四国百名山 石鎚山・剣山
4/28(日) 東京を出発し初日のうちに石鎚山に登る計画である。ロープウェイを利用して一気に山頂成就駅まで。石鎚山は山頂までに険しい鎖場が四か所ある。すべて巻くことができるが木の階段がほとんどでけっこう疲れる。鎖場はまるでロッククライミングのようで足場が少なく長い。しかもかけられている鎖が見たこともない太くて重い鎖。自分はあっさり巻き道を選択。他のメンバーは一の鎖に果敢にチャレンジして登り通したが、鎖はこれで満足と二の鎖、三の鎖は巻く。二の鎖はそっくり返るようにオーバーハングしていて一部凍結していた。弥山から石鎚山最高点の天狗岳へも両側切れ落ちていて結構怖い。慎重に往復して小屋の前で円陣を組んで登頂を喜んだ。小屋はまだ山開き前で食事はないがお湯と水は用意してもらえる。持参した食料でささやかに乾杯したあと、スペース確保のために作られたのであろう細~い布団で就寝。オープン前のせいか宿は空いていた。
4/29(祝) 石鎚山下山後、剣山に登ったことのある2人と別れ、3人のメンバーで見ノ越から剣山頂上ヒュッテを目指す。今回の山行中一番の悪天候で雨と風に打たれながら忍の一文字で歩を進める。濡れねずみになった私たちを小屋のスタッフは「受付は後でいいからまずは着替えて身体を温めて。」と乾燥室に案内してくれた。とにかく最初から最後まで親切な気持ちのいい小屋だった。食事も美味しいし部屋も清潔な個室。お風呂まである。剣山は前日の石鎚山とは対照的な一面笹原に覆われたたおやかな山容だ。丸石避難小屋から奥祖谷かずら橋へ下る道は素晴らしい渓谷美。一部道が崩落している箇所や渡渉もあるが気を付けて歩けば大丈夫。ぜひおすすめしたいコースである。(N.Y.)
<実施日>4月28日(日)~30日(火) <参加者>5名
<コース>(石鎚山)山麓下谷→山頂成就→八丁坂→夜明峠→弥山→天狗岳→石鎚神社頂上山荘(泊)復路は往路を戻る
(剣山)見ノ越→西島→剣山頂上ヒュッテ(泊)→剣山→次郎笈→丸石避難小屋→国体橋→奥祖谷二重かずら橋