチを頂く。落差20mの音無の滝を見たあと平家物語で知られる尼寺の寂光院をめざして歩く。山門につづくもみじの色が鮮やかでしたね。寂光院に拝観し女性3人は非公開の茶室(孤曇)でお抹茶を楽しみました。おつう伝説の「乙が森」を経て高野川に沿ってさくら遊歩道を歩く。ゴールの野村別れバス停から送迎バスで大原山荘へ。民宿ですが綺麗でお風呂、料理も良かったです。
26日、湯豆腐の朝食をいただきタクシーで静原神社まで。ここから西へ集落の中を進むとやっとトレイルコースの標識があった。二尊板碑から山道の薬王坂になる。八幡宮、地蔵寺を通り叡山電鉄「鞍馬」駅に到着、鞍馬名物の(牛若餅)を全員で食べる。
この日は京都の山里の静原コースと牛若丸伝説の鞍馬山コースを歩く予定が台風の倒木の影響で鞍馬寺からは来年まで残念ながら通行止。鞍馬駅から叡山電鉄で貴船神社目指す。貴船川に沿って歩く。夏は川床が有名な料理旅館が建ち並んでいる。貴船神社への参道は春日灯籠が鮮やかでパワースポットの神社です。お天気に恵まれ、京都の奥座敷をゆっくり歩け、トレイル、紅葉を楽しみました。(Y.U.)

 

<実施日>11月25日(日)~26日(月) <参加者>9名

<コース> 25日 花尻橋バス停~惟喬親王墓~三千院門前~音無の滝~寂光院~乙が森~野村別れバス停 26日 静原神社~薬王坂登り口~鞍馬駅=貴船口駅~貴船神社

2018年11月30日

奥多摩天平尾根

 三連休の初日に奥多摩の大人の隠れルート天平尾根に行ってきました。三鷹からホリデー快速おくたま1号に乗ったら朝の通勤電車並みの混み具合。奥多摩駅から丹波までのバスはそれを上回る混雑で臨時便2台に分かれて丹波役場まで行きました。丹波小学校裏の登山口から出発。先頭のSサブリーダーが安定した歩きで杉の樹林帯を登りミズナラ、アカマツの混合林を過ぎると2時間弱で天平の開けた稜線に出てお昼や記念撮影。そこからサオラ峠までの40分はブナとカラマツ林の天国の道、あいにく紅葉は終わっていましたが葉が落ちた木々の間から富士山も見えて初冬の奥多摩を満喫しました。下りはソフトとは思えないスリリングなコースでしたが全員無事に下りました。今日も山行中に出会ったのは一人だけでとても静かな山行でした。計画通りの時刻に下山しましたが「丹波のめこい温泉」には入らず奥多摩駅前の天益へ直行して餃子を肴に打ち上げ会をして家路につきました。(K.T.)

 

<実施日>11月23日(金) <参加者>14名

<コース>丹波~天平(デンデイロ)~サオラ峠~丹波

2018年11月28日

裏妙義

 勤労感謝の日の連休を利用して晩秋の裏妙義に登った。初日は、横川を起点に御岳、丁須の頭を登り鍵沢伝いに横川に戻る周回ルート。翌日は並木沢から三方境を経て裏妙義最高峰の谷急山に至る道を歩いた。2日間共青空の広がる最高の天気に恵まれる。登山者もまばらで静かな山旅を楽しめた。裏妙義は標高こそ低いが、主稜線は小さな岩のピークが連なるアップダウンの多い岩尾根。鎖を頼りに岩を攀じり、ロープにしがみついて急な山肌を降下する。気を緩める隙の無い山行でした。裏妙義国民宿舎跡に通じる巡視路を下る途中で出会ったカエデ林の紅葉に心を洗われるような感動を覚えた。苦行に耐えたメンバーへのご褒美に違いない。(T.S.)

 

<実施日>11月24日(土)~25日(日) <参加者>8名

<コース> 24日 横川ー御岳ー丁須の頭ー鍵沢ー横川 25日 並木沢ー三方境ー谷急山ー三方境ー国民宿舎

2018年11月27日

丹沢主脈縦走とクマ

 スッキリ晴れ渡ったヤビツ峠から富士山を眺めながら最高の尾根歩きを楽しみました。塔ノ岳から丹沢山へ。すれ違った団体が四国から訪れていることで、丹沢山が百名山であることを初めて知りました(汗)みやま山荘は混んでいましたがとても清潔な小屋で、心づくしの夕食、そして朝食はなんと<かやくご飯>でした。2日目は前日と打って変わって霧の中を蛭ヶ岳へ。幻想的な山道には突然シカが現れたり、人もまばら。姫次あたりはカラマツ林、クマザサに変わり、もう少しで東野への分岐という地点で、正面から来る男性が血相を変えて登山道左側斜面の上方を指さして「クマだ!クマが今!」と叫んで近づいてくるので我々はポカンとしてビックリ。どうやら女子会の果てしないおしゃべりと馬鹿笑いを聞いたクマが、びっくりしてその男性の方角へ猛然と走りだしたようでした。進む予定の分岐がクマの進行方向だった為、その先の青根の分岐から大声をあげながら東野に無事下山。やまなみ温泉でクマの緊張をほぐして、帰路に。山歩きのおしゃべりがクマを遠ざける効果を実感しました!(M. W)

 

<実施日>11月17日(土)~18日(日) <参加者>3名

<コース>ヤビツ峠~塔ノ岳~丹沢山(泊)~蛭ヶ岳~姫次~東野~やまなみ温泉

2018年11月20日

毘沙門海岸ウォーク

 「山ガール・山ボーイ 海に行く」と題して、いつもとは異なり南に向かい、三浦海岸へ。バスを降りてしばらく歩くと間口漁港。ここから岩稜帯ならぬ岩礁帯を歩く。岩がごつごつとしていて登山靴が便利。三浦海岸は海岸段丘の為、海岸から直断崖絶壁がそそり立ち、右手が岩壁、左が崖、道幅が狭い道を3点確保とりながらの歩行、又は下が海を飛び石飛びや海の上を木の橋でバランスを取りながら渡る等、山の技術が生かせる。また10kmのロング歩行、Up-downもあり山のトレーニングにもなる。剱岳ならぬ剱崎灯台、江奈湾の干潟、毘沙門海岸、盗人狩、宮川湾のバス停へ。360度一面の三浦ダイコンやキャベツ畑、地平線の向こうは東京湾や房総方面が見渡せる。道祖神が道々にあり、文化と歴史に触れ、海博士が海の鳥、魚、貝、蟹を教授。海は山行に意外とプラスとなると知りました。山レディー・山ジェントルマンの皆さん、たまには山行ならぬ海に行きましょう!!(H.Y.)

 

<実施日>11月11日(日) <参加者>5名

<コース>松輪~剱崎灯台~白浜毘沙門天~毘沙門海岸~盗人狩~ 宮川

2018年11月18日

南八ヶ岳

 来春の冬山山行の下見を兼ねて晩秋の南八ヶ岳を縦走した。みどり池から本沢温泉経由で硫黄岳に登るのは会山行で予定しているルートである。八ヶ岳への入山は中央線の沿線からアプローチするのが常だが、今回は珍しく東京駅から新幹線に乗り佐久平で小海線に乗り換えるルートでアクセス。10時には登山口のみどり池入口を出発し、午後3時には硫黄岳の頂上に立つことができる。初日は硫黄岳山頂で烈風とガスに視界を遮られたが、二日目は快晴。清澄な冷気を肌に感じつつ大パノラマを満喫しながら稜線歩きを楽しんだ。案じられた登山道の凍結もほとんど無く持参したチェーンスパイクは使用せずに済んだ。それでも安全を考え横岳の通過ではヘルメットを装着。宿泊した硫黄岳山荘ではシーズンを締めくくる恒例の「小屋閉め」祭が催された。スタッフが総出で食べきれないほどのご馳走とお酒を振舞ってくれた。稜線上の不便な場所にありながら清潔でサービスの行き届いた山小屋である。今回フランス人の知人を二人案内する。彼らは日本の山に登り何を感じたのだろうか。南沢のコメツガの森の足元に広がる苔庭と沢筋で遭遇した2頭の日本カモシカに熱心にカメラを向けていた。フランスの山には無い日本ならでは光景だったのだろう。(T.S.)

 

<実施日>11月3日(土)~4日(日) <参加者>4名

<コース>みどり池入口〜本沢温泉〜夏沢峠〜硫黄岳〜硫黄岳山荘(泊) 〜横岳〜赤岳〜行者小屋〜美濃戸

2018年11月06日

要害山・大蔵経寺山

 山梨百名山に数えられる要害山と大蔵経寺山の2座を結んでのトレイルコースを会山行で辿った。
 甲府駅からタクシーに分乗して登山口へ。40分ほど登って要害山の山頂につく。ここは先週訪ねた武田氏の躑躅ガ崎館の背後の山城跡で籠城時には此処に籠る計画だったところ。(信玄を攻めに来る勢力はおらず実際は使われなかったが)「曲輪跡」「門跡」などの立て札がある。
 ここから深草観音、鹿穴、を通って大蔵経寺山に至る小さなアップダウンが延々と続く縦走路を、そろそろ晩秋の気配も漂う木々の色あいを楽しみながら歩いて行った。ほとんど他の登山者にも会わず、台風で落ちた枝で道も荒れた感じだったが、高い鉄ハシゴで登る深草観音の洞窟に入ったり、ときどき道を間違えそうになったりのハプニングもあり、ロングコースを堪能した山行になった。歩行時間は休憩入れて7時間ほどである。(Y.O.)

 

<実施日>11月3日(土) <参加者>16名

<コース>積翠寺-要害山-深草観音-岩堂峠-鹿穴-大蔵経寺山-石和温泉駅

2018年11月04日

六ツ石山

秋の奥多摩・六ツ石山へのぼった。駅前のバス停は人が多かったが、登山道はそうでもなく快適だった。上り前半は、針葉樹の中急登を、後半は、紅葉している広葉樹の元を歩いた。トオノクボ以降は、赤や黄色の木々が美しく、のぼり続きに少し凹んだメンタルを元気づけてくれた。山頂はやや肌寒く、お汁粉の暖かさにほっこりする気候だった。昼食後、石尾根を奥多摩駅まで下る。途中に最近折れたと思われる倒木が結構あったが、紅葉は引き続き艶やかで、落ち葉が絨毯の柄を描くように美しく積もっている場所などもあり、面白かった。パーフェクトな晴天ではなかったが、秋のハイキングを満喫することができた。奥多摩駅から徒歩30秒のいろいろなビールを試せるお店「Beer Cafe VERTERE」で打ち上げを行い、帰路についた。(K.M.)

<実施日>10月28(日)   <参加者>13名

<コース>水根-トオノクボ-六ツ石山-奥多摩駅

2018年11月02日

昇仙峡・ほったらかし温泉

 会山行で甲府の北側にある棚山に太良ヶ峠から登って「ほったらかし温泉」まで歩く企画だったが、あいにく天気予報は午前中雨。前日に予定を変更して昇仙峡→躑躅ガ崎館(武田信玄の居館、現武田神社)→ほっとらかし温泉、の観光コースに切り替えとなった。
 結果的に現地では雨はほとんど降らず、紅葉が色着き始めた昇仙峡の渓谷美と「人は石垣、人は城」で名高い信玄の旧居館の散策を楽しんだ。(写真は昔、僧覚円が頂上で修業したと伝わる覚円峰、昇仙峡の主峰)
 そのあと回った「ほったらかし温泉」は掘り当てた人がその後ほったらかして置いたことからついた名前だが、持ち主が変わって施設の整備が進み、甲府盆地を望む絶景が楽しめることから人気の日帰り温泉となっている。(夜景はさらに名高い)温泉に入っているうちに雲も晴れ、温泉を立つ頃には富士山も顔をのぞかせた。最後はワインの丘で試飲を楽しみ、帰路につく。(Y.O.)

<実施日>10月27(土)   <参加者>23名

<コース>(マイクロバス) 三鷹-昇仙峡-躑躅ヶ崎館-ワインの丘-三鷹

2018年10月28日

火打山(ライチョウ観察会)

火打山には絶滅危惧種のライチョウがわずか15羽ほど生息、温暖化による植生の変化、捕食動物の侵入などで生存が危機的な状況です。その保護対策について共に考える「第18回ライチョウ会議新潟妙高大会」に参加し、火打山の豊かな自然環境及びライチョウの現状を学習しました。19日のシンポジウム、20日のワークショップ、21-22日は火打山エクスカーション。またとない快晴でブナやカエデ、ダケカンバの紅葉を楽しみつつ生息地の山頂へ。ライチョウは6月ハイマツの下で営巣し、雛は孵化後の翌日から自力で餌である高山植物を食べます。厳冬期は雪洞を掘って過ごし、ダケカンバの芽をついばんで生き抜くなど、長い年月をかけて高山帯の環境に自らを適応させ、独自の進化をとげた貴重な種です。人を全く恐れない、愛らしい姿はいつまでも心に残り、また会いたいです。また会うために、何ができるか考えていきたいと思います。(M.W)

 

<実施日>10月21日(日)~22日(月) 
<参加者>29名(講師・スタッフ・山岳ガイド含む)

2018年10月27日

奥森吉・赤水渓谷探訪と森吉山登山

① 奥森吉・赤水渓谷探訪
10月12日22:00発夜行バスに27人乗車、鷹巣駅に13日8:35に秋田・鷹巣駅着。ホテルで準備を整え、総勢31名(現地案内人2名、ガイド2名を加え)でノロ川キャンプ場を出発10:20。ブナ林が木漏れ日で金色に輝く、この上もなく美しい森の中を、優しい光と芳香を全身に感じながら、幸せな気分でゆっくりと歩く。1時間程歩くとやがて森が開け、兎滝まで約3.2㎞の「天国の散歩道」のトレッキングが始まる。一枚岩盤の穏やかな流れに、おう穴と小滝が連続し、左右の紅葉が美しい。日暮れが早く時間的制約はあったが目的地の兎滝まで行った。満足、満足。同じ道を引き返し16:55に下山。2年前も歩いたが、すばらしい「天国の散歩道」トレッキングでした。


② 森吉山登山
10月14日二日目 天気は晴れ。SさんとAさんの二人の現地案内人を交え27人でこめつが登山口から登る6:45。紅葉のはじまった美しいブナ林をゆっくり登る。道は落ち葉で軟らかく膝に優しい。樹相はブナから冬には樹氷になるアオモリトドマツに変わる。一ノ腰を過ぎると展望が開け、東北の山らしい森吉山のたおやかな山容を左手に眺めながら歩く。冠岩という森吉神社のご神体を拝し、山頂に11:05。山頂では360°の展望を楽しむ。風を避け山頂直下のベンチで昼食。阿仁ゴンドラ山頂駅着13:15。ゴンドラは全長3,473m、20分、13:40頃山麓駅に下山。ゴンドラから観る紅葉がこれまた雄大な景色ですばらしい。宿のマイクロで阿仁合駅、15:28発秋田内陸縦貫鉄道急行に乗り角館駅16:34着。角館駅で解散。三度目の森吉山でしたが今回が一番記憶に残る山行になるでしょう。(Y.M)

<実施日>10月13(土)~14日(日)   <参加者>28名

<コース>①ノロ川キャンプ場~桃洞・赤水分岐~兎滝(ピストン)②こめつが登山口~一ノ越~森吉山~ゴンドラ山頂駅(ゴンドラ)~山麓駅

2018年10月22日

三岩岳

山頂(2,065m)は極めなかったのですが、黄葉(&紅葉)が素晴らしかったので、投稿します。
1日目、浅草から東武鉄道特急と会津高原尾瀬口から宿の送迎バスを乗り継いで4時間。福島県側の尾瀬の入口として、また会津駒ケ岳の登山口としても有名な檜枝岐温泉の数キロ手前にある1軒宿が「小豆温泉 花木の宿」。ロビーやお風呂に木がふんだんに使われ、“奥会津”の雰囲気満点の宿でありました。
2日目、“小雨だが、本降りにはなりそうにない“微妙な空模様。意を決して出発して大正解。時折パラパラ降られたものの、晴れ間もあり、身体が濡れることは無かった。2時間ほど歩き、3合目くらいか、尾根にとりつくところが澤沿い登山道(閉鎖中)との合流点。この辺りの紅葉が絶品。ここで下山して、登山口近くの温泉施設「窓明の湯」で一浴。この春新装オープンしたばかり。「花木の宿」と経営が一体で、「宿泊者は無料」が嬉しかった。(A.I.)

<実施日>10月6(土)~7日(日)   <参加者>6名

<コース>小豆温泉(標高780m)~旧道分岐(標高1,300m)~小豆温泉

2018年10月15日

陣馬山での山食パーティ

 食欲の秋、山に登って食事を楽しむことをコンセプトに会山行で山食山行と銘打って陣馬山に登った。
 計画では登り2時間、下り1時間の軽登山だが、ボンベのホットプレート、フライパン、山には大きめの鍋、あれこれの食材でリュックは結構重量アップ。テーブル確保の先行隊とゆっくり歩荷の後続隊で一ノ尾尾根を登って、さあ饗宴の始まりだ。
 まずは持参のサラダと茄子のこってり煮物から始まり、ホットプレートで各種野菜、ちょっと張り込んだステーキ、ホイル焼き、串焼などを焼いていく。鍋では博多風水炊き&湯豆腐、体の温まるホットフルーツジュースとワイワイおしゃべりしながら楽しんだ。さらに道頓堀仕込みのお好み焼き、甘酸っぱいマシュマロのホットケーキ、苦心惨憺超本格仕立ての杏仁豆腐にフルーツ、コーヒーと予定の2時間半はあっという間に過ぎ、下山の途に就く。下山後の高尾駅ではレトロな食堂で打ち上げ。山での食事を振り返る。一点惜しむらくは時間が少し足りずシメのパエリアが出来なかったことである。 (Y.O.)

 

<実施日>10月13(土)   <参加者>⒒名
<コース>JR藤野⇒)陣馬山登山口バス停-陣馬山山頂-陣馬高原下バス停
2018年10月14日

行田田んぼアート、さきたま古墳群散策

 関東平野の中央部にある行田の史跡巡りや古代蓮公園にある田んぼアートを見て11km、20,000歩の散策をしてきました。心配された天気も予報が外れ暑いくらいでしたが郊外の田んぼや道端の曼殊沙華、コスモスに癒されながら和気あいあいの散策を楽しみました。
 古代蓮公園では夏には蓮の花が楽しめるとのこと。お目当ての田んぼアートの今年のテーマはペルーのナスカの地上絵とコンドルが稲の種類で色に変化をつけて見事に表現されていました(ギネスブックにも認定されている最大級のもの)。
 さきたま古墳では牧村先生の分かりやすい解説のおかげで参加者全員が少し古代史に興味を持たれて賢くなったような!?帰りは豊臣軍が北条氏の忍城を水攻めにした時に総大将、石田三成が築いた石田堤の遺構を見学してきました。
(K.T.)

<実施日>9月24日(月祝)   <参加者>17名

<コース>行田駅-(循環バス)-古代蓮の里~さきたま古墳~石田堤~北鴻巣駅

2018年09月25日

巻機山 米子沢

上越を代表する美渓 巻機山の米子沢を遡行した。高巻きを強いられるのは前半の40m大滝ぐらいで、それ以外は直登できる滝ばかりである。途中5m程度の傾斜の急な滝で水流際を行く際にロープを使用したが、それ以外は気合と度胸でロープを使わずに登った。前半は落差5mから10mぐらいの豪快な滝が次から次へと現れる。後半はゴルジュ帯の連瀑を抜け、クライマックスは幅の広い大きなスラブ状のナメ(写真)。陽光を浴びながら明るく広いナメを行くのは実に爽快だ。このナメを終えると穏やかな小川となり巻機避難小屋につめるのだが、沢から小屋へ通じる踏み跡を見落とし巻機山頂上直下の登山道まで登ってしまった。前日深夜まで雨が降り続いたせいか、水量が多くまた岩も濡れて滑りやすい部分が多く、その分遡行は難しかったかもしれない。米子沢遡行6時間、下山2時間 計8時間の行程でした。(T.S.)

 

<実施日>9月23   <参加者>2名
<コース>桜坂P-米子沢-避難小屋-井戸尾根-桜坂P

2018年09月24日

隅田川屋形船

 山の会ながら今回はスペシャル企画として8/31の夕刻、墨田川屋形船を貸し切っての川遊びを楽しみました。32人の参加があり、7時前に浅草橋駅に集合、歩いてすぐの船宿から船に乗り込みます。浴衣姿の参加者もありいつもの山行とは違う雰囲気。ここは神田川が隅田川に合流する直前の場所にあり、出航するとすぐ隅田川の下りになります。
 出航後すぐ乾杯、料理はお刺身、串物、おつまみ、サラダに揚げたての天ぷら、アルコールは飲み放題で歓談の花が咲きました。40分ほどでレインボーブリッジ近くに到着しそこに停泊します。ここで船の屋上に出て高層ビルと橋の夜景を楽しみました。金曜日でもありほかにも沢山の屋形船が出ています。
 そのあとは船に戻ってお楽しみのエンターテイメントタイム。落語や歌、ダンスで盛り上がったり盛り下がったりでしたが大いに楽しい時間を過ごせました。
 あっという間の2時間半でしたが、会員の親睦にたまにはこういう企画もありだな、と。
 (Y.O.)

<実施日>8月31日(金)   <参加者>32名

<コース>浅草橋の船宿からレインボーブリッジまで屋形船にて往復

2018年09月01日

針ノ木岳・爺ヶ岳縦走

 山の日は山へ行こう!ということで今年の夏山は後立山連峰の南端にある針ノ木岳から爺ヶ岳までの山中2泊3日の山旅をしました。夜行登山の嫌いな私たちは大町駅前の竹乃家に前泊。翌朝日の出を待って扇沢を出発。麗しき熟女3人を引率しての女子会登山。針ノ木雪渓は残雪が少なく上部で大きく右岸を高巻く羽目になった。初日は針ノ木小屋にお世話になる。
 二日目は針ノ木岳に始まりスバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳といくつもピークを越えていくハードな一日。行動中は雨天曇天で眺望はなかったが猛暑の登山は避けることができた。むずかしい鎖場は無いが、ところどころ長野県側が切れているので足元には要注意だ。
 三日目は好天。賑やかな種池山荘をあとにし爺ヶ岳を経て赤岩尾根を下山。冷乗越から赤岩尾根の下り始めに足元の悪い鎖場が数カ所ある。これを過ぎれば西俣出合までは樹林帯の急な下りである。今回初めて回送サービスを利用してみた。マイカーを扇沢で預け下山口の大谷原に車を回送してもらう。便利なサービスです。(写真:鳴沢岳から岩小屋沢岳を望む) (T.S.)

<実施日>8/9(木)〜12日(日)   <参加者>4名

<コース>扇沢—針ノ木峠—針ノ木岳—赤沢岳—新越山荘—種池山荘—爺ヶ岳—赤岩尾根—大谷原

2018年09月01日

日本一の星空・阿智村と恵那山

8月26日、今日の主目的は夜の「天空の楽園 日本一の星空」を眺めることだが、明日の恵那山の足慣らしとして伊奈郡松川町の里山、小八郎岳 (こはちろう、1,470m)に登った。登り下り2時間ほどの山歩き。南アルプスと伊那谷の展望がすばらしい。昼神温泉『山翠』チェックイン後、まずは2年前に天皇皇后両陛下が泊まられた姉妹宿の『伊那華』のお風呂に入った。『山翠』は申し分のないいい宿でした。夜は阿智村の星空観察。標高1,400mの高原から「日本一の星空」を眺めた。満月で天の川は見れませんでしたが、火星、木星、土星、いろいろな星座を眺め童心に還り心が躍った。8月27日、恵那山(2,191m)は岐阜県中津川市と長野県下伊那郡阿智村との境界上の山。美濃の最高峰、中央アルプスの最南端に位置する。宿を早めの5時30分に出発し駐車場に6:05到着。広河原登山口から登り始める6:45。頂上に10:30到着しゆっくりと昼食をとり、同じ道を下山した14:15。所要時間7時間30分。駐車場と登山口往復約1時間で計8時間30分。眺望もなく何の変哲もない山歩きでしたが、最短ルートでもあるこのルートを選択した。空の雲、里の栗、もう秋ですね。阿智村の日帰り温泉「湯ったり~な昼神」に入浴して帰途についた。(Y.M.)

 

<実施日>8月26(日)~27日(月)   <参加者>9名
<コース>8月26日 鳩打峠登山口~小八郎岳~鳩打峠登山口
     8月27日 駐車場~広河原登山口~恵那山~広河原登山口~駐車場

2018年08月30日

三ツ峠

 三ツ峠は日帰りルートである。私たちは敢えて一泊した。その目的は赤富士の観賞である。一晩お世話になった三ツ峠山荘には、高名な登山家や写真家の色紙や写真が無造作に掛けられている。また入浴設備も整っていて女性陣に好評であった。26日はYさんの誕生日。Aさんは特注のケーキを持参し、Hさんはボトルワインを背負い、他はプレゼントを用意した。山小屋での細やかなパーティーであったが、Tさんが女性特有の美声で、詩吟(富士山)を披露し、これにはビックリ、大いに盛り上がった。Yさんにとって忘れられない日になったことでしょう。私たち参加者も皆幸せでした。
 午前3時快晴、月が蒼く明るい。カメラを三脚にセットして外に出る。富士吉田口登山道の山小屋の灯りが輝いていて素敵な夜空であった。日の出から10分後、富士山が赤色に染まった。二日間お天気に恵まれ、いつも富士山と一緒で、そして素晴らしい仲間と一緒で幸せでした。Happy Birthday! (S.M.)

<実施日>8月25,26日(土、日)   <参加者>6名

<コース>御坂峠側登山口―三ツ峠―天上山―河口湖駅

2018年08月27日

槍ヶ岳

 日本のマッターホルン槍ヶ岳を会山行で2泊3日で登った。参加者の6人は槍ヶ岳初登頂を目指した。もう一つの狙いは氷河公園からの逆さ槍の写真を撮ること。1年のうち天狗池の雪が溶けて水面に槍が映るのは約1カ月で晴天のチャンスは数日のみだが幸運にも逆さ槍が綺麗に映っていた。秋の気配を感じながら3日間好天に恵まれて久しぶりの槍沢の往復を楽しんだ。トリカブトやアキノキリンソウなど秋の花々や野生の猿軍団に遭遇したりした。
 2日目は槍の肩から槍の穂先が焼けるのを楽しんで、3日目早朝まだ暗いうちから頂上を目指した。30人くらいしか立てない頂上は人も少なく写真を撮ったりして初登頂を祝った。強風とガスが出てきたので安全に下りて朝食をとってから槍沢を下り、横尾から上高地までの長い道を歩き切った。(K.T.)

<実施日>8月18~20日(土、日、月)   <参加者>8名

<コース>8月18日 横尾山荘泊 19日槍ヶ岳山荘泊 20日帰京(往復とも高速バス利用)上高地~横尾~槍沢~槍ヶ岳往復

2018年08月23日

白山

白山もやはり暑かった。
早朝の新幹線で金沢に向かった私たちは最も暑くなる12時半ごろからの登山開始となり焼けるような暑さにひーひー言いながらなんとか室堂に到着。宿は一人に一つの布団があり快適。最接近中の火星を眺めて就寝。
翌朝3時50分から山頂を目指す。ご来光を拝むベストポジションを確保し宮司さんのお話を聞きながらご来光を待つ。雲間から恭しく出てくるお日さまをありがたく拝む。
山頂はあふれんばかりの人人人。お池めぐりも行列。でも池はとても美しかったし、クロユリの群落にも出会えて三大霊山の一つ白山に感謝。
朝食を食べ下山開始。すぐに気温が上がり始めたが、たくさんの花々が疲れを癒してくれる。皆の頑張りで白峰温泉総湯にたどり着き、新幹線で各々買い込んだお弁当を楽しんだ。(H.M.)

<実施日>8月4(土)~5日(日)   <参加者>8名

<コース>8月4日 別当出合→砂防新道→室堂
     8月5日 室堂→白山山頂(ご来光)→お池めぐり→室堂→観光新道→別当出合

2018年08月07日

巻機山

 新潟と群馬の県境の百名山の一つ、巻機山に会山行で一泊で出かけた。三鷹を14日(土)12:00にマイクロバスで出発、この日は南魚沼市の民宿に宿泊、宿の皆さんの山菜尽くしのおもてなしを楽しむ。
 15日は早朝5時に宿を出て5:20には登山口から歩き始める。下界は35度の猛暑日、樹林帯の陰の中とはいえ暑さは厳しく汗をかきかきの登りとなった。目前のピークは「ニセ巻機」と呼ばれその向こうに本物の巻機山はかくれている。ニセ巻機に到達するとその先は風も通り天空の遊歩道となった。ニッコウキスゲやワタスゲが咲き、巻機山頂上に上がれば谷川岳や苗場山がよく見える。片道10分の牛ガ岳まで空身で散歩を楽しんだ。下山後は市営の日帰り温泉でたっぷりかいた汗を流して東京へ。
 当会で初使用となった登録型トランシーバも2手に別れたグループの交信に実力を発揮しました。(Y.O.)

<実施日>7月14,15日(土、日)   <参加者>20名

<コース>桜坂駐車場(730m)‐5合目‐ニセ巻機山‐避難小屋‐巻機山(1967m)を往復

2018年07月16日

新型トランシーバーテスト報告

 むさしの山の会で保有しているトランシーバー(特定小電力型)が山行時の連絡用としては力不足との事例があり、より強力なデジタル簡易無線型のトランシーバーを導入しました。旧型のトランシーバーの出力が10mWなのに対して、この新型トランシーバーはアマチュア無線の携帯型と同様の5Wの最大出力があります。7/7のやまびこ印刷の後、どれほどの通信力があるかテストしてみました。
 テスト方法としてはまず中央線の駅ホーム間の通信を行いました。武蔵境駅から、新型は1Wで三鷹駅(1.35km)、2Wで吉祥寺駅(3.0km)、5Wで西荻窪駅(4.9km)までなんとか通話可能でした。次により山行に近い環境として、武蔵境駅の真北で玉川上水と交差する桜橋を一台の固定点とし、もう一台の携帯者が自転車に乗って玉川上水沿いに井之頭公園方向に遠ざかっていく方法でテストしました。最初に旧型の限界を計ったところ約600mでまだ目視できていましたが通信は途絶えました。
 新型トランシーバーは1Wで三鷹駅手前の交差点(約1.3km)までは通信可能でした。しかし三鷹駅を超えると駅の建物が障害になり通信が途絶えましたので2Wに上げるとつながりました。これは太宰の石のあたり(2km)ぐらいが限界でした。5Wに上げると再度通信が復活し、井之頭公園入口の万助橋(2.65km)までは実にクリアに通信可能でした。しかしこれより先は直進することができず、玉川上水沿いに右に曲がったところ、見通しが悪くなったことと地形の関係もあり急に通信が途絶えました。
 テストの結果としてこれまでの旧型トランシーバーに比べると新型トランシーバーは圧倒的に通信距離は伸びました。しかし当然限界はありますので、今後の山行でリーダー、サブリーダーは機械の性能・機能をよく理解し、活用することが必要でしょう。更なる安全登山の一つの装備として活用したいものです。
 なお、会員のMさんの旦那さんに多大のご協力をいただきました。本当にありがとうございました。
(Y.O.)

<実施日>7月7日(土)   <参加者>5名

<コース>中央線、玉川上水沿い

2018年07月09日

造山古墳(岡山)

 日本最大の古墳は大阪府の仁徳天皇陵(面積は世界最大)、以下、応神天皇陵、履中天皇陵といずれも大阪にあります。ところが第4位は岡山市にある造山古墳(ぞうざん、つくりやま、とも呼ぶ)で全長350m、3位までは天皇陵とされているため立ち入りできないのに対してここは立ち入ることが可能です。つまり登れる古墳としては日本一の大きさの古墳ですね。
 6/23に岡山へ行ったので個人山行(?)ですがこの古墳に登ってきました。頂上と周縁部の高低差は28mです。写真は後円部の頂上から前方部を見たところです。
 左方に一部家が古墳を侵食して建っていますが、ほとんどは田んぼに囲まれています。古代、大きな勢力を誇った吉備の王の墓がのどかな田園地帯に静かに佇んでいました。(Y.O.)

<実施日>6月23日(土)   <参加者>2名

<コース>史跡造山古墳登り口-前方部を経て後円部頂上-登り口

2018年07月09日

上級救命講習

 6月24日(日)と30日(土)に消防署で上級救命講習の更新と新規講習を山の会メンバーで受講しました。
 梅雨の間の受講ということでしたが驚いたことに関東地方は29日梅雨明け。これは1951年の観測開始以来最も早い梅雨明けということで晴天に講座を受講するのはちょっとが恨めしい印象ですが明日は御岳山の滝を見る予定があり、涼が取れるでしょう。
 さて新しくなった武蔵野消防署の防災教室を借りて行われた講習会には24日は9名、30日は4名の受講者があり、立川の消防署から来ておられる講師の授業を受けました。24日は受講のみ、30日の新規では講習後にテストも行われていました。24日の受講者には「上級救命技能認定証」が発行されましたので例会でお渡しする予定です。こうした技術のスキルアップも続けてまいりましょう。
(T.S.)

<実施日>6月24日(日)、30日(土)   <参加者>13名

<コース>武蔵野消防署

2018年07月05日

大源太山

 大源太キャニオンの旭原から大源太山、七ツ小屋山、シシゴヤの頭を経て旭原に戻る周回コースにチャレンジしました。長い道のりなので越後湯沢に前泊し早朝5時に旭原から登山開始。心配された北沢の渡渉は水量が少なく難なくクリア。渡渉が終わると大源太山に向けて弥助尾根に取り付く急登が始まります。ブナの原生林の急坂を喘ぎながら登ります。夜露に濡れた矢車草の群生に出会いました。上部を見上げても霧に包まれ山容がわかりません。高度を上げるにつれ西風が強まります。高度千二百米を超えると木の背丈が低くなり尾根も痩せて岩場が連続します。西風が更に強まり歩行バランスを保つのが大変です。強風と闘いながら岩を攀じり藪を掻き分けること1時間。突然大源太の明るい山頂に飛び出しました。不思議な光景なのは、上空は青空が覗いているのですが、足元は猛烈な風に乗ったガスが乱舞するのです。この風で稜線を更に進むのは危険と判断し引き返すことに。上越のマッターホルンは極めてもその勇姿は拝めず。でも谷川連峰分水嶺の猛風は良い経験になりました。次回また来ます。(T.S.)
(写真:大源太山頂よりガスの掛かる稜線を望む)

<実施日>6月10日(日)   <参加者>4名

<コース>旭原—大源太山—旭原

2018年06月11日

信越トレイル

 新緑の北信濃、斑尾高原から始まる「信越トレイル」に行って来ました。
1日目は斑尾のスキー場の最大斜度33°のゲレンデを登り、山頂経由で野尻湖の展望台の「大明神岳」へ。タニウツギが登山道の脇を常に彩り、珍しいウスバサイシンの花も皆の撮影対象になりました。関田山脈に入り、袴岳からは妙高山が目の前にドッシリ!斑尾高原のペンションに泊まり、のんびりした時間を過ごした後の2日目はブナの原生林を抜けて「沼の原湿原」へ。今年は花の開花が早くリュウキンカはほぼ終わっていたもののレンゲツツジ、ミツガシワ、サワオグルマなどの花が目を楽しませてくれました。土砂崩れのため迂回路を希望湖(写真)へ。山上の湖越しに斑尾山を眺め、最後のピーク毛無山へ。2日間とも好天に恵まれ、希望者にはワラビやフキのお土産付の何とも楽しい山行になりました。(H.T.)

<実施日>6月2日(土)~3日(日)   <参加者>11名

<コース>①斑尾高原⇒斑尾山⇒万坂峠⇒袴岳⇒赤池 ②赤池⇒沼の原湿原⇒希望湖⇒毛無山⇒涌井

2018年06月07日

本沢温泉~硫黄岳

 八ヶ岳開山祭がひらかれた週末、本沢温泉泊まりで、硫黄岳に登った。
土曜日は、本沢入口~本沢温泉まで、新緑の白樺林を2時間程のハイキング。絶景の中、名物の野天風呂を堪能し、夕食時に振舞われた樽酒で、心身ともにリフレッシュ?他の宿泊客の方々と、山のうたを歌ったり、談笑したりと楽しい時間を過ごした後、消灯。
 日曜日は、晴天に恵まれ、背後に天狗岳、岩燕舞う爆裂火口壁、ケルン等を見ながら硫黄岳山頂へ。赤岳、中岳、阿弥陀岳の眺望がすばらしかった。コバイケイソウの群生地を抜け、赤岳鉱泉から北沢ルートを、高山植物を鑑賞しながら、美濃戸山荘まで下山。南沢に少し入った所で、目的のホテイランとご対面。写真の印象と違い、華憐な花で保護されていた。
春蝉の声に初夏の訪れを感じながら、美濃戸口より帰途についた。(K.M.)

<実施日>6月2日(土)~3日(日)   <参加者>14名

<コース>本沢入口-本沢温泉-硫黄岳-美濃戸口

2018年06月06日

鶏冠山

 山梨百名山のうちでも最もハードな4座のうちの1座である鶏冠山を登ってきました。
 西沢渓谷駐車場から30分位歩き、二俣吊橋を渡ると、すぐ先の「西沢渓谷」の大看板の横に小さな青い標識「鶏冠山」があります。その標識を右に入ります。この道を途中で下りて東沢の河原を歩きます。対岸に鶏冠谷が見える所で東沢を渡渉。渡渉後、休憩3回して3時間弱かけて急傾斜を登ります。第1岩峰の基部に到着。この岩峰を長い鎖を使って攀じ登ります。次に少し短い第2岩峰を登り、第3岩峰の基部に到着。第3岩峰は恐ろしい高さ。登れそうもないので巻き道を使いました。やっと第3岩峰の頂きに着いた時は皆、歓喜。
 本当の山頂はこの先にあるらしいが、我々は「山梨百名山」の標識があるこの頂きで満足。写真を撮り、遅い昼食を食べ、往路を下山。休憩を含めて10時間半の行程。ハードな山でした。(Y.S)

<実施日>5月28日(月)   <参加者>6名

<コース> 西沢渓谷駐車場→鶏冠谷出合→第1岩峰→第2岩峰→第3岩峰(山頂標識)→
第2岩峰→第1岩峰→鶏冠谷出合→西沢渓谷駐車場

2018年06月04日

四阿山~根子岳

菅平高原 四阿山(百名山)~根子岳に行った。心配した関越自動車道の渋滞も無く、9時半に登山口の菅平高原駐車場に到着。薄い雲が掛かっているが気持ちの良い牧場の脇道から四阿山を目指す。四阿山へはきつくは無いが単調な登りだ。森林限界を過ぎ四阿山手前のピーク中四阿でお昼ご飯にする。昼食後、しばらく歩くとこのあと向かう根子岳への分岐に到着。重いザックをデポして20分程で四阿山の山頂に到着。遥か遠くに浅間山の山並みが望める。その後、分岐まで戻り、根子岳方面へのきつい急斜面を慎重に下る。鞍部まで降り切ると広々とした草原の中を根子岳への一本道が続く。根子岳の手前でピークを右に捲くが岩もある危険な道だ。足元をしっかり確認しながら慎重に通過する。その後、根子岳の頂上からの眺望をしばらく堪能して菅平高原駐車場へ。下山想定時間内に無事戻る事が出来た。(S.D)

 

<実施日>5月26日(土)   <参加者>9名

<コース> 菅平高原駐車場(スタート)→四阿山→根子岳→菅平高原駐車場(ゴール)

2018年05月27日

扇山

ソフト会山行「扇山」は最高のお天気に恵まれました。
バス停の安達野から登る登山者は山の会の17名の他は男女2人連れのみ。
すれ違う登山者も少なくのんびり山歩きを楽しむことができました。
登りは杉の樹林帯が多く単調ですが、急坂は山頂直下だけなので皆さん余裕で登頂。
逆コースから登る登山者が多いのか山頂はけっこう賑わっていて、さすが秀麗富岳の人気の山なのが分かりました。お昼休憩をゆっくり取り下山。下りは期待していたツツジの花はすでに時期が過ぎていましたが、広葉樹が多く新緑がきれいな道でした。太陽の光を浴びて透き通る若い緑の葉を何度も飽かずに眺めました。下りの道のほうが急ですが快調なペースで予定より早く下山。駅までの車道の長さは「駅から登山」の宿命?でもおしゃべりしながら歩けばあっという間です。立川で打ち上げて解散。いい一日でした!(N.Y.)

<実施日>5/20(日) <参加者>17名
<コース>四方津―安達野バス停―荻野丸―犬目丸―扇山―大久保のコル―水場―梨の木平―鳥沢

2018年05月23日

山菜山行

山菜山行に行って来ました。前日の予報では午前中雨が残るとの事だったが、快晴の中央高速を長野県、川上村へ、車窓の両側に広がるレタス畑の爽やかな道を今日の宿「武蔵野市自然の村」へ向かう、宿に到着後、早速、翌日の山菜てんぷら用食材探しが始まる。山菜取りには時期が少し遅かったのか食べやすい手ごろな山菜がなかなか見つからない。目を皿のように探すが自分にはすべて「コシアブラ」に見えてしまう、それでも山菜取りのベテランHさん、Yさんに翌日も早朝から食材探しをしていただいた結果、何とかコシアブラ・山ウド・タラの芽・ワラビを確保。二日目、飯盛山から下山後、眺望の良い駐車場で天ぷらパーティーが始まる。特に美味しかったのがコシアブラだった。口の中に広がる少しの苦みがたまらない。左に南アルプス、右に八ヶ岳・赤岳の眺望を楽しみながらの贅沢な山菜てんぷらランチでした。(S・D)

<実施日>5月19日(土)~20日(日)   <参加者>7名

<コース>武蔵野市自然の家周辺ー飯盛山

2018年05月22日

稲村岩尾根から鷹ノ巣山

 5月13日(日)、会山行で奥多摩の鷹ノ巣山に稲村岩尾根から登った。
稲村岩尾根は奥多摩屈指の急登だが、一方やや単調な登りの連続でもある。夏に向けてのトレーニングのつもりで参加したメンバーも多かったのでは。
 元々天気に少し不安があった。下山時には降り出す予想だったのが前倒しになり、昼あたりから怪しい予報修正が入っていた。しかしトレーニングの主旨もあり山行決行となる。
 斜面をジグザグに上って稲村岩の根本の尾根に出たところでチームを先行組とゆっくり組に2分し、稲村岩尾根をひたすら登る。だが先行組がようやく頂上に着いた頃からぱらぱらと雨が降り出す。ゆっくり組はヒルメシクイノタワでUターン。先行組はそのまま石尾根を奥多摩駅に向かって歩いたが途中から雨が本降りとなる。登りは足、下りはメンタルのトレーニングである。その分、奥多摩の名店「天益」の餃子はおいしゅうございました。(Y.O)

<実施日>5/13(日) <参加者>15名

<コース>東日原BS-稲村岩尾根-鷹ノ巣山-石尾根-奥多摩駅

 

2018年05月14日

谷川岳

GW前半に残雪の谷川岳登頂と雪上訓練を行いました。ルートは天神平往復という雪山初級コースであるが、融雪が進み、雪の状態が悪い所、岩や土が露出しているところなどもあり、雪庇や空洞などの踏み抜きに注意しながら歩きました。天候は晴天、風もなく、登山日和でした。山頂には雪はありませんでしたが、肩の小屋までの登りは一面の雪で、直登のキックステップがなかなかハードでした。
翌日は天神平周辺で、来シーズンに向け、今シーズン最後の雪上訓練を行いました。アイゼン無しと有りそれぞれで、直登高、直下降、斜登高、斜下降、水平横断、方向転換などの歩き方や、ピッケルとのコンビネーション、耐風姿勢、滑落停止などの技術の確認や訓練を一日かけて繰り返し行ないました。
冬山登山で最も重要なことはトレーニングであり、冬山登山のための技術トレーニングは、安全登山を行うためにも反復して行う必要があると思います。(E.N)

<実施日>4/30(月)~5/1(火) <参加者>1名(単独行)

<コース>天神平~谷川岳(トマノ耳・オキノ耳)~天神平

 

2018年05月09日

槍ヶ岳

GW前半に残雪の槍ヶ岳に登った。ルートは上高地から槍沢を経由して槍ヶ岳を往復するポピュラーなルート。この時期には珍しく3日間雲ひとつ無い晴天に恵まれ快適な山行だった。今年は記録的に雪が少ないらしいが、それでも槍沢ロッジから先は完全に雪の上。
槍沢大雪渓の登りは手強かったが、その辛さも槍のテッペンからの大パノラマを堪能したお陰で吹き飛んでしまった。未だ純白の衣装をまとった北アルプスの峰々は心洗われる美しさであった。
(T.S.)

<実施日>4/28(土)~30(月) <参加者>3名
<コース>上高地より槍沢経由で槍ヶ岳往復

 

2018年05月06日

至仏山(快晴の春山)

会山行で至仏山に出かけた。(前夜泊で5:45頃に鳩待峠駐車場に到着)
記録的な暑さで陽射しがきびしい。風は強くなく絶好の登山日和となる。装備はストックと軽アイゼン、薄い雨具着用でも暑いくらい。雪はザクザクの腐った重い雪が多い。至仏山からの下山ルートはテラスベンチや木道には雪がない。軽アイゼンは不要となる。また、スキーヤーやボーダーの連中は十分雪がある右手方向に滑り下りて、水が流れている川上川まで下っている。
去年(2017年)は雪が全面にあり真っ白な至仏山であったが、今年の積雪は例年より少なく眼下の尾瀬ヶ原はすでに蛇行した川が流れている。(ちなみにその前の2016年はほとんど雪がなく尾瀬ヶ原はすでに木道歩きだった。)毎年、雪の状況は異なっている。
澄みきった青空と白い雪景色を見ながらの雪上歩きはいいなあ。(K.M.)

<実施日>4/21(土) <参加者>12名
<コース>鳩待峠-至仏山-山ノ鼻-鳩待峠

 

2018年04月25日

天覧山、多峯主山

 4月14日(土)会山行で西武飯能駅近くの天覧山から多峯主山(とおのすやま)経由巾着田へのトレイルに参加しました。最高地点の多峯主山で標高は270m、飯能駅が100mほどですからアップダウンがほとんどありません。歩きやすく整備されたコースでした。
 飯能の昭和の香りの残る街並みを抜け天覧山登山口から新緑まぶしい山に入ると山ツツジが見事に咲き誇っています(写真)。少し岩の階段を上るとすぐに天覧山の頂上。やや南向きの展望台からは秩父連山からその向こうには大岳山、御前山などの奥多摩の山々も見えました。天覧山の名は明治天皇が近衛連隊の演習をここから御覧になったのが由来だそうです。
 天覧山から多峯主山まではほとんど平坦なトレイル道、まだまだ花もたくさん咲きトレランしている人にも多く出会いました。多峯主山からいったん下って車道に出た後ほほえみの丘に登って昼食、高麗峠から巾着田では名残の菜の花、八重桜が楽しめました。(Y.O)

<実施日>4/14(土) <参加者>19名
<コース>飯能駅-天覧山-多峯主山-高麗峠-巾着田-高麗駅

 

2018年04月15日

大島三原山

前日からの強風の影響で竹芝桟橋からのジェット船すら大島へは条件付き運航。途中安全装置が働き停止をしながらも無事岡田港へと到着する。ツバキやスダジイのトンネルの中、海岸遊歩道を歩き大島公園を経て、桜株まで歩く。翌日も強風の中三原山へ。バス停から少し下り外輪山の中に入る。雄大なカルデラの中は日差しが暖かい。しかしお鉢に出ると一変して飛ばされそうな強風。ストックで耐風姿勢を取りながら反時計回りで裏砂漠へ降りると再び強風から解放される。1986年の溶岩の流れを見ながらオオシマザクラの群生する三原山温泉へ到着。露天風呂から眺める三原山とオオシマザクラの森は必見。
大島公園には様々な花やツバキも植えられ名札が付けられており花好きには楽しめる場所。また無料の動物園も有りレッサーパンダを始めたくさんの動物が元気に生活をしていた。餌やりも出来る!三原山だけであれば日帰りも可能。(J.Y.)

(写真上:三原山温泉から見る大島桜と裏砂漠越しの三原山、左下:動物園から逃走中(?)のレッサーパンダ)

<実施日>4/7(土)~8(日) <参加者>16名
<コース>三原山山頂口‐火口展望台‐山頂‐裏砂漠‐三原山温泉

 

2018年04月12日

棒ノ折山

前夜の雨も朝には上がり、曇り空のもと、青梅線の川井駅を9時34分に出発。
15分程で終点の清東橋に着き、停留所でK会員指導のもと、入念な準備体操をし、10時05分に歩きだす。沢沿いにわさび畑の脇を歩き、暫くすると杉の木立の中に入り、急登をひたすら登る。10時40分、1回目の休憩、11時15分急坂の前で休憩。山頂まであと0.2キロの看板に元気が出る。丁度12時に棒ノ折の山頂に到着。山頂にある山桜の花は、まだ固い蕾。秩父の武甲山、大持山等が見える。昼食後12時45分に白谷沢方面に向けて出発、権次入峠、岩茸石を過ぎ、白谷沢に入る。カタクリの花も咲き、木立の中は紫のミツバツツジ、ピンクの桜が咲いている。前夜の雨は、この山域ではなかったようで沢の水量は少ない。ロープ、鎖場もあったが、無事通過、岸壁を見ると目当てのイワウチワも咲いていた。14時45分には名栗湖に到着。アスファルト道路を25分歩き、15時10分さわらびの湯のバス停に着いた。15時16分発の飯能行のバスに乗り帰りました。(K.S.)

<実施日>4/7(土) <参加者>13名
<コース>青梅線川井駅~清東橋~棒ノ折山~さわらびの湯~飯能

 

2018年04月12日

茅ヶ岳~金ヶ岳

韮崎駅からタクシーに分乗し深田記念公園からスタート。「にせ八つ」と呼称される山容は八ヶ岳に似て美しい。麓は無雪だったがスタート30分で雪が現れアイゼン装着。その後、無雪のぬかるみも岩場もアイゼンで歩き通した。展望の良い「茅ヶ岳」山頂含めて行程中は残雪がありギリギリ雪山と呼べそうでした。続く金ヶ岳に向って一度高度を下げて登り直し。何度も偽ピークに騙されながら南峰を越え金ヶ岳山頂へ。午後になっても雲がかからず富士山が裾野まできれいに見えました。山頂直下の雪まじりの痩せ尾根はかなりハードな下りでしたが、声を掛け合って無事に下りることが出来ました。下山後、全員で故・Yさんに黙祷を捧げました。快晴の下、気持ちの良い山行でした。(K.I.)

<実施日>3/25(日) <参加者>13名
<コース>深田記念公園-女岩-茅ヶ岳-南峰-金ヶ岳-ふれあいの里入口

 

2018年04月12日

井之頭公園、花見

4月8日に井の頭公園で参加13名で恒例のお花見を行いました。
好天で暖かく10時~3時ごろまで、時間差で登場するメンバーが差入れてくれる美味しい食べ物と、美酒と笑い声でいい気持ちになり、楽しい時間を過ごしました。
また来年もやりましょう。

そういえば桜は葉桜でしたね。(T.H)

 


<実施日>4/8(日) <参加者>13名
<コース>井の頭公園、七井橋南側少々東

 

2018年04月09日

大山三峰山

 3月24日会山行で丹沢の清川村煤ケ谷(すすがや)から大山三峰に登ってきました。ハード山行として12名と少し多めでしたがH.Mサブリーダーを先頭に快調なペースで歩き岩稜歩きを十分楽しみました。
 崩落したやせ尾根が続き、物見峠から北峰を始めとして三峰山の山頂までは鎖、梯子、岩場の連続で細い尾根が高度感を増しています。岩稜帯の鎖と支柱は新しくつけられたものようで下りの時は頼りになります。
 大山三峰山頂で記念写真を撮りました。下山は上り下りを繰り返し、急坂のザレた個所を鎖と梯子で下ります。途中大山に向かうルートと別れ不動尻に向かいます。長い下りをおえた12名を出迎えてくれたのはスギ林に黄色く広がるミツマタの群生(写真)でした。丹沢ではミツバ岳が有名になりましたがこの時期檜洞にも群生が見られます。またこの時期に丹沢を訪れたいと思います。(T.T)
<実施日>4/1(日) <参加者>12名
<コース>煤ケ谷→北峰→三峰山頂→不動尻→広沢温泉

 

2018年04月02日

高尾山、早春の花の鑑賞

 3月24日会山行で高尾山の「早春の花鑑賞」が催されました。野草の花の宝庫である高尾山を、公式ガイドの経験も積んでられる高尾山の達人Tさんがリーダーで解説してくれるというぜいたくな企画です。
 JR高尾駅から小仏行きのバスに乗り大下(おおしも)BSで下車、大下沢梅園を眺めた後、日影から沢沿いの林道を城山まで歩きます。私は「花しらず」ですが参加メンバーは皆花のベテラン、さらに21人の眼で探せば「ここに〇〇」「こちらに〇〇」と花も逃げ場を失うように(触りませんが)根こそぎ見つけられていきます。
 それにしても驚くべきはリーダーが用意した花のガイドリスト。コース順に右に何、左に何、と花の名前があげられておりまして、その通りに花が現れるのです。何とも恐れ入りました。
 ところで私は「二輪草」は川中美幸の歌しか知らず実物を見たのは初めてです。「少し遅れて咲く花を♪~」の歌詞通りですね。(写真はエイザンスミレとニリンソウ)
(Y.O)
<実施日>3/24(土) <参加者>21名
<コース>大下BS-小仏城山(昼食)-高尾山頂下-薬王院-高尾山口


2018年03月26日

茅ヶ岳~金ヶ岳(会山行下見)

3月25日に実施される会山行の下見に同行した。茅ヶ岳登山口にあたる深田久弥記念公園から女岩をへて、「深田久弥終焉の地」の記念碑を拝し、茅ヶ岳頂上(1703m)に到着。雨滴を感じたので「今日はここまで?」と思いきや、さらに南峰から金ヶ岳ピーク(1764m)へ。山頂直下はやせ尾根で変化のある岩場が続く。岩が好きな人には楽しいジャングルジムだが、慎重に三点確保で進まなければいけない。とくに下りは注意が必要だ。岩場を終え九十九折りの道を1時間ほど降れば、ふれあいの里。曇天の空も持ちこたえて、1時間以上早いペースで無事に下山した。失礼を承知のうえで申し上げるが、参加者8名中7名が65歳以上、さらに4名が古希を超えている。健脚の兄姉たちとのあっぱれな山行だった。(K.N)
<実施日>3/19(月) <参加者>8名
<コース>深田久弥記念公園-女岩-茅ヶ岳-南峰-金ヶ岳-ふれあいの里入口

2018年03月21日

八ヶ岳アイスクライミング

八ヶ岳の赤岳鉱泉の氷の壁、通称「アイスキャンディー」で、アイスクライミングの講習を受けてきました。
また、翌日は硫黄岳に登頂し、下山時に、赤石の頭のところの斜面で、雪の急斜面でのフィックスロープの張り方などの実践講習も受けてきました。
硫黄岳山頂では、雲一つない青空の下、八ヶ岳の山々、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスの山々などの展望が楽しめました!
アイスクライミングは初体験でしたが、とても面白く、楽しかったです。今度は天然の滝にも挑戦してみたいですね。(E.N.)

<実施日>3/17(土)~18(日)

 

2018年03月20日

日白山・平標山

日白山は標高こそ1631mと谷川連峰より一段低いが、東西南北に尾根を伸ばし独立峰然とした風貌を備えている。登山道は無く、雪で藪の埋まる積雪期のみアプローチが許される。知名度こそ低いが、その端正な山容が登山者を惹きつける。西の前衛峰とも言える東谷山(1554m)を経由して山頂に至るルートを辿った。終日雲ひとつない快晴で、すこぶる爽快な山旅を楽しむことができた。日白山に登った翌日は谷川連峰の盟峰のひとつである平標山(1994m)に登った。冬の間BCスキーヤーが好んで使うヤカイ沢からのダイレクトルートを選んだ。山頂への最短ルートだがヤカイ沢源頭から取り付く尾根の登りはきつい。途中休むことも許されない急な雪面の連続急登が続く。つらい登りの先に待っていた平標山山頂からの眺めはまさに値千金である。(T.S.)

<実施日>3/17(土)~18(日) <参加者>7名
<コース>二居より二居峠・東谷山経由日白山往復、元橋バス停よりヤカイ沢経由平標山往復 

 

2018年03月20日

根子岳

好天気に恵まれた3月17日、関越道の渋滞に見舞われながらも、ジャンボタクシーで信州菅平を目指した。春の陽光の中のドライブは菅平に入ると雪景色に変わり、樹木は白い花が咲いたように樹氷が美しい。到着後、雪山装備を整えスタート。1756mの展望台から振り返った絶景は、この景色を見られただけで来て良かったと誰もが思う。雲ひとつない紺碧の空に白雪の北アルプスの山々が連なり、春霞をまとった麓の山を低く見ている。その景色を背にして再びピークを目指す。登山道は雪に隠れ、遮るものがない雪原をひたすら登る。スタートから2時間40分で山頂に到着。絶景を眺めながら腹ごしらえをして下山。「楽しい!」と尻セードにトライしたり、雪原をダッシュで駆け下りる少年のような年長者がいたり、春の雪山を満喫した一日だった。(K.N.)

<実施日>3/17(土) <参加者>9名
<コース>菅平牧場-展望台-根子岳-往路を下山

 

2018年03月19日

トーミの頭

 3月4日に武岳連のスノーシュー講習会で黒斑山(くろふやま)のトーミの頭へ行って来ました。
 コースは車坂峠から眺めの良い表コースを通ってトーミの頭で折り返し、中コースで下山するものです。
 当日は晴天で風もあまり感じられない春山陽気。展望もきいて遠くの八ヶ岳、霧ヶ峰、北アルプス、妙高、近くの湯ノ丸、浅間などなどなど。数々の山々が良く見えました。
 今までワカンで山歩きをしてたため、スノーシューではどの位の傾斜まで行かれるのか、また歩き方のコツを教えていただける大変良い機会となりました。(左前方は浅間山です。J.Y.)

<実施日>3/4(日)
<コース>車坂峠10:30…トーミの頭11:50…アサマ2000スキー場14:20(指導時間と昼食を含む)

2018年03月06日

上州武尊山

 3月3日、会山行で上州武尊山に出かけた。快晴で風も強くないので、上着の防寒具がいらないくらいに暑い。凍った所はなく雪質はある程度やわらかいのでピッケルよりもストックが有効。コースは剣ヶ峰の登り降りが急なくらいで他は比較的なだらかである。その剣ヶ峰の急な狭い所はスノーシューよりもアイゼンが有効。また、登山道は登山者も多くトレースがしっかりあるので迷うことはない。今回は天気がよいのでテントもいくつか見かけた。(夜は雪と満月で明るそうである。)
 今後、武尊山登頂を予定している方は、ジュクジュク道の無雪期よりも積雪期をおすすめします。積雪期は4時間程度で手軽に山頂を往復でき、雪景色した山々の展望も素晴らしいからです。(K.M.)

<実施日>3/3(土) <参加者>9名
<コース>川場スキー場トップ-剣ヶ峰-武尊山-スキー場トップ

2018年03月05日

沼津アルプス

兼ねてより行きたかった沼津アルプスに、むさしの山の会会員4名に同行してもらった。
沼津アルプスとは沼津市の東方に南北に連なる小さな山並みをいう。
低山ながら6山を越える距離があり、鎖場、ロープもあるかなりの急登でアップダウンも激しく、登りごたえのある山だった。
風は強かったが天気に恵まれ、富士山と駿河湾の絶景コラボを見ることができた。
このような贅沢な景色を間近にに見ながら歩けることと、所々で下山できるのも低山の魅力だ。
桜咲く季節にまたいつか訪れたい。(N.F.)

<実施日>2/17(土) <参加者>5名
<コース>多比登山口-大平山-鷲頭山-小鷲頭山- 志下山-徳倉山-横山-八重坂峠

2018年03月01日

松生山

払沢の滝、全面結氷!が期待できる時期に、近隣の松生山山行が企画された。
快晴ではなかったが、風もなく天候も崩れずで快適な気候だった。道は一部雪や地面が凍っている所があり、軽アイゼンを使用した。松生山の登りは破線のルートとなる為まき道がなく、ちょっと登ってちょっと下るを繰り返し、標高をあげていく。地形図を見ながら小刻みにピークを確認し、読図の勉強をするのもよし、野生動物の痕跡を見つけるのもよし、自生のフクジュソウの黄色から春の気配を感じるのもよし、と歩いていて楽しい山行だった。払沢の滝は全面結氷とはいかなかったが、滝壺は凍っていて風情のある滝をみることができた。(K.M.)

<実施日>2/25(日)<参加者>19名

<コース>笹平-松生山-浅間嶺-払沢の滝

2018年02月26日

安達太良山

 安達太良山は初心者向けの雪山とされているが、遮るものが何もないため天候次第で、強風、ホワイトアウトによる道迷いが難易度を押し上げる。二日目の悪天候が予想されたので、計画を変更し急遽一日目に登頂することに。勢至平から小屋までの30分、雪が深く気を使うトラバースを終えると目の前に小屋が現れる。身支度を整え急ぎ出発。最初は直登。峰の辻から牛の背に上がり時折強風にあおられながら山頂へ。数名は祠のところまで上がる。急ぎ直接峰の辻を通るコースで下山開始。登りの半分ほどの時間で小屋に到着。
 くろがね小屋の源泉かけ流しの温泉と秘伝のカレー、そして食後のひと時を堪能。二日目は予報通りの悪天候。昨日登頂を終えていたことを皆で喜びあい、風と雪のためトレースがすっかり消えてしまった道を慎重に下山。帰りに岳温泉でまったりしたのでした。(H.M.)

<実施日>2/10(土)~11(日)<参加者>9名

<コース>10日 奥岳→勢至平→くろがね小屋→安達太良山→くろがね小屋(泊)
11日 くろがね小屋→勢至平→奥岳

2018年02月12日

嬬恋スキー

毎年恒例のスキー山行(スペシャル)を今年も群馬県嬬恋村のパルコールスキー場で、2月3日~4日の一泊二日で実施しました。早朝6時三鷹駅に集合、順調に現地に到着後、11時には全員ゲレンデに集合し3班に分かれ終日スキー。寒波のおかげでスキー場の積雪はたっぷりで、圧雪車できれいにならされた滑りやすいゲレンデを心行くまでスキーを楽しみました。宿泊先のロッジはご夫婦2人が経営しているアットホームな宿で、あたたかい食事でもてなしを受けました。食後はいつもの持ち寄りのお酒とつまみで全員そろっての懇親会を22時まで楽しみました。
翌日7時には朝食をとり、8時にロッジ前で集合写真を撮って元気よくゲレンデに飛び出して半日スキー。この日は朝から快晴で、東京では久しく見たことのない様な深いスカイブルーの空のもとで、ハッスルチームとのんびりチームの2班に分かれてよく整備されたゲレンデを事故もなく楽しめました。
帰りは近くの温泉にゆったりつかってから予定通り三鷹駅19時に到着し解散しました。(K.T.)

<実施日>2/3(土)~4(日)<参加者>22名(男性11名、女性11名)
2018年02月08日

森吉山(秋田)スノーシュー登頂敗退

 この寒波により北秋田森吉山の天候はあまり期待できないが、行くだけ行ってみることにした。行ってみるとなんとラッキーかな吹雪、強風、ホワイトアウトもなくまずまずの天気。稜線まで出てみると東北らしいなだらかな樹氷原が山頂まで続いておりすばらしい景色に満足。また反対側は遠く日本海沿岸まで見えた。
 しかし、石森から先は先週までの降雪のためかスノーシューでも膝上まで沈み込み目指す山頂は断念。山スキーの連中は軽い雪の上をスイスイと登り登頂していた。雪の状態にもよるが山スキーがとてもうらやましかった。次回、リベンジしたい。(K.M.)

<実施日>1/28(日)<参加者>1人
<コース>阿仁スキー場ゴンドラトッㇷ゚→石森→ゴンドラトップ

2018年02月05日

日和田山、物見山

 2/4(日)会の山行で飯能郊外の高麗駅(日高市)から日和田山、物見山をめぐるハイクに出かけました。高麗(こま)の里は2016年に奈良時代初めに高麗郡が設置されて1300年を迎えた高句麗ゆかりの地。近くに出世明神ともいわれる高麗神社も控えています。
 高麗駅から日和田山までは頂上近くの金刀比羅神社に向かう参拝道、立春の日に相応しく春の陽気の温かさに恵まれて歩を進めます。道が二手に分かれて、男坂、女坂、全員が岩がちな男坂をよじ登り、神社で集合写真。
 そこからは緩やかなアップダウンで高指山、物見山(375m)と辿り昼食。この辺りから雲行きが怪しくなり、天気予報では全く予想しなかった粉雪が降り出し、一転して雪中行軍に。 それも五常の滝に着く頃には上がっていました。この滝には孔子をはじめ儒教の聖人が祀られる珍しい祠が。天気の変化があり驚きましたが早春の低山ハイクを楽しみました。(Y.O.)

<実施日>2/4(日)<参加者>15人
<コース>高麗駅→日和田山→高指山→物見山→五常の滝→武蔵横手駅

2018年02月05日

谷川岳ビバーグ訓練

1/20(土)から谷川岳山麓にてツエルトとレスキューシートのみで一晩ビバーグするという講習会に参加してきました。マット、シェラフ等は禁止です。雪山で遭難してビバーグをしなければならなくなった状況を実際に体感して、工夫の仕方や、ビバーグにならないように早期撤退の判断をすることの大切さを学ぶものでした。
マイナス気温の中、夕方から朝までツエルトの中で過ごしましたが、非常に寒かったですし、いい経験が出来ました。
安全登山のための基礎技術の習得は、自分の命を守るものですので非常に大切なことだと思いました。(E.N.)

<実施日>1/20(土),21(日)

2018年02月01日

木曽駒ケ岳(厳冬期)

1月28日(日)厳冬期の木曽駒に登りました。駒ヶ根のビジネスホテルに前泊。
当日はホテルで朝食をしっかり食べて出発。朝一番のロープウェーで千畳敷へ。
大雪原と化した千畳敷カールを抜けて浄土乗越へ。乗越手前はかなりの急斜面で滑らないよう慎重にステップを刻みました。乗越からは中岳を経て木曽駒まで稜線を辿りますが、稜線はものすごい風で、風に飛ばされないよう時折耐風姿勢を取りながら進みました。
木曽駒に登頂して歓喜するのもつかの間、天気がどんどん悪くなるので、すぐ引き返すことに。下山では乗越からカールへの下りに神経を使いました。降り口の傾斜は急で滑落しないよう足元を確かめながら慎重に降りました。カールに降り立つとガスに巻かれ視界は真っ白に。ロープウェーの山頂駅に辿り着いた時には大きく安堵。3時間半の短い行程でしたが、アルプスの冬山の厳しさを体感することができました。  (T.S.)

<実施日>1/28(日)

<コース>千畳敷10:00---浄土乗越11:00---中岳---木曽駒ケ岳11:40---中岳---浄土乗越---千畳敷13:30 <参加人数> 4 人

2018年01月30日

雨池スノーシューハイク

静かな深山の雰囲気漂う雨池が好きで、厳冬期にも訪れたいと思い、スノーシューハイクを計画した。
当日、雪は予想外に少なく心配したが、風が穏やかで案外暖かく、絶好のスノーシュー日和だ。
坪庭から縞枯山を右手に見ながら雨池峠を経て、東へゆるやかに下る。分岐から広々とした針葉樹の道を20分程歩くと雨池への下り口があり、樹氷の斜面を更に下れば雨池西岸に出る。
この池の水量は、名前の通り降雨量に左右され、わりに浅いので、厳冬期は結氷し雪原となり、湖面を歩けて楽しい。ただ、雨池はやはり秋が素敵だ。
昼休憩後、もと来た道を今度は登り、坪庭経由で山頂駅に戻った。
溶岩台地を覆う雪化粧の低木や周辺の原生林の樹氷、白銀に輝く山々が連なり、景観の変化に富んでいる。
北八ヶ岳は、装備を万全にし、天候を確認したうえで臨めば、比較的厳冬期にチャレンジ出来る山域だ。  (T.H.)

<実施日>1/20(土) <コース>八ヶ岳ロープウエイ山麓駅-雨池-山麓駅

2018年01月23日

編笠山

14日(日)の編笠山は参加10人全員が登頂を果たしましたこと、ご報告します。

一点の曇りも無い素晴らしい青空が広がり、また心配された風も穏やかで、これ以上無いという程の絶好のコンディションの下、楽しい冬山登山を経験できました。
頂上手前の最後の100メートルはいやらしい岩塁帯です。岩に雪が載ってアイゼンでの登りには神経を使いました。岩塁帯を乗り越えて頂上にたどり着いた瞬間、眼前に広がった純白の衣装をまとった八ヶ岳主峰群の神々しい姿が感動的で、この山行を忘れ得ないものにしてくれました。
参加された皆さん、お疲れ様でした。

<実施日>1/14(日) <コース>富士見高原スキー場-編笠山-富士見高原スキー場

2018年01月14日

焼津アルプス

1/7(日)実施された「会山行・焼津アルプス」の集合写真です。

正に“日本晴れ”の好天下、“暑からず、寒からず”の絶好のコンディションに恵まれ、雪化粧の富士山に見守られつつ、無事5時間半で「アルプス縦走」を果たすことが出来ました。

17名という大人数としては、何のトラブルも無くスムーズに歩き通すことが出来たのは、良好なコンディションだけで無く、リーダーの統率力があればこそ、だったと思います。

<実施日>1/7(日) <コース>花沢の里→満観峰→高草山→林叟院


2018年01月07日

冬の蓼科山

暮れに日帰りで蓼科山に登りました。すずらん峠にある女神茶屋から往復5時間の行程でした。
樹林帯の一本道でトレースもあり迷うことはありません。当日は晴れましたが冬型で気温が低く、ドーム状の山頂は吹きさらしでとても寒い。
三角点にタッチすると直ぐに下山の途につきました。山頂から間近に見る北横岳の雄姿はなかなかでした。     (T.S.)

<実施日>12/28(木)

<コース>すずらん峠→蓼科山→すずらん峠

 

2017年12月29日