蓼科山
今冬最初の冬山山行は蓼科山に登りました。本格的な冬山は初めてというメンバーもいたので、女の神茶屋から樹林帯の一本道を登る無理の無いルートを選びました。標高差は800メートル。登山口からカラマツ林の中を、熊笹に覆われた急斜面を登ります。一旦は平坦な道になりますが、すぐにシラビソの樹林帯の急登になります。時々木の間越しに八ヶ岳の広い裾野とその向こうに南アルプスや中央アルプスが遠望できます。樹林帯を抜けて岩塁帯に出ると山頂はすぐです。ここで猛烈な風の歓迎に合います。滑りやすい岩場を風に煽られながらフラフラと切り抜けると頂上小屋が現れます。気温はマイナス10度ですが、風速20メートルの烈風のおかげで体は凍えそうでした。ガスのおさまる瞬間、雪化粧した北アルプス北部の後立山連峰が望めました。あまりの寒さにゆっくり景色を楽しんでいる余裕も無く、記念撮影を終えて逃げるように頂上を後にし帰路につきました。(T.S.)
<実施日>12月16日(日)<参加者>9名
<コース>女の神茶屋から往復