大台ヶ原・大杉谷

吉野熊野国立公園大台ケ原から秘境大杉谷を下り七つの滝を訪ねた。1日目は車での移動前泊。2日目は日出ヶ岳より大杉谷中程の桃ノ木小屋へ投宿。3日目は参加者のうち2名は大台ケ原へ戻り車を回送(深謝!)、残る 4名は大杉谷の終点を目指すという行程。
 日出ヶ岳山頂より360度の眺望を堪能し大杉谷へと向かう。谷沿いの苔むした道は滑りやすく細心の注意が必要で鎖を頼りに慎重に進む。小さいアップダウンも重なり予想以上に難儀を強いられる。しかし忽然と現れる滝に出会えた時の感動は大きく、そのスケールの大きさに圧倒される。流れ落ちる水の豊かさ、碧の滝壷の深さ、ダイナミックな姿の美しさに息を吞んだ。桃ノ木小屋を後にすると嵓(グラ)とよばれる大岩壁がそそり立ち、神秘的な淵を作り出している。天空から落差160mで降り注ぐ千尋滝を探勝し、蝉の声がせわしく感じられる頃に終点大杉峡谷登山口に安着。その後、回送の2名と合流し無事を喜び合った。
(Y.O.)

 

<実施日>8/2(日)~4(火)  <山行参加者>6名

<コース>大台山上駐車場―日出ヶ岳―大杉谷―桃ノ木山の家―大杉谷―大杉峡谷登山口

2020年08月07日