ニュース一覧

雪山講習

 

4月17・18日の2日間、谷川岳天神平において都岳連の指導員2名を招いて雪山講習を開催した。100人規模を誇る当会ならではカスタムメード企画である。初日はあいにくの雨の中、ロープウェイ駅脇の残雪を利用して登下降の練習をしたあと、宿の屋内をお借りして基本のロープワークや簡易ハーネスの作り方などを学んだ。2日目は天神平の山頂駅付近の急斜面を利用して、雪上歩行や滑落停止を徹底的に反復練習。最後は上部の稜線までつぼ足で登下降する実践訓練。講習の当初は雪の斜面の下りを怖がった会員が、最後には背筋を伸ばして軽快に降りていた。コロナ感染拡大下の開催に不安を感じる部分もあったが、所期の成果が得られ、また参加会員の満足度も高く、今季を逃さずに開催して良かったと思う。会の理解と協力に感謝したい。
(山行推進委員会)



※感染対策を徹底し実施しました

2021年04月17日

リモート講習を初開催!(冬山の気象)

 

2月13日、都岳連気象委員会の協力を得て、当会の会員向けに「冬山の気象」をテーマに講習会を開催した。緊急事態宣言発令中を考慮し、対面では無くテレビ会議システムを活用。当日は気象委員会の鈴木講師が、冬山気象の特徴や注意点などをパワーポイントの資料を使って説明。春山の気象にも触れ、この季節に特に注意すべき「擬似好天」について、過去の遭難事例に触れながら解説頂いた。35名もの会員が熱心に聴講したが、気象の仕組みに馴染みのない会員からも、わかりやすく実践的な内容との反響があった。(山行推進委員会)

2021年02月17日

アルパインサークル 2020年活動報告

当会の若手を中心にアルパインサークルを結成、昨年から活動を始めています。
冬は雪山、夏は沢登りメインに山行を重ねています。
またジムや外岩でのトレーニングを通じてクライミングの技術習得にも励んでいます。
このほど1年間の活動記録をまとめました。今年も活動を継続していきます。
多くの人に雪山や沢の魅力を知ってもらいたいと思い、新しいメンバーも募集中です!

 

2021年02月16日

会山行中止のご連絡

 

むさしの山の会では政府の緊急事態宣言を受け、
緊急事態宣言措置実施中の会山行を中止します。

期間:2021年1月8日~2月7日3月7日

2021年01月17日

会山行再開について(2020.6.29更新、2020.10.8追記)

 

むさしの山の会では登山再開に向けたガイドラインを作成し、ガイドラインに沿った会山行を再開していますが、上部団体によるガイドラインの改訂を契機に当会のガイドラインも見直しました。

今後はこちらのガイドラインに沿って対応をさせていただきます。
下記のガイドラインをご一読いただき、安心・安全な登山をしていきましょう。

(2020.10.8追記)ガイドラインをベースに実態に即して柔軟に対応することとし、リーダーの判断に任せる。


ここをクリック
↓↓↓

登山再開に向けたガイドライン(6月24日改訂)

5月25日に、政府は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の全面解除を発表しました。これに伴い、他の社会人山岳団体には徐々に活動を再開する動きがみられます。当会は、緊急事態宣言を受け5月中は会山行を中止し、6月以降の山行についてはリーダーの判断に委ねてきました。宣言解除を踏まえ、山岳四団体からも山岳スポーツ再開にむけて基本的なガイドライン(指針)が示されました。
当会としても、登山活動再開を図るべく山行推進委が中心になり新たなガイドラインを作成しましたので以下に提案いたします。これを持って当面の会山行計画の指針と致したく。

目的:
○ コロナ感染が続く中、会山行再開を図る上で、山行を企画する会員に計画づくりの手引きを提供する。
○ 登山中の感染リスクを高める3密の回避を図る。
○ 医療崩壊につながる遭難や登山中の怪我のリスク低減を図る。
参加人数
○ 一つの会山行の参加人数はおおむね10人までとする。但し、参加者が5名を超える場合は、2班に分班を分けることによるリスクもあるので、班分けするかどうかはリーダー判断に任せる。
計画立案:
○ 山行は安全且つ無理のない計画にする。日帰り登山でも歩行時間を昭文社の正味コースタイムでおおむね6時間程度までを目安とする。 
○ 特に再開後すぐの山行は、長期の自粛で体力が衰えているので、無理をせずソフトから始めるのが望ましい。
○ 自粛期間中の登山道の荒廃、林道や駐車場の閉鎖なども考えられる。現地の状況について十分な下調べをする。
○ 登山者が集中するような人気のある山やルートを避ける(人気のある山でも比較的静かなルートを選ぶ、開催日を混雑しない日にするなどの工夫をする)
準備:
○ 感染が疑われるような体調不良(平熱を超える発熱、悪寒、倦怠感、息苦しさ、咳等)での登山は控える。参加者は当日出発前に検温し平熱であることを確認する。リーダーは参加者の体調確認をする。また重症化につながる持病・疾病等がある場合は参加を慎重に判断する。
○ 入山後にコロナ感染発症すると命に関わり、救助隊、医療機関に多大の迷惑をかけることになる。これから夏を迎え熱中症のリスクも出てくるので、体調に懸念のある場合は無理をせず参加を控える。
○ 装備は、マスク・消毒液などの感染対策アイテム携行のほか、救急用品の充実、熱中症対策など十分考慮する。
アプローチ(登山口までと下山後):
○ 登山口までの移動手段に特に制限は設けないが、3密を避ける為の工夫をする(マスクの常時着用、混雑する時間帯を避ける、平日開催、現地集合など)
○ また、山域内での寄り道は極力避ける。また下山後は、温泉、打ち上げなども控える。 
登山中:
○ 登山中、マスクを持参し必要に応じて使用する。マスク着用時は、熱中症及び脱水には十分留意する。
○ 歩行中・休憩中は2m以上の間隔を空ける(ソーシャルディスタンス)、食べ物の交換や集合写真の撮影を控えるなど、感染リスクにつながる接触回避に努める。山頂など登山者が集中する箇所での他パーティとの密接に注意する。
個人山行:
○ 個人山行についても、本ガイドラインに沿った山行を推奨します。

6月10日に日本山岳・スポーツクライミング協会のアップしたガイドラインは以下の通りです。
https://www.jma-sangaku.or.jp/information/detail.php?res_id=1591866838-909647

6月19日に日本山岳会のアップしたガイドラインは以下の通りです。
https://jac1.or.jp/event-list/corona/202006198350.html

宣言解除されたものの再び感染が拡大する懸念があります。感染の再拡大で国や自治体が再び自粛要請を強化した場合は、ガイドラインを見直すか山行中止にする可能性もありうる。その場合は、執行部より速やかに展開させていただきます。

 

2020年10月08日

会山行再開について(2020.6.14)

 

長い期間でしたが、皆様には登山自粛にご協力いただきありがとうございます。
5月25日の緊急事態宣言の解除に伴い、むさしの山の会では登山再開に向けたガイドラインを作成し、ガイドラインに沿った会山行を再開します。
下記のガイドラインをご一読いただき、安心・安全な登山をしていきましょう。

≪会山行の募集≫
既に承認されている会山行についてはリーダー判断で実行・中止を決定する事になっていますが、中止せざるをえない会山行が相次いだため新たに会山行計画を募集します。各山行の人数が制限されるため多くの計画が必要です。積極的に計画書の提出をお願いします!

ここをクリック
↓↓↓

登山再開に向けたガイドライン

5月25日に、政府は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の全面解除を発表しました。これに伴い、他の社会人山岳団体には徐々に活動を再開する動きがみられます。当会は、緊急事態宣言を受け5月中は会山行を中止し、6月以降の山行についてはリーダーの判断に委ねてきました。宣言解除を踏まえ、山岳四団体からも山岳スポーツ再開にむけて基本的なガイドライン(指針)が示されました。
当会としても、登山活動再開を図るべく山行推進委が中心になり新たなガイドラインを作成しましたので以下に提案いたします。これを持って当面の会山行計画の指針と致したく。

目的:
〇コロナ感染が続く中、会山行再開を図る上で、山行を企画する会員に計画づくりの手引きを提供する。
〇登山中の感染リスクを高める3密の回避を図る。
〇医療崩壊につながる遭難や登山中の怪我のリスク低減を図る。
対象山域・日数:
〇近郊の日帰り登山に限定する(例:奥多摩、丹沢、奥武蔵、高尾陣馬など)。
〇県をまたいだ移動を伴う登山については移動の自粛要請が解除されるまでは自粛する。(県をまたいでの移動自粛解除は6月20日に解除される見込み)
〇泊りがけの登山、特に山小屋利用の山行は3密回避の観点から推奨しない。
参加人数
〇一つの会山行の参加人数は最大10人とする。但し、参加者が5名を超える場合は、2班に分けて別々に行動する。班分けの際は一つの班が最大5名となるよう調整する。各班にリーダーを設けること。
計画立案:
〇山行は安全且つ無理のない計画にする。日帰り登山でも歩行時間を昭文社の正味コースタイムで最大6時間を目安とする。
〇特に再開後すぐの山行は、長期の自粛で体力が衰えているので、無理をせずソフトから始めるのが望ましい。
〇自粛期間中の登山道の荒廃、林道や駐車場の閉鎖なども考えられる。現地の状況について十分な下調べをする。
〇登山者が集中するような人気のある山やルートを避ける(人気のある山でも比較的静かなルートを選ぶ、開催日を混雑しない日にするなどの工夫をする)
準備:
〇感染が疑われるような体調不良(平熱を超える発熱、悪寒、倦怠感、息苦しさ、咳等)での登山は控える。参加者は当日出発前に検温し平熱であることを確認する。また重症化につながる持病・疾病等がある場合は参加を慎重に判断する。
〇入山後にコロナ感染発症すると命に関わり、救助隊、医療機関に多大の迷惑をかけることになる。これから夏を迎え熱中症のリスクも出てくるので、体調に懸念のある場合は無理をせず参加を控える。
〇装備は、マスク・消毒液などの感染対策アイテム携行のほか、救急用品の充実、熱中症対策など十分考慮する。
アプローチ(登山口までと下山後):
〇登山口までの移動手段に特に制限は設けないが、3密を避ける為の工夫をする(マスクの常時着用、混雑する時間帯を避ける、平日開催、現地集合など)
〇また、山域内でのコンビニなどへの寄り道は極力避ける。また下山後は、温泉、打ち上げなども控え真っ直ぐ帰宅する。
登山中:
〇登山中でもマスクを着用・携行する。マスク着用時は、熱中症及び脱水には十分留意する。
〇歩行中・休憩中は2m以上の間隔を空ける(ソーシャルディスタンス)、食べ物の交換や集合写真の撮影を控えるなど、感染リスクにつながる接触回避に努める。山頂など登山者が集中する箇所での他パーティとの密接に注意する。
個人山行:
〇個人山行についても、本ガイドラインに沿った山行を推奨します。

より詳細は、山岳医療救助機構(代表大城和恵)発行の「登山再開に向けた知識」がわかりやすく網羅的で参考になる。
https://sangakui.jp/data/wp-content/uploads/tozan_knowledge_practical0524s.pdf?fbclid=IwAR18Dhox4cz2EzA7V3w6q3O2Vq48iah-iu3Xn-c8fvFZzb3rhz7iMOzOvk8

宣言解除されたものの再び感染が拡大する懸念があります。感染の再拡大で国や自治体が再び自粛要請を強化した場合は、ガイドラインを見直すか山行中止にする可能性もありうる。その場合は、執行部より速やかに展開させていただきます。

 

 

   

 

2020年06月14日

新型コロナウイルス感染症 予防対策について (2020.5.12)

 

会員の皆さま、入会を検討されている皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
むさしの山の会では政府の緊急事態宣言を受け、
以下の通り例会・会山行・個人山行の自粛を行います。

○5月、6月の例会は中止です。

〇やまびこ5月号については3月号同様にPDFで発行いたします。(5月9日発行済み)

〇5月の会山行は全て中止です。
〇6月以降も「緊急事態宣言」が今のままで継続しているうちは、会山行を中止します。
 何らかの変化があった時はその時点で検討します。
〇6月以降の山行については、現状は政府待ちになりますが、今後中止したいと
 リーダーが判断されれば、会はそれを追認します。リーダーは会メールにて
 中止の意思表示と会員への告知を行ってください。
 (これまで中止判断されたリーダーで会メールでお知らせしていない場合、
 メールを お出しください。)

○個人山行についても会員各位に対し、当面自粛される事をお願い致します。
 これに関連しまして、これまで個人山行についても計画書の提出を呼びかけて
 まいりましたが、会山行中止の期間中、個人山行の計画書の受付を停止します。
 さらにこれに関連して、これまで、届け出のあった個人山行については事故等の場合、
 会山行に準じて会がフォローアップすることとしてきましたが、
 この件も 会山行中止期間中は停止いたします。

趣旨ご理解の上、ご協力のほどお願いいたします。
一日でも早い普段の日常戻ってくるよう、ともに自粛の日々を楽しんでまいりましょう。

 

 

   

 

2020年05月12日

2019年会山行 立岩・荒船山

~むさしの山の会会報「やまびこ」1月号から~

 

 好天に恵まれた晩秋の一日、西上州の山懐に抱かれ静かな縦走を楽しんだ。三鷹駅よりジャンボタクシーにて一路南牧村へ。予定より早くの到着となったため登山口手前の線ヶ滝を見学。車道から2分ほどで碧色の滝壷。30mを一直線に落下する滝は朝の光の中で清々しい美しさだった。
 乗車ほどなく登山口に到着。いよいよ「西上州のドロミテ」と聞く立岩を目指す。山裾の小流れには真新しい橋が渡されており、ここにも台風の被害があったことが窺われた。5分ほどで分岐となり右手の直登コースへ。植林された山肌を縫うように登っていくと、いつしか広葉樹の明るい森に。一本目の休憩の後ヘルメットを装着。雑木林の急斜面を進むとザレたルンゼに入り、20mの鎖場を無事過ぎると立岩のコル。ここより稜線歩きとなる。木立の美しい稜線だが、西側はスッパリ切れた痩せ尾根なので気を抜かずに!参加者9名の足取りは軽快。西立岩(1265m)に着くと遠く八ヶ岳の山々を望むことができた。


















 休憩の後、幾つかの痩せた岩稜を鎖で下り、威怒牟畿不動分岐を経て荒船山最高点の経塚山(1422.7m)へ。山頂は西面から吹き上げてくる風が強く、東面斜面で風をよけての昼食となった。さて縦走後半は明るい冬木立の道を行く陽だまりハイク。相沢分岐の先には艫岩展望台があり、正面には薄く煙を吐くどっしりとした浅間山が間近に。絶景の地だが柵のない絶壁で墜死事故多発地点。足元には十分な注意が必要だ。内山峠への下山路は所々露岩があるものの、よく踏みならされておりスムーズに進むことができた。小広い鋏岩修験道場跡を経て内山峠登山口へ到着。予定より1時間半ほど早くの下山となった。帰路途中の「道の駅しもにた」で名産の下仁田葱や手作りこんにゃくを購入。充実した山歩きと美味しいお土産と、上州を満喫した山旅だった。(Y.O.)

 

 

              下山路から仰ぐ艫岩

 

 

<実施日>11月17日(日) <参加者>9名 
<コース>登山口→立岩直登コース分岐→立岩のコル→西立岩→威怒牟畿不動下降点→立岩分岐→経塚山→相沢分岐(艫岩展望台)→鋏岩修験道場跡→内山峠登山口
<天候>晴

2020年01月21日

2019年会山行 硫黄岳

~むさしの山の会会報「やまびこ」3月号から~

 

1日目: 予報ではこの日はあまり期待できる天気ではなかったが、快晴!みどり池入り口から出発。今年は温かく雪も少ない。登山道は解けた雪が凍りバリバリ。歩き出してほどなくアイゼンを装着。きりりとした空気。キラキラと舞う雪の華。快適なスノーハイクだ。ほどなくしらびそ小屋に到着。みどり池は完全凍結ではなさそうだったが、夏とは全く違った様相で、雪をかぶり、その向こうに見える天狗岳が神々しい。みどり池入り口の標高が1585m。みどり池が2097mだから500m強登ってきたことになる。本沢温泉の標高は2150mなので、ここからはほとんどトラバースだ。からまつの林を抜け本沢温泉に到着。3時半までが石楠花の湯の女性の時間だということで女性陣は慌ててお風呂に向かう。鉄分を含んだ赤くて熱い湯だ。体の芯まで温まる。先にお風呂を済ませた女性たちが女性部屋でビールで乾杯。お風呂から上がった男性陣が女性部屋に来て食事前に盛り上がる。8時消灯。豆炭の入ったこたつがありがたい。

2日目: 朝食をたっぷり食べて出発!今日の標高差は610m。野天風呂の脇を通る。聞くところによると昨日同泊した男性は野天風呂に入ったそうな。今年の雪の量なら確かにここまで来られそうだけど寒いでしょうねぇ。さて、どんどん標高を上げていく。陽がさしてきて温かい。途中一回の休みを挟み夏沢峠へ。ここを超えると樹林の中とはいえ稜線に出て、風も冷たくなる。樹林帯を抜けると石と岩と雪の世界だ。視界が開ける。御嶽山が大きい!大キレットもはっきり!途中で中に1枚着込んで山頂を目指す。ケルンがいくつか見える。顔が少し冷たいが耳を覆えば大丈夫なくらい。祠が見えてきた。いよいよ山頂だ。360度の絶景!北アルプスも中央アルプスも南アルプスも見える。浅間山、遠くに白馬三山、妙高とかも見えているのかな。赤岳は真正面に凛々しく、雪のない蓼科山はおもちゃみたいだ。いつもは風の通り道の硫黄岳ではあるが、今日は大した風もなく穏やか。絶好のコンディション。厳冬期とは思えない雪の少なさではあったが、そのおかげでここまで来られたのかも。リーダーに、お天気に、みんなに感謝!下山はどうしてこんなにも楽なのでしょう。あんなに苦労して登ってきたのに、あっという間に夏沢峠。20分の休憩を取り、下山開始。沢の横を下る。オーレン小屋、夏沢鉱泉を超え桜平へ。タクシーは桜平から少し下ったところで待っていてくれた。ひと安心。アイゼンさんご苦労様。帰りに河原温泉河原の湯で温まり、併設されている食事処かわらで反省会。お勧めです。三鷹帰着19時過ぎ。今回の山行はリーダーが風邪をこじらせたまま敢行してくれました。サブリーダーのサポートのもと足並みがそろい、春を感じる冬山山行でした。皆様に感謝です。(H.M.)

 

 

 

大キレットと槍ヶ岳

 

<実施日>2月23日(土)~24日(日) <参加者>9名 
<コース>1日目 三鷹発7:30→みどり池入口11:00→休憩(昼食)11:40/12:00→
         しらびそ小屋13:05/13:15→休憩14:00→本沢温泉14:45
     2日目 本沢温泉7:20→夏沢峠8:35→硫黄岳9:45/10:10→
         夏沢峠10:40/11:00→オーレン小屋11:15→夏沢鉱泉11:45→
         桜平ゲート12:15→桜平下の駐車場13:07
<天候>2日間とも晴

2019年04月06日

2018年会山行 四阿山~根子岳

~むさしの山の会会報「やまびこ」7月号から~

 

三鷹駅からジャンボタクシーで菅平高原に向かう。渋滞もなく快適なドライブ。運転手さんは山にお詳しいようで、以前に根子岳から四阿山へ歩いたお客さんが滑落したことがあったというお話を聞きビックリ!気を引き締めた。予定より早く菅平高原駐車場に到着(入山料一人\200)し、身支度を整えて出発。菅平牧場を歩いているだけで右手には北アルプスの山々や槍の先が見え、新緑がとても気持ちがいい。
登山口からしばらくはなだらかな道を、楽しくおしゃべりしながら歩いていく。山桜や山ツツジは咲き始めでまだ蕾も多く、ダケカンバとクマザサが美しい。登山道は歩きやすいが、日差しを遮るものがなく、風もないのでとても暑かった。ここは夏だと暑すぎて不向きかもしれない。渓流にかかる木橋を渡り、ダケカンバの林をぬけると途中視界が開け、素晴らしい風景が広がっている。振り返るとかなり高度を上げたことを実感する。キラキラと白く光るのはレタス畑だとメンバーの方が教えてくれた。
中四阿に到着。ここまできてやっと四阿山の山体が見える。麓を眺めながら昼食をとる。まだまだ登りが続くので腹八分くらいにセーブ。その後ひたすら上っていくと分岐があり、荷物を置いて15分くらい歩くとやっと山頂に着いた。360度の雄大な眺望。あれが浅間山だよ、と教えていただき、眺めの素晴らしさに感激した。でも、朝見えていた遠くアルプスの山々は霞んでいる。あつい雲がかかりはじめ、ちょっと気がかり。根子岳を見下ろすと雪が少しだけ残っているのが見えた。
休憩を早めに切り上げ、根子岳へ向けて下山。この下山道はかなりの急勾配で岩と木の根っこが複雑に絡みあっており歩きにくい。リーダーから「転ばないように」との注意あり、一歩ずつ慎重に下りていく。下り終わってほっと一安心。先ほどいた四阿山を見上げ、これから登る根子岳を見ると一面のクマザサが美しい。皆しばらく足を止めて見とれていた。
ここから笹原を登り、高度を上げていくと大きな岩稜が次々と出現、岩稜の間を登りきれば根子岳山頂の祠がある。曇りでちょっと残念。風が強まり、小さな竜巻が走る、という珍しい光景が見られた。下りはしばらくガレ場があり、その後は緩やかな下山道。眼下に西日でキラキラ光る牧場の展望を楽しみながらダケカンバの中を歩く。普段は暗い樹林帯を黙々と下ることが多いのだが、今回はサンサンと輝く青空の中、心躍るような気持ち良い下山だった。最後に整備された階段を降りると、運転手さんが「おかえりなさい。時間ぴったりですね。」と満面の笑みで迎えてくださり、とてもうれしかった。
3月に来られた方々は眺望が残念ということでしたが今回初めてきた私は美しい山を十分感じることができ、また来たいと思う素晴らしい山行でした。帰り道に食べたソフトクリームのおいしかったこと! ありがとうございました。(T.N.)

 

 ↑花の百名山 根子岳山頂

 ←四阿山登山口


<実施日>5/26(土) <参加者>9名 <コース>三鷹駅北口発6:00―菅平高原駐車場9:33―中四阿山登山口9:38―10:52小四阿10:59―11:42中四阿(昼食)12:06―13:36四阿山・根子岳分岐13:43―13:08四阿山13:17―14:31大スキマ―15:11根子岳15:23―東屋16:26―16:47菅平牧場登山口―20:30三鷹駅 <天候>晴
2018年08月10日

2018年会山行 大島三原山 大島桜を求めて

~むさしの山の会会報「やまびこ」5月号から~

 

早朝、竹芝桟橋に集合。快晴だが波浪警報のため、大島への高速ジェット船は引き返すかもしれないという条件付きの船出となった。8:20定刻に出港。東京湾域から出たころから波が荒くなり、一時は高速船の安全装置が働き、エンジンが自動停止するほど。20分遅れで元町港から岡田港に変更して着岸。地面に足が着いた時にはホッとした。
民宿のバスで大島椿、大島桜、大島つつじなどが咲く海岸遊歩道へ。「椿トンネルバス停」から左手に入り、海岸線沿いに大島公園まで約1時間10分の行程。椿や桜は残念ながら時期を過ぎていたが、ウラシマソウ、シチトウスミレ、ホウチャクソウ、サルトリイバラなど花の名前を教えてもらいながら歩く。大島公園に到着し、昼食後入園無料の動物園へ。溶岩を生かした猿島ゾーンなどがあり、ワオキツネザル、レッサーパンダ、ロバ、ラマなど。園内でエサを与えることもでき、心が癒される動物園だ。その後、特別天然記念物で樹齢800年以上と言われる「桜株」まで鬱蒼とした樹林内を往復。元町の民宿到着後は、海沿いの露天風呂「浜の湯」でくつろぐ。広い湯舟からは蒼い海の向こうに伊豆半島の山々を望むことができた。

   レッサーパンダ/ウラシマソウ            三原山温泉から
   海岸遊歩道から/椿園で



翌朝、晴れているが強風で肌寒く感じる。元町港から大島バスにて三原山頂口へ。外輪山あたりから眺める三原山はとても美しかった。道の左右にある溶岩流の残骸やその間に咲く花を眺めながら平たんな道を30分ほど歩く。上りに差し掛かるあたりから風が強くなった。「お鉢まわり」入り口に到着。大きな溶岩の塊は1986年噴火の溶岩流らしく、ダイナミックな火山活動の痕跡を体感しながら火口の周りを左回りに約一周する。火口周辺には所々噴気が立ち上るのが見えた。火口展望台、三原新山を経由し約1時間余りかけて踏破。モーレツな風をものともせず、たくましく歩く会の皆さんの姿には、経験の豊富さに裏打ちされたものと感じた。山頂(758m)で写真撮影。裏砂漠ルートに入り火山礫でザクザクしている道を下り三原山温泉方面へ。標高が下がると共に風も弱まり再び春の陽気に戻りひと安心。裏砂漠から見る三原山もまた美しい。途中、大島桜が群生している所があり、たくさんの花が残っていたのでカメラに収める。三原山温泉大島温泉ホテルに到着後昼食。希望者は温泉入浴。露天風呂から眺める大島桜、三原山が美しかった。岡田港から出港。復路は強風も治まっており快適な船旅となった。(T.K.)











      三原山噴火口              山頂付近で記念撮影


<実施日>4/7(土)~8(日) <参加者>16名 <コース>8:20竹芝桟橋→10:25大島岡田港→11:00椿トンネル→(海浜植物群生海岸遊歩道)→12:10大島公園(昼食)→14:10サクラ株往復→バス→15:50民宿(宿泊)翌8:00民宿→8:30元町港→バス→9:00三原山頂口→11:00三原山(山頂)→12:20三原山温泉大島温泉ホテル(昼食)→バス→16:10岡田港→17:50竹芝桟橋 歩行合計 1日目約3時間 2日目3時間20分(含む休憩時間)<天候>晴

2018年05月30日

2018年会山行高尾山、早春の草花

~むさしの山の会会報「やまびこ」5月号から~

 奥高尾のすみれなど、早春の草花の鑑賞を目的としたソフト山行。CLは高尾山のベテランガイドのTさんである。メンバーは小生を除いて皆さん花の達人、花のハンティングの始まりだ。
 高尾駅でリーダーからこの日のための自作のガイド資料が手渡される。道順に予想される花の名前がずらり、もちろん、花ごとの一言ウンチクも満載。
 高尾駅から小仏行きのバスに乗り大下(おおしも)BSにて下車、まずは木下沢梅林を外から鑑賞、続いて旧甲州街道を少し戻って日影沢沿いの道に入る。ここから城山までの日影林道が本日の花のメインディッシュだ。いただいたガイド資料から花の名前だけ列挙しよう。
《木下沢梅林とその周辺》
・タネツケバナ、カキドオシ、ヤマコウバシ、カツラ










  「木下沢梅林」…既に「送梅」の頃    ヨゴレネコノメソウ…ネーミングに同情の声多数

《旧甲州街道》
・フサザクラ、アブラチャン、カタクリ、ショウジョウバカマ、セツブンソウ、エンレイソウ、アズマイチゲ、シュンラン、ヤマエンゴサク、ニオイカントウ
《日影林道》
・フユザンショウ、キクザキイチゲ、アオイスミレ、ユリワサビ、サイカチ、ノブキ、リュウノヒゲ、ニリンソウ、フサザクラ、シロミノアオキ、アオイスミレ(再)、ミミガタテンナンショウ、ヨゴレネコノメソウ、タゴガエル(これはカエルの名)、ネコノメソウ、コチャルメルソウ、サイハイラン、キブシ、エイザンスミレ、センボンヤリ










  エイザンスミレ(葉っぱを見れば分かる)    ヒナスミレ(葉の付け根に特徴=湾入 有り)

《城山~》
・ヒナスミレ、ホオノキ、アオイスミレ











  小仏城山での食事風景           ナガバノスミレサイシン


《もみじ台南巻き道》
・カントウミナミカタバミ、ナガバノスミレサイシン、ニオイタチツボスミレ、コブシ、エイザンスミレ
《5号路南》
・シロミノマンリョウ、ツノハシバミ











ダンコウバイ…5号路とふじ道の分岐       ヤマルリソウ…有喜苑の南斜面
《ふじ道》
・ダンコウバイ、ヒナスミレ、シュンラン、シキミ、マルバスミレ
《1号路》
・ナガバノスミレサイシン、ヤマルリソウ、コバノタツナミソウ


  小仏城山にて天狗を囲んで

     シュンラン…十一丁目茶屋前

 この資料には花の名前と解説に加えて、道の右側、左側の情報まで入っている。そして道順をたどって歩けば、ほとんどその通りの花と出会えるのである。まことに「恐れ入谷の鬼子母神」としか申し上げられない。花をめでる気持ちの賜物なのでしょう。「花しらず」の小生は感じ入るばかりだ。
 とてもすべての花を覚えきれないが、演歌で「少し遅れて咲く花を」と歌われているニリンソウ(二輪草)が本当に遅れて咲いているのが見られたこと、エイザンスミレの可憐さに不調法な小生も感じ入ったことを我が成果としたい。打ち上げでも花談議の花が満開でした。(Y.O.) 
<実施日>3/24(土) <参加者>10名
<コース>9:25大下BS→9:35木下沢梅林→10:25日影沢園地→(日影沢林道)→12:00小仏城山(昼食)12:35発→12:55一丁平→13:35高尾山頂下分岐→13:50薬王院→15:05高尾山駅
歩行合計6時間弱(含む休憩時間)<天候>晴

2018年05月22日

2018年会山行編笠山(2524m)

~むさしの山の会会報「やまびこ」3月号から~

 1月14日(日)、三鷹駅を早朝5時に自家用車2台に分乗し出発。渋滞の無い中央道を快適に飛ばし、2時間のドライブで登山口の富士見高原駐車場に着く。マイカーならではの快速アプローチだ。身支度を整え7時半には出発する。気温は登山口でマイナス8度と低く、冷気で全てが凍りつく世界。編笠山へは八ヶ岳の裾野の針葉樹林帯に縫われた一本道を行く。林道を2本またぎ左に西岳への登山道を分ける。風も無く澄んだ青空が広がり肌にあたる冷気が心地よい。日差しが増すにつれ寒さも緩み、鳥のさえずりも始まり、森が息をふきかえす。道は緩やかな勾配をもつように描かれとても歩きやすい。シラビソの鬱蒼とした森の中、息を切らすことも無く気持ち良く高度を稼いでいく。左手の西岳の尾根が高度を教えてくれる。
 3時間ほど経ち、単調な登りにもそろそろ飽きてくる頃、前方の視界が少し広がったかと思うと唐突に森を抜け出し広々とした岩塁帯に飛び出す。岩がゴロゴロとしてその上に雪が中途半端に付着していやらしい。アイゼンを付けた足が取られないようにやさしいルートを探していく。この岩塁帯は山頂直下の百メートルほどであるが、ルート探しに手間取り意外と時間を費やす。いつもは吹きさらしの場所で素早く抜けたい箇所だが、今日は風が弱いのが幸いした。足の速いメンバーは正午登頂。ゆっくりのメンバーも15分ほど遅れて登頂。全員登れて良かった!山頂から北に広がる南八ヶ岳の峰々は純白の衣装をまとい神々しい。雲ひとつ無い快晴。
 風を避けて山頂から少し引き返した岩塁帯の途中足場の良いところで大休止。正面に釜無川の圏谷を挟んで甲斐駒ヶ岳の勇姿が望まれる。おなじみの富士山はもとより中部山岳連山総なめの大パノラマは心踊るような至福のひと時を与えてくれる。下りは再び往路をたどる。快調に歩を進め2時間半ほどで愛車の待つ駐車場に降り立った。(T.S.) 
<実施日>1/14(日) <参加者>10名
<コース>5:00三鷹駅-7:35富士見高原駐車場(登山口)出発…12:00編笠山山頂…
…15:30富士見高原駐車場着 歩行合計8時間(含む休憩時間)<天候>快晴

     

                                                     

 

                     

        

2018年03月14日

2018年新年山行











竜ヶ岳
                                    雄大な富士山






                       白玉お汁粉



今年もよろしく                          本栖湖

〇2017年の新年山行、13日(土)に本栖湖の南の竜ヶ岳に行ってきました。
大型の借り上げバスに38名が乗車し竜ヶ岳登山口から3グループに分けて往復しました。アイゼンを用意しましたが積雪はありませんでした。天気は快晴で富士山を見ながら頂上では白玉のお汁粉を作りました。

例年新年山行は大型バスで富士山近辺の山に出かけています。

 

2018年01月14日

2017年夏山集中トレーニング

 
















 奥穂山荘から              ザイテングラートから吊屋根を望む







 河童橋のソフト組        岩稜チャレンジハード組   大部隊のレギュラー組

〇2017年の夏は上高地の涸沢-奥穂高岳で夏山集中トレーニングを行いました。
ソフト組:8/10木夜‐12土、上高地バスターミナルから涸沢ヒュッテ往復
レギュラー組:8/10木夜-13(日)、バスターミナル-涸沢ヒュッテ-奥穂山荘-奥穂高岳
ハード組:8/10木夜-13(日)、涸沢ヒュッテ‐北穂高岳-涸沢岳-奥穂山荘-奥穂高岳-前穂高岳
3組総勢32名が参加。山の日を含む3連休で穂高は大変な混みようでしたが好天に恵まれそれぞれ夏山を満喫しました。レギュラー組では10名が初めて奥穂高山頂を踏むことができました。

 

2017年08月13日