巻機山 米子沢
上越を代表する美渓 巻機山の米子沢を遡行した。高巻きを強いられるのは前半の40m大滝ぐらいで、それ以外は直登できる滝ばかりである。途中5m程度の傾斜の急な滝で水流際を行く際にロープを使用したが、それ以外は気合と度胸でロープを使わずに登った。前半は落差5mから10mぐらいの豪快な滝が次から次へと現れる。後半はゴルジュ帯の連瀑を抜け、クライマックスは幅の広い大きなスラブ状のナメ(写真)。陽光を浴びながら明るく広いナメを行くのは実に爽快だ。このナメを終えると穏やかな小川となり巻機避難小屋につめるのだが、沢から小屋へ通じる踏み跡を見落とし巻機山頂上直下の登山道まで登ってしまった。前日深夜まで雨が降り続いたせいか、水量が多くまた岩も濡れて滑りやすい部分が多く、その分遡行は難しかったかもしれない。米子沢遡行6時間、下山2時間 計8時間の行程でした。(T.S.)
<実施日>9月23 <参加者>2名
<コース>桜坂P-米子沢-避難小屋-井戸尾根-桜坂P