巻機山

 平成最後の登山は早春の巻機山でした。井戸尾根のほぼ夏道に沿ったルートを往復です。桜坂付近の残雪の上に咲く桜は趣きがありました。道は最初から雪の上です。トレースを頼りに高度を上げていくと雪も徐々に深くなります。前日に降った雪のため純白の雪景が広がります。樹林帯の急登を終えると5合目付近で尾根に出ます。尾根伝いにブナ林を抜けて尚も登ると広々とした雪原に飛び出します。大雪原を抜け笹原の急登の先、クラストした斜面を這い登るとニセ巻機です。このピークに達すると正面に純白の衣装をまとった巻機本峰を望むことができます。(雪で埋まった)避難小屋のある鞍部へ一度下り、そこから広い雪の斜面を登り返すと山頂です。午前中の雲はどこかへ消し飛んで、広い青空が広がっています。山頂からの眺望は息を飲む素晴らしさで、谷川連峰、越後三山、尾瀬・奥只見の名峰群を飽かず眺めながら登頂の喜びを噛みしめました。(T.S.)

 

<実施日>4月28日(日)  <参加者>8名

<コース>井戸尾根から巻機山往復

2019年05月02日