甲斐駒ヶ岳鋸岳縦走

 梅雨の晴れ間をついて甲斐駒ヶ岳・鋸岳を縦走してきた。無理な行程を避けるべく、南アルプス林道の起点にある仙流荘に前泊。翌朝今シーズン営業開始したばかりの林道バスを使って北沢峠に入山。初日は、仙水峠を経て甲斐駒ヶ岳に達し、六合石室の無人小屋に宿営。翌日は早朝から鋸岳の稜線を数々のピークを超えて第一高点まで辿り、角兵衛沢を下り戸台川の河原伝いに戸台大橋に帰還するロングルート。南ア唯一の岩稜バリエーションルートは、ルートファインディングの難しさ、アップダウンの激しさ、長く傾斜のきつい鎖場、そして蟻地獄のような角兵衛沢の長い下りがあり、総合的に見て難度の高いルートにしている。幸い2日間を通じて良好な天気に恵まれ、大きくルートを外すこともなく踏破することができた。13時間に及ぶ行程を歩き通し戸台にたどり着いた時の達成感はひとしおであった。(写真:縦走のハイライト:鹿窓の通過)(T.S.)

 

<実施日>6/21(金)22(土)  <参加者>3名

<コース>北沢峠—仙水峠—甲斐駒ヶ岳—六合石室−鋸岳—角兵衛沢—戸台

2019年06月29日