宗四郎山

 上州の岩山を巡る山旅シリーズの2回目で目指した山は、両神山から北西に派生する県界尾根の上にあって、烏帽子のような三角すいの尖った形状のピークを持つ宗四郎山である。群馬県の上野村からアクセスし、野栗沢温泉の先にある赤岩橋でタクシーを捨て、赤岩沢沿いの道を登り赤岩峠で県界尾根に立つ。峠からいくつもの小ピークを超えて最後にロープの張られた岩を攀じると狭い宗四郎山の頂上に辿り着く。一旦山吹峠に下りそこから焼山へ胸突き八丁の登り返し。その先で県界尾根に別れを告げ右手に大山の岩峰をかすめて天丸橋へ沢筋を下降する。8時間を超えるロングコースではあったが参加9人の足並みも揃い日没までに下山口の天丸橋に降り立つことができた。マイナーなルートだけに道も所々不明瞭な上、冬枯れのこの時期、落ち葉の下に隠れた石や木の根に足を滑らせないよう気を使った。終日快晴で風もなく静寂と冷気に包まれた奥深い山の魅力を楽しむことができた。(T.S.)

 

<実施日>12/1(日)  <山行参加者>9名

<コース>赤岩橋登山口-赤岩峠-宗四郎山-天丸橋下降点-天丸橋登山口

2019年12月05日