日和田山

 街の桜はもう散り急ぎましたが低山は今が花盛り、秩父の山をめぐる会山行です。西武秩父線、飯能から4つ目の東吾野駅に集合。吾那神社の奥の登り口から北向きに尾根を登ります。最初はけっこう急登の山道をたどり、少し汗をかいた頃に橋本山のピークへ到着、秩父の山々の展望がひらけました。そこからアップダウンの道を次の目標の「ユガテ」に向かいます。「ユガテ」?どうも「湯ヶ手」と書くようで昔、湯が出たような言い伝えがあるようです。ついてみるとそこは民家が2軒ほどあって、今も人が住んでおられる隠里のようなところ。桜やツツジが咲きほこり「桃源郷」という言葉が浮かぶいい雰囲気の里でした。
そこから先は東に進路を取って北向き地蔵から、物見山、奥武蔵自然歩道に合流して高指山、日和田山と小ピークをたどりました。日和田山の頂上には人の背の倍ほどもある立派な宝篋塔がたっていましたが、何と享保十年の日付があります。8代将軍吉宗の時代ですね。
日和田山から南に降りると巾着田があります。散策して桜と菜の花を楽しみました。
天気も良く花も楽しめるいいハイキングとなりました。リーダーのAさんは初リーダーでしたが、よく練られたコース設定ときわめて正確な時間管理に参加者一同感心しきりでした。
(Y.O.)

 

<実施日>4月3日(土) <参加者>18名
<コース>東吾野駅-吾那神社-橋本山-ユガテ-物見山-日和田山-巾着田-高麗駅
2021年04月03日