笠取山

 登りから下山まで雲一つなく、風もなく、爽やかなすばらしい秋山日和でした。登山口からヤブ沢峠までは蒼穹の下、清流のせせらぎを聞きながら、紅葉の木々の間を誠に気持ちよく「源流の道」を歩いた。笠取小屋で小休止。小屋でコーヒーを飲みたかったが平日なので閉まっていた。小屋前からの大菩薩嶺と富士山の眺めがすばらしい。20分ぐらいで「小さな分水嶺」(多摩川・富士。川の分水嶺)、広々とした草原地帯、気持ちのいい場所、寝っ転がって昼寝でもしたくなる。ここで富士山、甲武信岳、これから登る笠取山などを眺めなら昼食を取る。山頂までは一直線の急登。山頂からの展望もよし。展望を楽しんだ後、山頂から南側少し下の次のスポット水干(みずひ)へ。水干までは岩場が続き少しやっかい。多摩川の水源があり、「東京湾まで138km」と書かれた看板。多摩川の最初の1滴がここから染み出し、流れていると思うと感慨深いものがある。小屋からはミズナラの紅葉が美しい一休坂コースを取ったが紅葉の見頃は一週間後ぐらいか少し早かった(昨年10月29日に登ったがこの時は感嘆すべき色合いの紅葉でした)。秋の日暮れは釣瓶落としと言われ陽が沈むのが早い。いい天気にも助けられ、全員のピッチも調和し予定よりずいぶん早く下山出来た。山を歩きながら、「いい天気だね!」、「いい山道だね!」と何回発したことか。すばらしい秋山登山を満喫しました。(Y.M)

 

<実施日>10/20(木) <参加者>9名
<コース>作場平口〜ヤブ沢峠〜笠取小屋〜笠取山〜水干〜笠取小屋〜一休坂〜作場平口
2022年10月20日