大源太山

 大源太キャニオンの旭原から大源太山、七ツ小屋山、シシゴヤの頭を経て旭原に戻る周回コースにチャレンジしました。長い道のりなので越後湯沢に前泊し早朝5時に旭原から登山開始。心配された北沢の渡渉は水量が少なく難なくクリア。渡渉が終わると大源太山に向けて弥助尾根に取り付く急登が始まります。ブナの原生林の急坂を喘ぎながら登ります。夜露に濡れた矢車草の群生に出会いました。上部を見上げても霧に包まれ山容がわかりません。高度を上げるにつれ西風が強まります。高度千二百米を超えると木の背丈が低くなり尾根も痩せて岩場が連続します。西風が更に強まり歩行バランスを保つのが大変です。強風と闘いながら岩を攀じり藪を掻き分けること1時間。突然大源太の明るい山頂に飛び出しました。不思議な光景なのは、上空は青空が覗いているのですが、足元は猛烈な風に乗ったガスが乱舞するのです。この風で稜線を更に進むのは危険と判断し引き返すことに。上越のマッターホルンは極めてもその勇姿は拝めず。でも谷川連峰分水嶺の猛風は良い経験になりました。次回また来ます。(T.S.)
(写真:大源太山頂よりガスの掛かる稜線を望む)

<実施日>6月10日(日)   <参加者>4名

<コース>旭原—大源太山—旭原

2018年06月11日