立岩荒船山縦走

 西上州の岩山を巡る山旅の一環で、晩秋の立岩とその北方に鎮座する荒船山をつなぐルートを縦走した。立岩は日本一過疎の進む群馬県南牧村の中央を東西に流れる南牧川の最奧にある岩峰で、山頂の西側に絶壁を構えている。山頂の稜線に飛び出す直前には急な岩壁の鎖場がある。また西立岩から威怒牟畿(いぬむぎ)不動の分岐までは左右の切れた痩せた稜線を何箇所か鎖やロープに頼りながら通過する。その後は幾つかのピークを越えながら尾根を進み荒船山最高点の経塚山に達する。後半はなだらかな荒船山の頂上台地を横切り断崖絶壁の艫岩(ともいわ)を右に見ながら内山峠へ踏みならされた道を降りていく。全行程11.4kmで6時間を要した。前半はスリリングな岩道歩き、後半は草原台地の荒船山頂を仲間と語らいながらの漫歩。紅葉に彩られた山並みの鮮やかな景色を堪能しながら変化に富んだ山歩きを楽しむことができた。 (T.S.)

 

<実施日>11/17(日)  <山行参加者>9名

<コース>星尾峠登山口-立岩-荒船山-内山峠登山口

2019年11月20日