白毛門

 谷川岳の湯檜曽川を挟んで東に位置する白毛門(標高1720m)に登ってきた。土合駅の先の登山口からの往復である。年の瀬にもかかわらず雪は少なく積雪は上部半分だけ。雪が少ないためアイゼンでの歩行は露出した木の根や岩に爪を引っかけまいとかへって神経を使う。標高1484mの松の木沢の頭からは視界が開け、正面に見える白毛門山頂を目指して急な雪稜を攀じていく。お昼過ぎ山頂にたどり着いたが、あいにく雲が低く垂れ込めて期待していた朝日岳方面の眺望は得られなかった。それでも、湯檜曽川の谷の向こうに立ち上がる一ノ倉沢の険しい雪壁を終始眺めることができたことは、もともと好天を当てにしたいなかっただけに、幸いだった。登り4時間下り3時間半の行程であった。(T.S.)

 

<実施日>12/22(日)  <山行参加者>9名

<コース>土合登山口-松の木沢の頭-白毛門-松の木沢の頭-土合登山口

2019年12月22日