雨飾山(山田旅館泊)

早朝出発し、陽が上がり切る頃には、すでに汗ばみ始める。その頃には急登が続き、ガレ場あり、ロープ設置あり、ハシゴありで、息を抜けず、息が上がる。アップダウンが激しくなるそんな中、荒菅沢に降り立つと雲の合間に雨飾山頂が覗かす。中間地点だ。ここから笹平までの道も険しかった。岩場があり、平坦な道は少ない。ようやく笹平到着。文字通りの笹が生い茂り平坦な場所が続く。笹のおかげで足元が見づらく、朝露が衣服を濡らす。そして、この道が女神の輪郭を形作っているとは登頂まで理解できなかった。この道こそが『女神の横顔』そのものなのだった。それまでの苦労を補って余りある360°大パノラマ。糸魚川市の町や港が広がり日本海までにおよび、一方では北アルプスの山々を一望できる大絶景。憧れの槍ヶ岳までが見えたのだった。最高の夏山締め括りになった。(M.M)

 

<実施日> 9/24(日)〜25(月) <参加者> 6名
<コース> 雨飾山高原登山口→荒菅沢→笹平→雨飾山→笹平→荒菅沢→雨飾山高原登山口
2023年09月25日