会山行再開について(2020.6.29更新、2020.10.8追記)

 

むさしの山の会では登山再開に向けたガイドラインを作成し、ガイドラインに沿った会山行を再開していますが、上部団体によるガイドラインの改訂を契機に当会のガイドラインも見直しました。

今後はこちらのガイドラインに沿って対応をさせていただきます。
下記のガイドラインをご一読いただき、安心・安全な登山をしていきましょう。

(2020.10.8追記)ガイドラインをベースに実態に即して柔軟に対応することとし、リーダーの判断に任せる。


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登山再開に向けたガイドライン(6月24日改訂)

5月25日に、政府は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の全面解除を発表しました。これに伴い、他の社会人山岳団体には徐々に活動を再開する動きがみられます。当会は、緊急事態宣言を受け5月中は会山行を中止し、6月以降の山行についてはリーダーの判断に委ねてきました。宣言解除を踏まえ、山岳四団体からも山岳スポーツ再開にむけて基本的なガイドライン(指針)が示されました。
当会としても、登山活動再開を図るべく山行推進委が中心になり新たなガイドラインを作成しましたので以下に提案いたします。これを持って当面の会山行計画の指針と致したく。

目的:
○ コロナ感染が続く中、会山行再開を図る上で、山行を企画する会員に計画づくりの手引きを提供する。
○ 登山中の感染リスクを高める3密の回避を図る。
○ 医療崩壊につながる遭難や登山中の怪我のリスク低減を図る。
参加人数
○ 一つの会山行の参加人数はおおむね10人までとする。但し、参加者が5名を超える場合は、2班に分班を分けることによるリスクもあるので、班分けするかどうかはリーダー判断に任せる。
計画立案:
○ 山行は安全且つ無理のない計画にする。日帰り登山でも歩行時間を昭文社の正味コースタイムでおおむね6時間程度までを目安とする。 
○ 特に再開後すぐの山行は、長期の自粛で体力が衰えているので、無理をせずソフトから始めるのが望ましい。
○ 自粛期間中の登山道の荒廃、林道や駐車場の閉鎖なども考えられる。現地の状況について十分な下調べをする。
○ 登山者が集中するような人気のある山やルートを避ける(人気のある山でも比較的静かなルートを選ぶ、開催日を混雑しない日にするなどの工夫をする)
準備:
○ 感染が疑われるような体調不良(平熱を超える発熱、悪寒、倦怠感、息苦しさ、咳等)での登山は控える。参加者は当日出発前に検温し平熱であることを確認する。リーダーは参加者の体調確認をする。また重症化につながる持病・疾病等がある場合は参加を慎重に判断する。
○ 入山後にコロナ感染発症すると命に関わり、救助隊、医療機関に多大の迷惑をかけることになる。これから夏を迎え熱中症のリスクも出てくるので、体調に懸念のある場合は無理をせず参加を控える。
○ 装備は、マスク・消毒液などの感染対策アイテム携行のほか、救急用品の充実、熱中症対策など十分考慮する。
アプローチ(登山口までと下山後):
○ 登山口までの移動手段に特に制限は設けないが、3密を避ける為の工夫をする(マスクの常時着用、混雑する時間帯を避ける、平日開催、現地集合など)
○ また、山域内での寄り道は極力避ける。また下山後は、温泉、打ち上げなども控える。 
登山中:
○ 登山中、マスクを持参し必要に応じて使用する。マスク着用時は、熱中症及び脱水には十分留意する。
○ 歩行中・休憩中は2m以上の間隔を空ける(ソーシャルディスタンス)、食べ物の交換や集合写真の撮影を控えるなど、感染リスクにつながる接触回避に努める。山頂など登山者が集中する箇所での他パーティとの密接に注意する。
個人山行:
○ 個人山行についても、本ガイドラインに沿った山行を推奨します。

6月10日に日本山岳・スポーツクライミング協会のアップしたガイドラインは以下の通りです。
https://www.jma-sangaku.or.jp/information/detail.php?res_id=1591866838-909647

6月19日に日本山岳会のアップしたガイドラインは以下の通りです。
https://jac1.or.jp/event-list/corona/202006198350.html

宣言解除されたものの再び感染が拡大する懸念があります。感染の再拡大で国や自治体が再び自粛要請を強化した場合は、ガイドラインを見直すか山行中止にする可能性もありうる。その場合は、執行部より速やかに展開させていただきます。

 

2020年10月08日