高社山・高野辰之記念館

 ▼5月9日の1日目は北信州・木島平の高社山1352mに登る予定だったが、生憎の天気で翌日に登ることにして、観光に切り替え。まずは7年に一度の「善光寺前立本尊御開帳」の善光寺、次に小布施の北斎館と岩松院。岩松院の北斎最晩年89才の絵「八方睨み大鳳凰図」は圧巻、当時の色がそのまま鮮やかに残っている。北斎の執念を感じさせるすばらしい絵でした。「やせ蛙まけるな一茶これにあり」を詠んだ池もあり。最後は観光のハイライト「故郷」と♪菜の花畠に、入り日薄れ♪の「朧月夜」を作詞した高野辰之記念館。締めは千曲川と北信の妙高、斑尾山を背景にしたノスタルジックな菜の花畑の景色、心が童心に帰る菜の花の丘。北信の春、心が和む日本の春景色を味わいました。
▼5月10日の2日目高社山(1,352m こうしゃさん 地元では「たかやしろやま」と呼ぶ)に登る。よい天気。コースは夜間瀬(やませ)スキー場~高社山~夜間瀬スキー場のピストン。高社山は独立峰で頂上からの展望は抜群。北信五岳(妙高山、斑尾山、黒姫山 、戸隠山、飯縄山)が近くに美しく望めた。北信は木々が芽吹いたばかりで萌黄色の葉が美しい。登山路にはやや小振りのカタクリがいっぱい。タムシバも咲き始めた。いい春山でした。下山後、木島平の馬曲(まぐせ)温泉に入る。露天からの眺めがこれまたすばらしい。山と温泉、前日の観光と今日の山歩き、充実した2日間の北信濃の山旅でした。(Y.M)

 

<実施日>5/9(月)-10(火) <参加者>9名
<コース>①善光寺~小布施北斎館、岩松院~高野辰之記念館~菜の花公園
②夜間瀬スキー場~高社山~夜間瀬スキー場のピストン
2022年05月09日